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「場当たり」政府の経済対策
- 1 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/11/30(木) 16:09
- もうキレそう。銀行の「持ち合い株」売却に、何で政府が介入する
必要があるのか?。しかも、「株価のテコ入れ」と称して。ちゃんと
長期的スパンで経済を考えていますか?。「選挙まで持ちゃあいい」
と思ってませんか?。政府殿?。
ひょっとして、「ペイオフ解禁」が2002年4月からなのも
「来年に参議院選挙があるから」と勘ぐられても当然ですよ?。
今度ばかりは、僕も最大級の罵倒の声を上げたいぞなもし(藁)。
この国の 往く浜は朽ちて 無かりけり 我の歩むは 長地(おさち)かなもし
- 2 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいね 投稿日: 2000/11/30(木) 17:48
- そもそも、銀行は「ペイオフ解禁までに不良債権を処理し終わり、
バランスシートを整理する」、そのための公的資金投入であり、金融
再生委員会に提出した経営健全化計画にも、「持ち合い株の解消」の
一項が盛り込まれているのではなかったのですか?。
「ゼロ金利による大幅な収益増大」と「株の持ち合い解消売り」が、
銀行の不良債権処理の2大原資では無かったのですか?。持ち合い解消
を政府によって制限する事は、銀行の不良債権処理を遅らしてもいいと
言ってるのと同意義ですよ?。また、ペイオフを遅らせるつもりですか?。
今度こそ、致命的に海外からソッポを向かれますよ?。現在の東京株式
市場が、銀行の持ち合い解消売りで低迷しているのは事実ですけど、それを
補っているのは海外から流入してくるリスクマネーなのですよ?。売買代金
の外資比率が50%を超えているのを理解してらっしゃいますか?。
陳腐な言葉ですが、「木を見て森を見ず」とは真にこの事ですね。今回
ばかりは、心底呆れ果てました。このような政権では、日本はこの先、
「失われた10年」をもう一度繰り返すだけだとはっきり確信しました。
- 3 名前: 名無し 投稿日: 2000/11/30(木) 18:30
- 1+2さん>
亀井せんせいの無理強いが果たして通るのか見物ですな。
- 4 名前: 山師さん 投稿日: 2000/11/30(木) 19:14
- 森は見なくても別にいいんじゃないか(笑
政府が色々介入しているけれど、今日の上がり方は凄かったよ・・・
PKOだけじゃ説明できないと思うんだが訳が分からん
- 5 名前: やんばるくいな 投稿日: 2000/11/30(木) 19:21
- 銀行が株を売る事によって、株価が下がり、景況感が悪化すると、
不景気になり、倒産が増えて、不良資産が増え、株価が下がる。
銀行は2002年までに持合い株を売らなくてはいけないので
あるから、他の銀行が売る前に早く売った方が良
い。そうすると、売りが集中する。
そこに政府が介入して、株価の下げを抑える為に銀行に売るのを
待ってくれと頼む。
問題は政府の介入が正しいのか?という事と、経済の為に介入
しているのかという事だと思います。
経済の為なのか、政治的に介入しているのかと、いうのは日本の
政治の事に最近疎いので遠慮させていただきます。
政府の介入が正しいのかという事ですが、株価の短期的な動きは世
界の証券市場と関連しているように見えますし、長期的な動きは
日本の経済の動きと関連しているように見えます。
そうすると、日本政府の介入は短期的(frictional)には影響を及ぼ
さない。長期的な2002年までの下り坂トレンドの中で証券を
売ってしまえば、銀行の資本は下がる。
という事は制度的に銀行に証券を売らせるように仕向ける方が
害が多いのではないかと思う。ペイオフを実施するのは良いが
銀行に一斉に証券を売らせてやるのはよくないのでは?
