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◇FF流松野2を妄想だけでクリアする◆
- 1 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:32
- 第五章〜「混沌の果て」
前スレッド:◆松野流FF12を妄想だけでクリアーする◇
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=ff&key=985702809&ls=50
現在の流れは前スレ>>576から。
第一章〜すくいきれないもの
第二章〜大脱走
第三章〜呪われしものの神々
第四章〜悪寒
- 2 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:33
- 今までのあらすじ…
抜けたクエス党から追われていたヤスミたんは、偶然出会った>>576に匿われる。
二人は瞬く間に恋に落ちたが>>576はオウガギルドの精鋭であり、ヤスミたんを
ヤスミたんとは知らないまでも、ある程度仕組まれたことだった。
ヤスミたんはその後、同じく抜けてきた皆たんとアッキーに連れられ、◇国へ。
>>576はオウガギルドを抜け、ヤスミたんを救出に向かう。
刺客を退けながら◇国アルコタワーへ侵入、ヒゲ大将軍の手に落ちていたヤスミたんを救出。
ヤスミたんと>>576の逃避行が始まった。
しかし、ギルドの刺客もしつこかった。あっというまに囲まれるヤスミたんと>>576。
ヤスミたんは>>576をかばって川へ落ちてしまう。>>576は何とかかつての同朋を手にかける。
虚しさの中にもヤスミたんの生を願っていた>>576はヤスミたんのかつての恋人、
吟遊詩人のサッキーと出会う。風変わりなパーティがここに結成された。
一方、川を落ちたヤスミたんは>>620と裕之たんの争奪戦の隙を縫って逃げ出す。
しかし怪我を負った身、疲れ果て山中で倒れこんでしまう。
それを見つけたのはライバル、サザナミ国(今命名)のコジーマであった。
- 3 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:33
- ヤスミたんにおいてけぼりを食らったアッキーと皆たんは◇国にいた。
ヤスミたんへの想いと>>576の復讐から絵を描き続けるアッキー。
次第に彼は右顔リノアしか描けないという恐ろしい呪いに侵されていった。
サッキーと>>576の風変わりコンビが軍資金調達に精を出している頃、
コジーマに拾われたヤスミたんはファミ痛尋問官の要求で対談をすることになった。
この前後に各ギルドが一斉蜂起。勢力分布が激動する。各ギルドはヤスミたんを手にするため
コジーマの隠れ家へ。アッキー画伯至上主義者達は各ギルドを取り込む作戦に出た。
裕之たんはというと、ヤスミたんを探していたが方向オンチなのか魔峰ニチャンに
足を踏み入れてしまっていた。襲いくる吹雪、倒れてしまった裕之たんを助けたのは
毛むくじゃらの伝説の魔物「NIKA」こと>>629だった。
サッキーと>>576もヤスミたんの情報を紫のバラの踊り娘アミーゴから手に入れる。
はやった>>576はサッキーが止めるのも聞かずコジーマの隠れ家へ。
サッキーは石板もんじゃ「みっちゃん」へ向かい、イワタんに連絡をとった。
- 4 名前: 今までの流れ 投稿日: 2001/05/14(月) 00:34
- ◇国ではのむたんは正室の座を狙い、あれこれと画策していた。
ノジたんはナンバー1の座を守るため、ヤスミたん抹殺へと闇に消えた。
そして、右顔リノアしか描けなくなってしまったアッキーは河津伯爵からラブコールを送られる。
アッキーは迷った挙句河津伯爵のもとへ下った。
皆たんは失意の日々を送っていたがイワタんからの連絡で「みっちゃん」へと向かう。
コジーマと対談を終えたヤスミたんは>>576を想い切ない夜を過ごす。
思わず慰めてしまったその時、>>576が現れる。喜ぶ二人。
しかし逃避行する間もなくオウガギルドがふたりを囲み、>>576の正体が明らかになる。
逆上するヤスミたんは>>576を刺し、ひとり山中へ。
アミーゴとトモーミが見守る中、皆たんが◇国から「みっちゃん」に駆けつける。
アッキーは河津伯爵とカードゲームをしながらまだ揺れ動く自分の心に戸惑っていた。
ボートから降りた後「みっちゃん」を横切る二人。皆たんがアッキーに声をかけるが
アッキーはこれに応えなかった。
- 5 名前: 今までの流れ 投稿日: 2001/05/14(月) 00:35
- 一方、傷を負った>>576はレジスタンスの諜報員>>678に助けられる。
ヤスミたんの笑顔を守るためレジスタンスに協力しろという>>678の要請を断り、
>>576は一人で探しつづけることを決意。
裕之たんはNIKA>>629に抱きかかえられ、魔峰ニチャンを降りていた。
途中、灰色の獅子過激派に囲まれ、裕之たんをかばった>>629が倒れる。
絶体絶命のピンチに姿を表したのは、傷ついたヤスミたんを乗せたノジたんだった。
◇国内ではヤスミたんの動向について噂が飛び交っていた。
アッキー至上主義者>>807は、アッキーとヤスミたんのコンビ復活を夢見て◇国に潜入、
中枢部でアッキー変貌に関する重要な情報を手に入れた。
ヤスミたんに関する手がかりを得られないまま、>>576は「みっちゃん」へ辿り着いた。
>>576を見つけるなり詰め寄る皆たんを止め、サッキーはみっちゃんに合図を送る。
FFには欠かせない飛空挺が登場する時がいよいよ来た…
- 6 名前: 登場人物 投稿日: 2001/05/14(月) 00:36
- ヤスミたん…本作ヒロイン。多数の人物・団体に狙われていたが、ノジたんの手中に。
アッキー…ヤスミたんの失踪後、>>576を恨み一時ヒゲの手先に。
右顔リノアしか描けないという呪いにかかっている。現在河津伯爵配下だが…
ノムたん…◇国の絵師でありヒゲの側室。正室の座を射止めんとヤスミたん入内阻止を画策