- 6 名前: イナゾウ@続・男子の本懐を遂げてみたいね 投稿日: 2000/12/01(金) 16:55
- >3殿 僕も政治には疎いので「亀井せんせい」の評価をここで述べる
のは遠慮させてもらいたいと思います。でも、野中氏の方がまだ
マシなのではないかと感じちゃいます(藁)。僕は他のスレでも
言ってるように、思想的にはケインズに共感を覚えるのですが、
「18世紀のケインジアン」であるスチュアートの言うところの
「巧妙な手」による政策では、間違っても有り得ないと思います。
「亀井せんせい」のアレは、単なる「腕力」です(藁)。
>4殿 今日もまた、訳の分からん相場ですな(藁)。ナスダックもダウ
も大きく下げて、戦々恐々とモーニングサテライトを見ていたのに
いつの間に日本経済はこんなに強くなったのかしらん?(藁)。
物の見事に、NY市場を跳ね返しているでおじゃる。誰かマジで
理由を教えて欲しいです〜(藁)。お願いぞなもし。
- 7 名前: イナゾウ@新・男子の本懐を遂げてみたいね 投稿日: 2000/12/01(金) 19:37
- >やんばるくいな殿へ
銀行が「持ち合い株の解消」を進めなければならない理由は、何も
公的資金注入の条件だった経営健全化計画の中に盛り込まれているから
(つまり政府の強制)だけではありません。むしろ、国際競争の中で
日本の銀行が生き残っていくためには、必要不可欠なものです。
まず「時価会計基準の導入」が挙げられるでしょう。銀行が保有している
株式の価格変動によって自己資本が大きく左右されるのを防ぐものです。
次に、これが一番重要なのですが「ROA(総資産利益率)の向上」が
あります。元来、日本の銀行はオーバーバンキング(過剰貸し出し)であ
り、資産の水膨れ状態となっています。もちろん、この中には利益を全く
生み出さない不良債権も大量に含まれており、それらをいかに早く切り離
して身軽になれるかが焦点となっています。
- 8 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねU 投稿日: 2000/12/01(金) 20:12
- 例えば、みずほ銀行の総資産は140兆円を誇ります。しかし、総資産
でいえば3分の1にも満たないはずのシティグループが、2兆9千億円の
業務純益を稼ぎ出しているのに対して、みずほ銀行の純益は8870億円
余りに留まっています。これはバンカメの1兆5千億円に比べても遥かに
少ない額でしょう。これでは、ROA(ROEでも同様)を比べるべくも
無いといった状況であり、国際競争に日本の銀行はとても太刀打ちできま
せん。
今の日本の銀行に求められている事は「収益率」をいかに高めるかであり
リストラや業務の再編などもそうですが、決定的に重要なのは、全く利益に
貢献していない水脹れの資産(つまり不良債権)を処理する事が一石二鳥で
有効なのです。そのための原資としての持ち合い株の解消売りであります。
もちろん、やんばるくいな殿のおっしゃる通り「何もこの時期に株を
売らなくてもいいではないか」という意見も分かりますが、結局それは
2002年のペイオフまでの間で銀行が独自に判断すべき事であって、
決して政府が「売るな」とかの介入をすべき問題ではないと思います。
- 9 名前: やんばるくいな 投稿日: 2000/12/01(金) 22:42
- >いなぞうさん
>時価会計の事
なるほど、なるほど。
>収益の事
海外の銀行と収益を比べて、ROAを話すのはいかがと思う。
不良債権で日本の銀行の利益が低いのは事実。しかし
海外でも日本でも預かりと貸し出しの利しの差はそんなに
大きくないはず。収益力がなぜこんなにも違うのかと言うと、
海外の銀行はサービスで儲けているからだと思う。
>不良債券の事
不良債権というのは出来る物で、会計でどうこうする物ではない。
だから、証券を売ろうが、売るまいが関係がないはず。関係が
あるとすれば、現在日本は時価会計ではないみたいなので、
売る事によって利益を得て、不良資産による、資本の減りを規制以
内に補うというものだと思う。
それなら、わざわざ今売らなくても、銀行に時価会計制度を前倒し
で摘要すればすむと思う。
- 10 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/02(土) 00:02
- 12/1 日経夕刊より
「堺屋太一経済企画庁長官は一日の閣議後の記者会見で、十一月の
東京都区部の消費者物価が十四カ月連続で下落したことについて
『デフレ懸念がかなりはっきりしてきた』と述べ、先行きの景気動
向を慎重に見守る姿勢を示した。そのうえで『景気を腰折れさせず
に構造改革を進められるよう、これから年末にかけて予算や税制な
ど政策面での検討を進めてもらいたい』と語った。」
なんか、変じゃないか? デフレは「懸念」なのか?