ヒゲ大将軍…◇国の実質的支配者。最近出番がないが故に不気味
ノジたん…ヒゲ派実力者。ヤスミたん暗殺に奔走していたが、傷ついたヤスミたんを保護。
ついでとばかりに魔峰ニチャンでピンチを迎えていた裕之たんも保護
河津伯爵…◇国有数の貴族。「ン」口調の持ち主。かなり強引だが、その強引さ加減で
アッキーの疲れた心を射止めた(?)。ユーザーフレンドリーには程遠いらしい
小林トモーミ…◇国絵師。河津伯爵の養女でもある。カースト出身で根拠のない妄想を展開
裕之たん…あるプロジェクトのためにヤスミたんを必要としていたが、どんどん違う方向へ
皆たん…ヤスミたん、アッキーを失い、傷心だったが「みっちゃん」でサッキー、イワタんらと合流。
その矢先、アッキーを発見。今後の展開は? 唯一の良識派であり常識派
サッキー…どこまでもマイペースな吟遊詩人。ヤスミたんの昔の恋人。曲のタイトルはヘンなのが多い
イワタん…サッキーから連絡をもらうことのできる唯一の人物。昔は一緒に仕事をしたらしい
みっちゃん…石板もんじゃ「みっちゃん」店主。かつて◇国民だったが現在はのんびりともんじゃを焼いている
柴田アミーゴ…天性の踊り娘。紫のバラを口にくわえて登場。泥沼関係が好き
コジーマ…ヤスミたんのライバル。映画オタク。出番はもうないのか?
ファミ痛尋問官…ヤスミたんとコジーマの対談をセッティング。レジスタンスとは因縁の仲である
デンゲキキング…「灰色の獅子」と長年小競り合いをしている。名前だけ登場
- 7 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:38
- >>576…ヤスミたん以外アウトオブ眼中(古)の一青年。オウガギルドの精鋭であったが、突然出奔。
状況をうまく説明できず、ヤスミたんにキレられ大ケガを追った。
>>678…失意の>>576を拾ったレジスタンス諜報員。どこでもハイヒールを履いている?
>>629…NIKA。けむくじゃら。倒れていた裕之たんを救出。裕之たんの盾となって死亡
>>601…600のキリバンを取り損ねた。「灰色の獅子」でも穏健派。上層部を動かす力あり
>>718…伝説系旧派代表。無名の頃からヤスミたんを支持してきた自負がある
>>702…穏健派代表。数こそ多いものの抗争に疲れ離脱する者多数の自派勢力を憂慮している
>>666…戦略系新派過激派代表。持久力結束力が武器だが時に盲信が暴走を招くことも
>>726…ギルド分裂によりヤスミたんへの愛に目覚めた一青年
>>736…「灰色の獅子」上層部
- 8 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:39
- ギルドの内情
オウガ信者ギルド…最大派閥だが三大会派の均衡が崩壊、非常に不安定な状態となっている。
会派には伝説系旧派、戦略系新派、穏健派がある。>>722-723
灰色の獅子(FFTマニア)…三大ギルドでも割とヤスミたんへの愛着は弱い?
過激派がプロジェクト頓挫と戦術第2巻執筆をヤスミたんに要求するため暗躍中>>707
ベイグラディエーター(レジスタンス)…少数派。ヤスミたん至上主義。
ヤスミたんと>>576の双方を手に入れるため行動を始めるが、
ファミ痛尋問官との確執により微妙に方向が違ってきている。>>677
アッキー画伯至上主義…アッキーの画集を夢見つつ支援を続けてきたギルド。
アッキーが河津に連れ去られてしまったことにショックを受けている。そのため、
各ギルドのアッキー派と連携を開始。アッキーとヤスミたんの保護を目指す
- 9 名前: 前スレ最後の書き込み 投稿日: 2001/05/14(月) 00:39
- 853 名前:名無しさん@LV2001 投稿日:2001/05/13(日) 22:21
第5章 「混沌の果て」
バラバラという豪快な音をたて、飛空挺「??」(名称不明)は空を飛んでいた。
窓から外を覗くと、見えるのは空や雲。
数日降り続いた雨は上がり、眩しいくらいの陽の光が下界を照らし出している。
遥か彼方には魔峰ニチャンが見えた。
「これが飛空挺からの眺めか・・・」
腫れた頬を氷で冷やし、>>576はつぶやいた。乗り込む時に皆たんに殴られたのだ。
皆たんは>>576とは対角線上に操舵室の隅にいた。
「ちょっと感動しただろう。みっちゃんに感謝しろよ。>>576」
サッキーが言うと、みっちゃんははにかんだ笑みを見せる。
「まあ、少しはお役に立てればと思って…サッキーさんにはお世話になりましたから?」
「一体何したんですか、サッキーさん…」
「いいじゃないか、イワタん。さて、>>576。選択の時間だ。皆たんもな」
またイワタんを適当にかわしながらサッキーは>>576に向かいあった。
もうすっかりこの話のガイド役となってしまっているサッキーである。
「この飛空挺”名無し”号(名前ないんだよな、募集中だ)で探せばヤスミたんを
見つけるのは少しは早くなる…。手持ちのカードを全部見せればもっと簡単に見つけることが
できるだろう。だが」
ごくり、と>>576は唾を飲み込んだ。サッキーの眼光が鋭く光ったような気がした。
「だが今一度決めてくれ…本当におまえがこの旅を続けたいと思っているか、どうか」
静まり返った操舵室。バラバラというエンジンの音ばかりが響いていた……。
- 10 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:41
- 失敗した・・・登場人物とあらすじは>>2-8と付け足すのを忘れた・・・
逝ってきます
- 11 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:48
- おおっ!>>1-10たんご苦労様〜
でも今日は人いなそうだけど、きっと君の遺志を継いでくれる強者が現れるはず。
- 12 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 00:58
- おお!お引越しお疲れ様!
いいサブタイトルもありがとう!
- 13 名前: 1 投稿日: 2001/05/14(月) 01:03
- >>11、>>12
ありがとう。スレ引越し初めてなので間違ってないか心配だけど・・・
皆でマターリと続けていってください
- 14 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 12:17
- 1たん、どうもありがとう。
君の屍を越えてゆくよ!それでは…
サッキーの強いまなざしに思わず>>576はたじろいだが、意思は既に固まっていた。
『必ずヤスミたんを救い出す。たとえ許してくれなくても、謝らなければ……』
>>576は強く頷き返した。
サッキーは少しだけ顔をほころばせ…
「…じゃあ行くよ。◆国本拠地、アルコタワーに!」
サッキーの言葉にええっ!?と飛空挺内に動揺が走る。
「アルコタワーって…ヤスミたんの行方も判らないのに!?」
イワタんが声をあげる。
「どういう事なんだ、サッキー!?いきなり本拠地へだなんて、危険だ!」
>>576も理解出来ないといった面持ちでサッキーに詰め寄った。
皆たんは顔を上げてじっと様子を窺っている。
「まあまあ、落ち着いて。…そもそもヤスミたんの行方が全く掴めないのは
妙だと思わないかい?ヤスミたんをとりまくギルドが、あれだけ東西奔走して
何一つ掴めていない様子だ。一方、おかしな事に◆国本拠地アルコタワー
ではヤスミたんの行方が解らないというのに、呑気に舞踏会を催している。
……あのヒゲ大将軍があのまま放っておく訳が無い。…だとすればおそらく、
ヤスミたんの行方について何か知っているんじゃないかと思ってね。」
- 15 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 12:19
- なるほど……イワタんと>>576はサッキーの説に思わず感心したが、
皆たんは『それはちょっと強引じゃないかサッキー…』と心の中でツッコミを
入れていた。みっちゃんは何故か後ろで笑っていた。
そんな皆たんの心中を見透かしたかのように、サッキーは向き直り、
「まあ、いつまでも話し込んでいても仕方ないしね。行動あるのみだよ。」
と軽い調子で嘯き、遠くを見つめた。
「…御覧。アルコタワーだ。」
そのはるか前方に、少しづつ壮大なアルコタワーの姿が見え始めていた。
その姿をみっちゃんは懐かしくも少し複雑そうな顔で見つめていた。
長くてエラーに…。
- 16 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 13:13
- ああ、ごめん。◇国だったね。思わず黒い方を入力してしまったよ。
鬱だ…。
- 17 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/14(月) 15:27
- これ、アルコタワーじゃなくて、東京都庁じゃないかッ!
と、ヤスミたんを探して一人別行動を取るラムザは、
ガセネタつかんで新宿に逝ってしまっていた。
アビリティ「さけぶ」でBrave+10、物理AT+1、魔法AT+1。
- 18 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 16:18
- >>17
なんか違うような気がしないでもない。
- 19 名前: その頃の◇国 投稿日: 2001/05/14(月) 18:04
-
魔女の力を継承したノムたんは暗闇の中で呟く。
「鏡よ鏡、世界でいちばんラブリーなクリエイターはだ〜れ♪」
「はい、それはヤスミたんで御座います」
ガシャン。正直者のラーの鏡たんは砕け散った。
「おのれェェーあやつまだ生きておったか!?さてはノジの奴、ヤスミたんの
愛らしさに心奪われトドメをさせなかったのか!?ムキー!!」
砕け散った鏡になおもエンドオブハートを叩きつけるノムたん。
「折角ボクちゃんの呪いで、アッキーをリノアしか描けないようにしたのに!