俺は、今の日本は他の国と比べて「インフレ」状態にあるから、市
場原理がデフレーションの方向に作用するのは、当然のことのよう
に思えるのだが。
特に、人件費だよ。アメリカだって、80年代に大企業の管理職が
ばんばん首切られて、二分の一とか三分の一の給料でやっと職にあ
りついた結果、今の経済があるわけだろ。
「景気を腰折れさせず構造改革」なんて、自己矛盾だろ。一度、
ちゃんと競争力のある価格に仕切り直すことなしに、構造を改革す
るなんて、有り得ないんじゃないか?
政府が今やるべきことは、目先の鎮痛剤を打つことじゃなくて、
国民が共有する痛みに耐えられるだけの将来ビジョンを描くことだぞ。
- 11 名前: すりらんか 投稿日: 2000/12/02(土) 00:10
- >浜口雄幸殿
>今の日本の銀行に求められている事は「収益率」をいかに高めるかであり
>リストラや業務の再編などもそうですが、決定的に重要なのは、全く利益に
>貢献していない水脹れの資産(つまり不良債権)を処理する事が一石二鳥で
>有効なのです。そのための原資としての持ち合い株の解消売りであります。
日本の銀行の問題は,銀行の審査能力が低下していることに求められると思
います.不良資産はそのまま持ち続けていようが,今処分しようが会計上の
差は出ても銀行の能力には関わってこない(<やんばるさんの話).すると
日本の銀行にちゃんとした貸出能力を付け手やるには何をしたらよいかとい
う話になるでしょう.
- 12 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/02(土) 08:26
- 亀の口先介入で、株価が上がったうちに売り抜けて、
参院選用の実弾を準備せよというメッセージじゃないのかなぁ.
彼の過去の発言の経緯から考えると、彼は単なるショートサイト。
バイトのスッチーに噛み付いたり、理論的な政策があるとは思えない.
- 13 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/02(土) 14:38
- ゲンジツテキダネ・・・
- 14 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねV 投稿日: 2000/12/02(土) 20:00
- >やんばるくいな殿、すりらんか殿へ。
どうも「会計上」の話に偏り過ぎていたようで...南無。少し反省。
ただ、その時の都合で政治が無闇に介入すべきではないと言いたかった
のです。ほんで、おふた方がおっしゃるように、銀行の能力自体の問題、
つまり「収益を何で稼ぎ出すのか?」、そして「審査能力は如何」の所に
これから触れてみたいと思います。(続く)
- 15 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねW 投稿日: 2000/12/02(土) 20:56
- ちょっと時間が無いので簡単にまとめておくと、
1、銀行業務は将来どうなるのか?。そして収益はどこで稼ぎ出すのか?。
大企業の資金調達の「銀行離れ」が最早止めようが無い以上、法人業務は
「短期の運転資金」の貸し出しぐらいしかやる事がない。あるいは、中小企
業を相手にする(つまり、日栄や商工ローンが商売しているような)所まで
雲の上から降りて来るのか?。これも十分あり得る事だろう。もうすでに、
個人ローン(平たく言えば、消費者金融)の業務を始めた銀行があるのだか
ら(藁)。
こうして改めて考えてみると、やはり将来の日本の銀行はリテール業務が
中心になるのではないか?。ユニバーサルバンクを目指している所には失礼
だが、正直な所、日本の銀行の現状では「それは無理(藁)」だと思うぞな
もし。一応、4大グループに集約されたのだから、それなりに「寡占化」も
進むだろうし、過当競争を抑えてリテール業務での利鞘の改善を図るという
方法もあるのではないか?(もちろん、消費者にとっては不利益だわな)。
先に金融ビックバンを断行したイギリスを見ると、銀行分野ではHSBC
などの、同じく4大グループがリテール業務を中心にして高い利益率を実現
しているのではなかったかな?。日本もイギリスと同じような道を辿る気が
するんだが...。いやはや、ちょっと悲観的かな?。もちろん日本の銀行が
世界にもう一度羽ばたくってのが、僕も一番良いと思うんだけどね。もう、
こんな時代は二度と来ないのかしらん?。ちなみにこの時期、僕は中学生。
♪24時間働けますか? ビジネスマーン ビジネスマーン!