これじゃあFF総ラブストーリー化計画が失敗してしまうではないか!!」
もう他の者にまかせてはおれん。ノムたんは黒いマントを脱ぎ捨て戦闘服に着替えた。
ちなみにノムたんの戦闘服は、ブルーのロングカーディガンから
女子大卒業式風、背中がセクシー大和撫子服に新調したばかりである。
これを着こなせるとは・・・・・さすがセクシーダイナマイツなノムたんである。
胸に詰め込んだ水風船が割れないように固定すると、ノムたんは身をひるがえした。
「さあ、戦いの刻はきた!どちらが真にヒゲ将軍正室の座に相応しいか
決着をつけようではないかッ!!」
ディスク1最大の見せ場がここに訪れようとしていた・・・・・。
- 20 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 20:01
- >>19
ご、ごめん大爆笑・・・・・
- 21 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 20:12
- >>17
Speed+1が抜けとる。
- 22 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 20:24
- ま、まだDISK1なのか…
DVD版ですか?CD-ROM版ですか?(笑)
- 23 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/14(月) 20:33
- 21さんの鋭さに悶絶する僕。Brave-5。
- 24 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 21:16
- のむたんは着物の裾を翻し、ノジたんの開発室へ向かった。
ノジたんの開発室はアルコタワーの東、蔦の絡まる塔最上階だった。
「のォーじィーまァーたーん」
ハートマークを飛ばしながら、ノックもしないで部屋に入る。
「…………」
愛らしいのむたんを、ノジたんは冷たい瞳で見下した。
ノジたんとのむたんは、表向きは同じ派閥に属しているように見えたが、
その実、FF8で確執を残し、内心憎みあっていたのだ。
ノジたんは自分の手がけたFF8が破綻したのは、のむたんのリノア脚本集のせいだと思っているし、
のむたんはせっかくリノアというすンばらしーヒロインを用意しながら、使いこなせなかったのはノジたんのせいだと思っていた、
部屋の隅の仮眠ベッドに、ヤスミたんは目を閉じて横になっていた。そのベッドの横にノジたんが黒甲冑で立ち尽くしている。
「やほー★ヤスミたん。おヤスミたん(爆笑)かな?」
返事がない。軽い寝息を立てて、どうやら眠っているようだ。
「ノジたん、おとなしくヤスミたんを渡してもらおうか」
途端に殺意を剥き出し、のむたんは牙を向いた。ご自慢の茶髪が逆立つ。
「………断る」
「キィィィィ―――ッ!一介のシナリオ書きがキャラクターデザイナー様のぼくに逆らうつもり!?」
職種差別を剥き出しにするのむたん。
その時、横たわるヤスミたんのただならぬ状態に気づいた。
額に天野喜孝デザインのFFロゴの紋章がへばりついている。何らかの魔法の力を使われようとしていたのだ。
「………術の邪魔だ。帰れ」
「ま……まさかノジたん、封印したあの技をまた使うつもり!?」
- 25 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 21:17
-
ノジたんの唯一にして最大の必殺技、それは『記憶喪失』だった。
◇国に亡命するきっかけとなった出世作『ヘラクレスの栄光III』
そして『FF7』『FF8』。
その全ての主人公らが、何らかの形で記憶を失っているのだ。シナリオライターとしてはかなりの荒業と言えよう。
「や…やめろノジたんッ!!その技を使えば今度こそユーザーが、そして坂口様が黙っていないぞッ!!」
『FF8』の記憶喪失に至っては『実は全員知り合いだった』という脳味噌沸騰ビックバン級のオチになってしまい、
さすがにユーザーが秒速300メートルの勢いで背後に引いてしまったのだ。
ノジたんはリノアの痛手と共にその技を封印した……はずだった。
「………ヤスミたんが……シナリオさえ書けなくなれば……私はそれでいい。
……………命まで奪うつもりは……」
「やめるんだノジたんッ!色香に迷うたか!?
そんなことをすれば…必ず禍根になるぞッ!!」
興奮したのむたんの、右胸の水風船がパシャンと弾けた。
「この技を……使うのは……これで最後だ…………………………………多分ね」
のむたんの制止が間に合わず、ヤスミたんの額のFFロゴ(天野喜孝デザイン)が青く光り始める。
そして、ヤスミたんの体が宙に浮いた。
(ここから五分間のCGムービーをお楽しみください)
- 26 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 22:45
- 同時刻。「デート、1回」の言葉と共にエアリスが復活した。
- 27 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 22:49
- 前スレの1ですが、このスレほど、『思い通りにならないのが世の中だなんて』実感したことはないです。
『あきらめました。』
- 28 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:07
- >>27
時代も人も不変なものは何ひとつなく・・・・・
- 29 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:08
- 御愁傷様です。>前スレ>>1=>>27様
でもこれはこれで楽しいのではないかと。
- 30 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:09
- >>27
もしかして前スレで噛み付いていた人?
- 31 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:10
- >>27 (1)
とても楽しいスレに育ちました。
ありがとう。
- 32 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:10
- >>27
いや、タクティかもしれないぞ。
- 33 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:14
- >>32
『ビンゴ』です。。。
- 34 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:17
- あ、タクティ久しぶりー!
元気だった?