ジャッパニーーズ ビジネスマーン!!
- 16 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/03(日) 00:14
- 場当たり的な政策はしかたないでしょう。この国には
長期的視点というものが存在しません。スポーツだろうと
教育だろうと。
でも、アメリカも株主重視経営に傾きすぎて長期的に企業を
育てることは不可能になってきているように思います。この流れが
続けば、アメリカの沈没もありうるのではないでしょうか?
- 17 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/03(日) 01:46
- >16
そもそも現代的な経営では、企業が長期的に存続すること自体にそれほど価値を置いて
ないのではないでしょうか? 「株主重視」がどうして「沈没」につながるのか、論理が
飛躍してませんか?
米国企業が短期利益指向が強いことは、同意しますが、その利益を得た会社あるいは
投資家が、さらなる利益を求めて再投資する限りは、経済の停滞にはならないのでは?
- 18 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねX 投稿日: 2000/12/03(日) 17:28
- >12殿
う〜む。やはり経済の動きを理解するためには、政治の事情を知る事も
必要不可欠みたいですなあ(藁)。つーことで、最近は日本の政治史みた
いなもんも読んでます。まあ、興味の有る所だけ食い散らかすみたいな
感じでやってますが。三角大福中〜。
- 19 名前: やんばるくいな 投稿日: 2000/12/03(日) 18:02
- >いなぞうさん
銀行が将来利鞘で大規模に稼ぐのは規制緩和によって不可能になっ
てくるはず。(4大銀行から借りようが、地方銀行から借りよう
が、商品が同じだから、結局金利競争になる。)
地方銀行の方が地元の情報に詳しいと、結局4大銀行は地方銀行
に勝てないかもしれない。
地方銀行として、地元に密着して生き残るのも手ですが、
資産の面からいって一地方に集中的に貸すのはリスクが高くなる
様な気がする。だから、資産が多い4大銀行に切り売りするという
手もある。
もしくは地方銀行が手に負えない様な莫大な貸し出しを4大銀行
が貸し出すという手もある。
地方を日本に、日本を世界に置き換えると、世界的に資産の多い、
4大銀行は資産の大きさだけを頼りに世界進出もできる。
いなぞうさんの仰るようにあらたな収益元を捜すのももちろん
大事だと思う。
- 20 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねY 投稿日: 2000/12/05(火) 14:29
- >やんばるくいな殿へ
日本の都銀など、大手銀行が金融市場に占める割合が約「44%」である
事(北欧の場合、大手銀行の占める割合は80%にも達する)を考えると、
確かに貴殿が仰る通り、みずほや三井住友といった4大金融グループが国内
のリテールで「寡占化」を図り、利鞘の改善で収益率を上げるといった絵は
書きづらいかもしれないぞなもし。しかし、それは「地方銀行の経営が健全
であり」、「まともな競争ができれば」の条件が付くのではないかと思いま
す。
119行ある地銀および第二地銀で、「不良債権比率」が50%を超える、
ほとんど自力再建が不可能な所が全体の4割(54行)を超えている現状を
見ると、果たして条件を満たしているかどうか?。97年からの金融不安で
(いわゆるシステミック・リスク)、預金者が「まだ安全」と思われる糖蜜
などに殺到した事を考えると、「4大銀行がリテールで寡占化を図る」とい
う可能性は十分描けると思います。
ましてや、2002年のペイオフが実施されれば!。預金者の安全性重視
というか、「銀行の選別」はより厳しいものになるのではないでしょうか?。
それならば、「4大銀行の経営は健全なのか?」という疑問が当然浮かんで
来るでしょうが、そこは「Too Big To fail(大きすぎて潰せない)」という
事にしておいて下さいぞなもし(藁藁藁)。
- 21 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねZ 投稿日: 2000/12/05(火) 14:43
- (補足)20で挙げた「不良債権比率」の数字は〜
「ネットの不良債権÷(自己資本+有価証券含み損益等)」で算出した
もので、各行の決算資料を元にメリ*リ*チが出したものです〜。
あと地元重視という点では、信金の方に分があると思うんだけど、
信金も「逝っちゃってる」所が多いからねえ〜(藁)。難しいところ
だわな。ほんで4大金融グループによる「地方銀行の取り込み」も
進んでいくと思うんだが、この辺は皆さんどう思います?。
- 22 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/05(火) 15:44
- >15
確かにイギリスの銀行は80年代以降、マーチャントバンクを買収した
りしてホールセールに乗り出したけれど、ほとんど失敗したので、リテ
ールを中心にやっている。しかし、最近はスコットランドの銀行などと
組んだネットバンキングが大流行で、そういう意味では、リテールにお
いても安泰というわけではないようだ。大体ミッドランドはすでにHS
BC(香港上海銀行)の参加にあるし、ビルディングソサイエティーも
銀行化して伸びてきているので、日本と比べるとやむを得ずと言うとこ
ろだろう。
- 23 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいね[ 投稿日: 2000/12/05(火) 18:43
- >22殿
う〜む。イギリスで投資銀行業務に進出したところは、ほとんど失敗
してますしねえ。ナットウエスト然り、バークレイズ然り。
三菱*京は「投資銀行業務が弱点だ」と言われているので、国際証券を
野村から手に入れたり、三菱東京証券をホールセール専門にしたり、色々
やってますが果たしてどうなる事やら?。「イギリスの轍」を踏まなきゃ
良いんですけどねえ。まあそれよりも、みずほファイナンシャルグループ
の「最終形態」とやらが僕としては気になりますが。2002年の4月と
いうペイオフの解禁ピッタシに期限を合わせた所が面白い(藁)。狙って
やってるのかしらん?。ほんで、貴殿のおっしゃる
>最近はスコットランドの銀行などと組んだネットバンキングが大流行で
う〜む(二回目)。イギリスではそのような動きが...。初めて知りまし
た。っていうか、ネットバンキングの影響を全く考慮に入れずに今まで考え
てきたんだけど(藁)、日本ではどうなるのかしらん?。ジャパンネット銀
行とかネット専門銀行はできたけど、他の都銀とかも類似の事はやっている
(東京*菱ダイレクトとか)訳で、あまり考慮に入れてなかったぞなもし。
- 24 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいね\ 投稿日: 2000/12/05(火) 19:57
- いかんな。どうも、内容が日本の銀行に対する「皮肉」ばかりになって
しまう(藁)。元来皮肉屋なもので、チト反省。ほんで、ここで一句。
「気を付けよう 皮肉とユーモア 紙一重」(藁)
以前にも指摘されたけど、やっぱり邦銀の「審査能力」が決定的に欠け
ている所が目に付いてしまうもので...。何故、日本とアメリカの銀行で
こんなにも「利鞘の差が大きい」か?と問われれば、それだけアメリカの
銀行は「リスクの高い」所に融資している訳でありまして、安全性の高い
大企業は「債権市場で資金調達」する、という棲み分けがちゃんと出来て
いるからぞなもし。言い換えれば、アメリカの銀行は「リスクの審査能力
」の上に成り立っているのだ、と言えましょう。しかし、日本の銀行には
その一番肝心な所が抜けている訳で〜(藁)。
- 25 名前: へなへな 投稿日: 2000/12/05(火) 22:46
- >いなぞうさん
その、審査能力を補ってたのが、商工ローンだったりするんですよね(笑)
>「4大銀行がリテールで寡占化を図る」とい う可能性は十分描けると思います。
たしかに。昭和恐慌の時に大手銀行は預金がじゃぶじゃぶあつまってましたね。
だから、リスクが大きくなればなるほど二極化がすすむとおもいます。
あと、戦後政治史興味あるなら、ナベツネ関連をあたって見る事をお勧め。
彼は、日本の黒幕 児玉誉士夫に引き立てられた男で、裏も表もある人みたいですよ。