なんだよ、なんだかんだ言ってFF12楽しみなんじゃないかよ。
- 35 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:25
- 前スレ>>812の続き
アルコタワーに走った震動に、>>807は顔を上げた。
アルコタワーは通常、静寂に包まれていると前情報にはあった。
たまに無意味な宴会・・・晩餐会が開かれることはあるらしいが。
ドーンという音。そして、バサバサという何かが吹き荒れる音。
>>807は天井を見上げた。
「…何だろう…でも、時間は無駄にできないッ」
一刻も早くこの情報を仲間達に報せる必要があった。
動揺する◇国民をいいことに、>>807はアルコタワーを脱出する。
彼は知らなかった。
ヤスミたんがノジたんに捕われていたことを。
そして、今この時がヤスミたんにとって最大の危機だったことを。
ムービーはまだ続いていた……
- 36 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:27
- 「バカなッ!」
>>666(前スレの)は叫んだ。
オウガ信者ギルド辺境の地、魔山『ニチャン』に戦慄が走った。
彼らは見た。
その山を切り崩し『奴』が復活するのを……。
「あいつは……封印されたのでは無かったのか!?」
封印は不完全だったのかもしれない。
走り出した物語はかの者を召還してしまった。
いや、すべては予め仕組まれたことだった。『奴』の誤算と共に。
伝説の狂信者『屍術師タクティ』は、重い地響きと共に復活した。
- 37 名前: で、 投稿日: 2001/05/14(月) 23:45
- 最終章『すくいきれないもの』
- 38 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:46
- もう最終章だなんてヤダーン。
- 39 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/14(月) 23:57
- その頃になって、ようやくギルドメンバーたちも気付き始めていた。
「おかしい……これほど情報を集めてもヤスミたんの痕跡一つ見つからないとは…。」
もしや、ヤスミたんは既にこの世の人では……ギルドメンバー達は嫌な想像に不安を感じていた。
ちょうどその頃、東の空…すなわちアルコタワーの方角から青白い光が流れてきていたのだが、
地下に潜伏している>>666や>>718は気付く由も無かった。
同時刻、>>807はギルド本部に向かってひた走っていた。
自分が見たものがなんなのか、知る由も無かったが、重大な何かが起きていることだけは
確かだった。アルコタワーにすべての鍵があると、>>807の本能が告げていた。
ムービーはまだ続いていた。5分間では全然足りなかった。
- 40 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 00:20
- ――場面転換。
アルコタワー空中庭園、一面の花が咲き誇っている。(BGMアイズオンミー)
その中心、花に負けない可憐さのヤスミたんが、一輪の花の香を楽しんでいた。
割と忘れかけられていた裕之たんが、その美しい光景に思わず近づく。
「……ヤスミたん?」
ヤスミたんの雰囲気がおかしい。嫌な感じではない。
普段の神経質なクリエイターっぽさが抜け、とても柔らかい微笑を浮かべているのだ。
ヤスミたんは小首を傾げ、裕之たんに向かい、言った。
「あなたは誰?」
- 41 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 00:31
- そういやアッキーはあのままなのかな。
誰かカムバックさせてあげて。
- 42 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 00:33
- >>41
まあこれからだ。焦るな。
- 43 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 11:20
- 「な…なんだったんだ、さっきの地震は!?」
アルコタワー内部は騒然としていた。だが、それがただの地震では
無かった事に気付く者は少数だった。しかし…
「……今のはまさか!……封印したはずのあの技を使ったというのか!?ノジよ。
ヤスミたんを秘密裏に捕獲したという情報は入ってきていたが……これ以上の
勝手は許さん!!!」
将軍坂口は怒りに吠えた。
「ノジを呼べ!!今すぐにだ!」
一方、河津伯爵の元に下っていたアッキーも、先ほどの激震にただならぬものを
感じていた。何か嫌な予感がする……何か…。
「……ヤスミたん?ヤスミたんに何かが起こった……?」
それは確信だった。この瞬間、ヤスミたんから受けたショックの為に霞がかって
いた脳が一度にクリアされた。愛がノムたんの呪いを撃ち破ったのだった。
「こうしている場合じゃ無い。早くヤスミたんの元へ行かなければ!!」
部屋の中に散乱している右顔りノア絵を踏みつぶし、アッキーはヤスミたんの元へと
向かった。
- 44 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 13:00
- でもまだヒゲ将軍との契約による呪いは解けず、
右顔・オタク向けの絵しかかけないアッキー。
>>807、がんばれー
- 45 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 13:34
- 「Disc2をセットしてください」
1枚絵は何だ?
- 46 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 13:40
- のむたんの満面の笑顔。
- 47 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/15(火) 13:43
- すみっこにラムザ。
- 48 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 14:16
- 愛の力で、アッキーはヤスミたんの元へとたどり着いた。
ヤスミたんはまだ花畑で、裕之たんとマイムマイムを踊っていた。
「マーイムマーイムマーイムマーイムマーイムマーイムレセッセー」
アッキーは懐かしさに涙をこぼした。
河津伯爵の元に下ろうとも、一日も忘れたことの無い、ヤスミたんの笑顔がそこにあった。
憎い>>576もいない。孤高で誇り高いヤスミたん……いや、違う。
「ヤスミたん!」
アッキーが大声で呼んだ。呼びながら走り近づいた。
ヤスミたんはひどく緩慢に振り向く。まるでそれが自分の名前だと気づいていないように。
「ヤスミ……たん?」
「吉田さん、ヤスミたんの様子がおかしいんです。まるで記憶を失ったみたいで」
「伊藤さんもいつまで手を繋いでるんですか!しっしっ!」
記憶――、やはりノジたんは封印したあの技を使ったのだ。
「あなたは誰?」
ヤスミたんは笑顔でアッキーに尋ねた。
「俺は――」
俺ですよ松野さん。いつもあなたのゲームの絵を描いている俺なんです。あなたに誘われてここまで着いてきた俺ですよ。わからないんですか?
そう叫ぶ代わりに、アッキーは、嘘をついた。
「俺はアッキー。あなたの恋人です。俺たちは結婚するんです」
悲しい嘘をついてしまった。
- 49 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 14:27
- >>46&>>47
どういう組み合わせだよ、そりゃ(爆笑)
それにしてもこの小説おもしろい。
- 50 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/15(火) 14:33
- FF12のマニアックなチョイ役と、
このスレッドのマスコット(おもちゃ)目指して頑張ってます!