最近、彼に関するほんと、それをごまかすために彼自身の自伝が出ました。
単なる、ワンマンではないようです。
- 26 名前: やんばるくいな 投稿日: 2000/12/06(水) 17:01
- >寡占の事
自分はどでかい、銀行が日本のリテールを寡占するとは思っています。結局銀行というのは
情報産業で、こういう業種は凄い規模の経済が働く。利鞘収入がへってくれば、コストが
高い小さいところはやっていけない。
しかし、凄い規模の経済が働くわりには国際的なリテール銀行というとシティバンクぐらいしか
ない。国際的には、日本の銀行は資産が多いのを武器にホールセールで国際的に展開できる
のではないかというのを、不味い例を使って、説明したみたいです。
- 27 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/06(水) 17:42
- >へなへな殿
色々助言して頂いてありがとうございます。児玉誉士夫というと、
日本財団作った人で〜、その会長か何かに曽野綾子氏が就いていて〜、
フジモリ元大統領がそこに居候していて〜(藁)ぐらいしか知りません
が、そうですね。「日本の黒幕」と言われたその裏側から眺めてみるの
も、日本の政治史を理解する近道かもしれません。
ナベツネも前々からウサン臭い方だとは思ってましたが(藁)、児玉
誉士夫に引き立てられていたとは知りませんでした。早速、本屋で探し
てみるでござるよ。
- 28 名前: へなへな 投稿日: 2000/12/06(水) 22:34
- >いなぞうさん
いやいや、日本財団のほうは笹川さんです。
笹川さんのほうは、
東大を西部進と一緒に辞めた佐藤せんせいが、かいてました。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9971575922
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972428869
佐藤先生の遺作となっちゃいました。
わたしは内容については何ともいえません。
児玉誉士夫関係ならこれかな。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9970783408
なべつねならこれ。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9973675851
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9973195221
情報公開から書かれた日米裏面史ならこれが定評がありますね。すごい本です。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9973441303
どろどろぐちゃぐちゃの裏面史をよむと、無菌状態で議論する経済学がむなしくなります
(笑)
- 29 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/07(木) 12:56
- >へなへな殿へ
いやあ、スイマセン。笹川氏と児玉氏を間違えるとは、お恥ずかしい
限りです(藁)。ホント、政治、歴史関連は不勉強なもので...。
こんなに沢山の本を紹介をして頂いて感謝、感激であります。とりあ
えず、読みやすそうなナベツネ辺りから当ってみるでござるよ。
>どろどろぐちゃぐちゃの裏面史をよむと、無菌状態で議論する経済学が
>むなしくなります(笑) う〜ん、やっぱり読まない方がいいのかしらん?(藁)。でも、実際の
経済はこういう所で動かされている部分も大きいから、やはり知っておく
事は大事だと思うぞなもしでござるよ。へなへな殿、お手数をかけまして
かたじけなき候。
- 30 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいね] 投稿日: 2000/12/07(木) 17:23
- >やんばるくいな殿
シティバンクについては、『金融はリテールで復活する』という
そのものズバリの本(笑)が近々出るらしいので、もう少し詳しく
研究してみる予定でござるよ。
シティグループの業績が最近良いのは、傘下に収めたSSB(ソロ