東京都庁からアルコタワーに向かおうとして、
またガセネタつかんで、
武蔵浦和駅前のラムザタワーに来てしまったラムザより。
- 51 名前: リディたん 投稿日: 2001/05/15(火) 14:37
- ラムたんがんばれー★
次は横浜ランドマークタワーが待ってるメテオ★★
(東京ですらない)
- 52 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/15(火) 14:40
- 武蔵浦和は既に東京じゃないから大丈夫!(何が)
つーか、ここ住みたい。。。
ここに住めたら、ヤスミたんと離ればなれでもいい。。。
ラムザタワー。。。
- 53 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 14:45
- 微妙にFFT組が侵食してきたな。
ベイグラ派もガンバレ。
- 54 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 15:20
- が、がんばるぞー
- 55 名前: その頃の飛空挺組とギルド達 投稿日: 2001/05/15(火) 15:36
- 「なんだったんだ!?今の光は……?」
飛空挺(イカした名前が思い浮かばん…)でも一騒動が起こっていた。
なにか良く無い事が起こっている…>>576は胸騒ぎがした。
サッキーは眉根を寄せてするどく振り返る。
「……みっちゃん。あの光はまさか…!」
「間違いない、あれはノジたんの十八番だ…。」
みっちゃんが重々しい口調で頷き返す。元◇国住民であったみっちゃんとサッキーは
その恐ろしさをよく知っていた。そのあまりの力に◇国が傾きかけた程の威力を。
イワタんもハッとしてアルコタワーを見た。
「どうしたんだ、サッキー!?ノジたんの十八番って……?」
>>576にはさっぱり解らなかったが、他の3人の顔色から大変な事態になっているの
は想像に難く無かった。
「……もう、遅いかも知れない。だがこのままにはしておけない。>>576、覚悟を
しておいてくれ。……君には辛い事になるかも知れない。」
サッキーはいつになく神妙な面持ちで>>576を見つめていた。
>>576は戦慄していた。
その頃、アルコタワーを脱出した>>807は、無事ギルド本部に辿り着いていた。
「アルコタワーに何かが起こっている。おそらくはヤスミたんに関する何か、
◇国を揺るがす程の何かが…。」
>>807の言葉にギルドメンバー達は一路アルコタワーを目指した。
だが、アルコタワーで起こっている恐ろしい事態を彼等は知る術も無い。
◇国本拠地、アルコタワーに各勢力が集結しようとしていた。
- 56 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 15:40
- だがラムザはさいたま市武蔵浦和のラムザタワー付近をうろうろしていた
がんばれ迷子の灰色の獅子
- 57 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 16:24
- 「いけない…このままじゃ私達の計画がッ!!」
ベイグラディエイター>>678は焦っていた。その特殊な情報網でいち早くアルコタワーの
異常を察知していた彼らだったが、予期せぬ展開に為す術も無かった。
「私達はヤスミたん至上主義…。だけどッ…!ヤスミたんが記憶を失っては元も子も
無いわッ!ヤスミたんの記憶があってこそ、すばらしい作品が生み出されるというのに。」
ヤスミたんがクエス党に戻ろうとも、◇国に居ようとも構わない。放浪者の物語の続編を
作る必要も無い。ただ、その才能を今後も活かし続けていってくれるのであればそれで構わない。
「ヤスミたんの記憶を取り戻して、>>576……。貴方の役目はまだ終わっていないわ。」
飛空挺が今、アルコタワーの上空に姿を現した。
- 58 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 16:41
- 「……?」
小首をかしげるヤスミたんをアッキーはじっと見つめた。
一面に揺れる花々。
「……」
「なに、聞こえない……」
小さく口を開きかけたヤスミたんの言葉をアッキーは待った。
その時空中庭園に震動が走り、CGで描かれていた花々は姿を消した。
あまりのまぶしさにヤスミたんとアッキー、横で見ていた裕之たんは目をつむった…
- 59 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 17:17
- 気のせいではない。書き手のレベルもどんどんアプしている。
- 60 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 20:12
- ヤスミたんかーいい。
- 61 名前: 576 投稿日: 2001/05/15(火) 20:42
- どうなっちまうんだ。俺とヤスミたんは。
- 62 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 20:50
- がんばれ、>>576。応援してるぞー。
- 63 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 22:40
- 「見えたぞッ!アルコタワーだ!!」
舵を取っていたみっちゃんが叫んだ。
「焦るなみっちゃん。――注意深く近づくんです」いわたんがいなす。
見た目は優美だが、難攻不落の要塞と呼ばれたアルコタワー。
空中からの侵略について何の軍備もしていないとは考えられなかった。
「ヤスミたんッ!」
>>576は甲板から身を乗り出し、眼下のアルコタワーにヤスミたんの姿を探した。
「危ないぞ>>576ッ!落ち着けッ!!」
落ちそうな>>576をサッキーが押さえた。
「間違いないッ!ヤスミたんは……この下にッ!」
ああ――遥か視界の下。豆粒ほどの大きさのヤスミたんの姿を、>>576は見つけた。
腕で抱くように庇う、アッキーの姿も。
舞い上がる花びらが遠く風に乗り、飛空挺の甲板まで届いた。
「ヤスミた―――んッッ!!!!」
飛空挺の轟音にかき消され、その声は届くはずもない。
だが、ヤスミたんは空を見上げた。見えるはずもない>>576を見た。
「もっと近づいてくれ!」
「だめだッ!これ以上は危険だッ!!――危ないッ!」
サッキーが>>576を突き飛ばした。
二人がいた場所に、高い音を立ててオレンジ色のクーピーが突き刺さった。
- 64 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:01
- 「まだだッ!立ち止まるなッ!!」
甲板を転げるように逃げる二人、その軌跡に次々とクーピーが刺さってゆく。
>>576は、クーピーを投げた主を見ようとして空を見た。
その眉間に、水色のクーピーが真っ直ぐに放たれる。
「ッ!!!」
間一髪、みっちゃんの投げたもんじゃへらがそのクーピーを弾いた。
「――ふ、まだ腕は鈍っていないようだね」
「お前は!?」
バサッ、バサッ。
ユウナコスプレの妖艶な魔女のむたんが、黒チョコボに跨りクーピーを構えていた。
「そんなおんぼろ飛空挺で、偉大なるアルコタワーに侵入しようとは笑止。
坂口様のご命令だ。我がクーピーに串刺しにされ、空の藻屑と消えるがいい」
ユウナ姿に呆然とするメンバーを尻目に、>>576がのむたんに向かって叫ぶ。
「待ってくれ!俺はヤスミたんさえ戻ってくれればいいんだッ!!」
「もう遅いわッ!!」
乱れ飛ぶクーピー。
「迂回しろみっちゃんッ!!」
「了解!北北西に進路変更ッ!!」
アルコタワーから離れようと、飛空挺が進路を変える。
- 65 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:05
- 続きは?