モン・スミスバーニー)とシティバンクとのクロスセリングが成果を
上げてきたからだと言われています。要は、「銀行+証券+保険(
トラベラーズ)」の3つを合わせ持ち、それぞれをクロスさせている
から、「金融コングロマリット」としての強みを発揮しているのでは
ないかと。
日本の金融業界も財閥の垣根を越えてまで「合従連衡」するのだから、
このくらいの「金融コングロマリット」を作って欲しいぞなもし。それ
でこそ、資産規模が世界一なのも活きて来るという訳で〜。とりあえず〜
(続く〜)
- 31 名前: イナゾウ@男子の本懐を遂げてみたいねH 投稿日: 2000/12/07(木) 17:53
- ・みずほ銀行+野村證券+(第一生命+安田火災)
+(安田生命+富国生命)
・三菱東京銀行+(国際証券+東京三菱パーソナル証券)
+(明治生命+東京海上??+日新火災)
・三井住友銀行+大和證券+日本生命+三井住友海上
これじゃあ「日本版」金融コングロマリットは作れないかしらん?(藁)。
う〜む。三菱東京は、日興證券が離れたのがツライね。それよりも、
東京海上が不透明なのはもっと痛過ぎ!。銀行単体としては優良かも
しれんが、金融コングロマリットとしての総合力で見るとどうかしらん?。
みずほは、野村證券と提携しているのは頼もしいけど、銀行自体が
ねえ〜。「2002年4月の最終形態」とやらに期待。140兆円の
世界一の資産規模を誇ってるのだから、頑張って欲しいね。
三井住友は、日本生命がいるのが本当にデカイ!。大和證券もいるし、
コングロマリットとして一番バランス取れてるんじゃない?。ただ、ゼネ
コンの始末だけはちゃんとしておいてね。
(注):UFJがどうとか、三井生命・住友生命の名前が無いとかの
苦情は一切受け付けませんので、あしからず(藁)。
- 32 名前: やんばるくいな 投稿日: 2000/12/07(木) 23:05
- 日本の事についてあまり詳しくないので、それぞれのグループに
ついて批評はできないですけど、今は乱世で結局上がどれだけ
リーダーシップを発揮して、その部下がどれだけ忠実に実行でき
るか。その結果によってはどのようにでもころぶと思う。今の状況
でさけるべき事は、内部の人事でごたごたやる事。そういう事を
考えると、財閥というなんらかの繋がりがある、三菱など
よさそう。三井住友もよいかもしれんが、日本生命という、
一流企業とどういう風にやっていくんおか見物。どちらも
おらが一番って思っているでしょうから。
結果的に日興、シティ連合がリーダシップとノウハウのお陰で
上三つを抜く可能性もあるでしょう。
- 33 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/08(金) 15:34
- 結局、重要なのは「リーダーシップ」なのでしょうね。日本の金融界の
今の状況が「船頭多くして船、山に登る」にならなければ良いと思う限り
です。
- 34 名前: ララミー 投稿日: 2000/12/08(金) 17:55
- バンク・オブ・アメリカが今期にもう20億ドルの不良債権の損失(引当金)
を出しているけど、米銀ってそんなに審査能力が本当に高いの?って疑問に
思ってしまう。
米国は90年代、経済成長が続いてきたから、そんなに目立って貸し倒れが発生
しなかったけど、経済が下降局面に入り出したら不良債権が目立ち出したという
感じがしないでもない。
- 35 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/08(金) 18:20
- >ララミー殿
あら、それは初耳でござる。いかんな、穴だらけでやってるな(藁)。
皆さん、僕はこの程度の者なんですから、オカシイ所があったら遠慮なく
突っ込んで下さいね。所詮は、「学部4年生」がやってるものです。
さて、アメリカは歴史的に証券市場が発達しているから、相対的にリスク
の高いところへの融資が多くならざるを得ないでござる。ほんだから、審査
能力の無い銀行は生き残っていけるはずもない訳で〜。というより、
日本の銀行の「メインバンク制度」。これが日本の銀行に審査能力を
全くと言っていい程、失わせた根源でもあります。「土地担保絶対主義」と
並んでね。ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われていた時期には、この