- 66 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:07
- あ、書かれちゃったか。
- 67 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:08
- >>66
予みたいー。
被ってもいいからアプしてー。
- 68 名前: 66 投稿日: 2001/05/15(火) 23:12
- >>67
分岐すると収拾つかなくなるからおまけで読んでなー。リクエストありがとう
◇国の対空ミサイル「クーピー」が一斉に火を吹く。
アルコタワーを目指していたギルドメンバー達はその威力の凄まじさに足を止めた。
立ち竦む者。がっくりと膝をつく者。誰もが恐怖を感じずにはいられなかった。
「サッキー! サッキー!?」
サッキーに突き飛ばされ九死に一生を得た>>576は顔面蒼白になりながら
周囲を見回した。甲板は揺れに揺れ、立ってなどいられない。
また、自分の不注意で誰かを傷つけるのか……!?
>>576は必死になってサッキーを探した。飛空挺(名前…)から落ちてしまったのだろうか。
「おーい…>>576」
>>576がそう思った矢先、足元で声がした。甲板に穴がわずかに開き、サッキーはそこに落ちたのだ。
「サッキー、死ぬな!」
「人を勝手に殺すな…まだ物語は始まったばかりだぞ。おい>>576、引き上げてくれ」
こんな時にもひょうひょうとしているサッキーに>>576は手を貸した。
貸した手に全体重をかけられ、逆に転げ落ちたのは数秒後だった。
「このままじゃ…打ち落とされるのが関の山だ…」
操舵室に駆け込み、スクリーンを凝視する。クーピーの集中砲火に飛空挺はおされていた。
だが、ヤスミたんは助けたい。助けなければならない。
「方法はあるぞ」
操舵室の隅から声がした。皆たんだった。
- 69 名前: 66 投稿日: 2001/05/15(火) 23:14
- 本筋は>>64だよー。
しかし、このスレが576までこのままいったら
名前はどうなってしまうんだろうか?
ソボクなギモン。
- 70 名前: 64 投稿日: 2001/05/15(火) 23:17
- >>68
面白いー!
方法が気になるハァハァ
皆たんが某ドラマの脇役みたいでイイ!(・∀・)
- 71 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:18
- じゃ、>>64が本筋ってことで続きを。
それにしても□って会社はホント妙な愛され方してんなー。
エニクス題材にここまでやろうと思わんし。
- 72 名前: 64 投稿日: 2001/05/15(火) 23:18
- ああ、上げてしまった。失敬。
- 73 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:20
- >>71
変に社員が露出狂だから、突っ込みを入れたくなるんだね。
エニクス題材だと、ヒロインはやはりほりいたんなのかな・・・。
- 74 名前: 66=68 投稿日: 2001/05/15(火) 23:22
- >>64
ありがとう。
方法は次の人に考えてもらうつもりだった(w
北北西には何があるワクワク
- 75 名前: じゃあ64の続きで 投稿日: 2001/05/15(火) 23:28
- 「嫌だッ!ヤスミたんを目の前にして帰るなんて嫌だ――ッ!!」
甲板から飛び降りようとする>>576。その襟をつかむ皆たん。
「馬鹿野郎ッ!!ドラクエじゃないんだ!こんな高さから飛び降りたら死ぬぞッ!?」
「案ずるな……ヤスミたんもすぐに後を追わせてやる……」
一方、アルコタワー周辺にも続々とギルドメンバーが集まっていた。
その列は目黒駅から、権田坂方面を埋め尽くす勢いだった。
「ヤスミたん」「ヤスミたん」「ヤスミたん」
呪文のように皆が呟いている。
坂口大将軍は、屋上から飛空挺を、そして地上を見下ろしていた。
いい迷惑なのは、アルコタワーに籍を置いている◇以外の会社であった。
- 76 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:29
- >>73
ヒロインが堀井たんだと妙に違和感があるような?