メインバンク制度は「効率的な経済運営」と持て囃されていたのだけれど、
結局は、メインバンクの審査に他の銀行が「タダ乗り」して融資するという
モラルハザードを招いていたと言わざるを得ない。何せ、全ての責任は
現在「債権放棄」とかの過程で見られるように、メインバンクが肩代わり
してでも負うという代物だからね。これでは、審査能力を維持できるはず
もないという訳で〜(藁)。
- 36 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/08(金) 18:44
- つまり、「米銀の審査能力が高い」というよりも、「日本の銀行の
審査能力が問題外」だから、アメリカが高いように錯覚してしまうのでは
ござらんか?。日本において審査能力とは、へなへな殿が仰ってらした
ように、実は「日栄」とか「商工ローン」が、その役割を果たしていたと
言えるのかもしれないでござる。ほんで、
>米国は90年代、経済成長が続いていたから、そんなに目立って貸し倒れ
>が発生しなかったけど、経済下降局面に入りだしたら不良債権が目立ち
>始めたという感じがしないでもない
ここは全く賛同するでござるよ。そもそも、アメリカにおいては銀行の
新規参入が日本と比較にならない程容易であり、97年には188行、
98年には197行、99年には232行の新しい銀行が設立されていま
す。つまり、それだけ「簡単に作られて簡単に潰される」という性格の
ものです。しかし、最近の米銀行が破綻した例が極端に少ない事を見ると
やはり好景気による所が大なのでしょう。前述した通り、米銀行はリスク
の高い案件に融資している事が多いので(当然、利鞘も大きいのだが)、
景気が下降していけば、不良債権額が増大する可能性は大きいと思います。
あと補足で言うと、最近は合併が滅茶苦茶多いので、銀行の数自体は
(これだけ新規設立があっても)減っているそうです。
- 37 名前: ララミー 投稿日: 2000/12/09(土) 05:22
- 米国の不良債権問題は結構やばくなってきてるみたいですね。
FTには、今年の調査で問題債権の総額が1000億ドルに達して、
シンジケートローンの損失は、すでに前回91年の景気後退期より
多くなっていると出ている。
銀行も次の四半期まで不良債権の損失が増えると言っているし・・・。
- 38 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/09(土) 21:21
- >ララミー殿
それは「IT関連のジャンクボンド」のリスクが極端に高まっている
事からも、不良債権問題の深刻さが分かります。つまり、米国債との
利回り格差(信用格差)が急激に拡大しているとの事です。
投資銀行や米国大手金融機関は、子会社である「投資ファンド」を通じて
ベンチャーIT企業などに融資している形も多いので(早い話、融資債権の
証券化ね)、今年に入ってから続くIT関連ファンドの凋落著しい所を見る
と末恐ろしいものがあります。
しかも、米国のジャンクボンド全体の7割以上がIT関連に集中している
ので、このリスクも非常に高いと言えるのではないでしょうか。焦げ付きが
発生したら半端な金額では済まないよね...。いつかのシティバンクみたい
に潰れそうになって政府に救済される事態も有り得るかしらん?。
- 39 名前: イナゾウ 投稿日: 2000/12/13(水) 19:51
- 当初の思惑から外れて、ほぼ「銀行スレ」になって久しいですが〜、
東京三菱銀行が「預金口座の維持手数料」導入に動き始めました。
といっても、来年から新しく開設される個人向けの総合預金口座に
限っての事ですけど。月末の預金残高が10万円を満たない場合、
315円の口座維持手数料を取られますが、10万円を超えていれ
ば、金利の上乗せやATM手数料の優遇措置などのサービスを受け
られるとの事です。
シティとかに比べれば全然ですが、国内金融機関が顧客との取引
内容によってサービスに差を付け始めたというのは、注目に値する
事ではないでしょうか?。ちなみに、みずほなど他の金融グループ
もこれに倣う計画のようです。ほんで、ここで一句。
赤信号 みんなで渡れば 怖くない こういう所は 変わらんね(藁)