じゃあヤスミたんやノムたんが、いいんかと言われると………
(・∀・)イイ
- 77 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:32
- >>75
ああ皆たんがカコイイ・・・
大爆笑。
- 78 名前: 特別出演 投稿日: 2001/05/15(火) 23:33
- 「こ、この騒ぎはなんなんだーーーー!!!!!」
「きゃあああーーー!!!」
逃げ惑うのは
『アルコ・クリニック』の医院長と看護婦達であった。
- 79 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:41
- >>75の少し前。アルコタワー最上階・特別ルームにて。
「……ノジ。何故お前がここに呼ばれたか、その理由は判っているだろうな?」
限り無く冷たい眼差しで坂口将軍はノジたんを見下ろしていた。
「……わかって……います。」
背筋が凍り付くような恐怖に駆られながらも、ノジたんはなんとか答えた。
「大方自らの地位を脅かすヤスミたんの存在を畏怖しての所業だろうが、この私に
一言の断りも無く勝手な真似は許さん……。」
口調こそ穏やかだったが、その内に秘めた強い怒りはノジたんにひしひしと
伝わって来ていた。黒甲冑の中で幾筋もの汗がつたう。
……もはや俺もここまでか……?
このままこの部屋で消されるかも知れない…そんな事を考えた。
「……だが、お前にはこれまでの素晴らしい功績が有る。ここでお前のような
優秀な部下を失うのは◇国にとっても大きな痛手だ。……チャンスをやろう。」
思わぬ坂口将軍(ヒゲ)の申し出にホッと一息つくノジたん。
しかし、後にノジたんはその条件を呑んだことを後悔することになる…。
内容については誰か考えて。
- 80 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/15(火) 23:55
- 『そろそろ……か』
黒チョコボで宙を待っていたのむたんは、段々と高いところが怖くなってきた。
「ふえーん。怖いよー」
元より、のむたん自身がこんな雑魚相手にまで出てきたのは、時間稼ぎのためだった。
「今ですッ!坂口様ッ!!」
ドコモの携帯でヒゲ将軍に連絡を取る。
ヒゲ将軍は頷き、そのボタンを押した。
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・・・
アルコタワーの最上階が割れ、最大の対空地砲がその全貌を現した。
「あ・・・あれを見ろ!」
サッキーが先に(シャレじゃないよ)気付いて、それを指差す。
「な・・・・!」絶句する皆たん。
「げえ!あれはッ!!」
それは、全長300メートルにも及ぶ、巨大なコカコーラであった。
その巨大さ故に充填まで時間が掛かる。のむたんはその時間稼ぎをしていたに過ぎなかった。
「あれは伝説のコカコーラ砲・・・!!
あんなもんをまともに食らったら、骨まで溶けちまうぞ!!」
ヤスミたんを餌に、オウガ信者たちと>>576らを一気に片付けてしまうのがヒゲ将軍の目論見であった。
「全出力で逃げるんだッ!!」
コカ・コーラ砲が炭酸を吹いた。
茶色の本流が飛空挺を直撃する。
そして、アルコタワーに群がる信者たちを、溶かしながら流し去ってゆく・・・。
- 81 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 00:47
- 第二部「争いの爪痕」
………………………
………………………
………………頭が痛い。
>>576は物音で目を覚ました。………ここは、何処なんだろう?
まだぼんやりと霞む視界の中で、人影を見い出す。
「……ああ、気が付いたのか。良かった…。一週間も目を覚まさないから
このまま死ぬんじゃないかと思ったよ。」
サッキーが穏やかに微笑みながら>>576に薬湯を渡した。
「ああ、まだ自分の置かれた状況が解っていないみたいだね。…一週間前、
僕たちはアルコタワー上空で、コカ・コーラ砲の直撃を受けたんだよ。
幸い死者は出なかったけど、君は重傷を負ったんだ。他の3人…みっちゃん
や皆たん、イワタんも無事だよ。皆たんは腕を骨折して安静にしている。
………飛空挺はダメになったけどね。九死に一生を得たってところかな。」
>>576はぼんやりとサッキーの話に耳を傾けながら、なにか大事なことを
忘れてしまっているような気になり、記憶を順番に辿っていた。
「……ヤスミたん。ヤスミたんははどうなったんだろう?」
ふと、思い出して>>576はサッキーに尋ねた。
「……ヤスミたんなら、多分無事だ。良くも悪くも……アルコタワーなら
命を奪われることは無いだろう。坂口大将軍の目が行き届いているからね。
さて、まだ病み上がりなんだ。あとでゆっくり話をするとして、君は
もう少し眠っていた方がいい…。」
- 82 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 00:54
- この時、>>576は自らの周囲の事にのみ気を取られていて知る由も無かったが、
コカ・コーラ砲による打撃はギルドをほぼ壊滅状態にさせるほどの物であった。
第一勢力を誇っていたオウガギルドは、その精鋭の殆どをコカ・コーラ砲に
より失い、残った者も坂口大将軍の手の者により、次々と消されていったのである……。
灰色の獅子、ベイグラディエイターなどの第二、第三勢力はその場に居合わせなかった為
痛手を被ることは無かったが、◇国の凄まじい弾圧により、その活動を完全に地下へと移していた。
ここに来て、勢力図は原形を留めぬ程に大きく様変わりしていたのである。
ageてしまった、スマン。
- 83 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 01:22
- FF流松野…っていうより、オウガ流松野のような気も?
登場人物のややこしさとか。
- 84 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/16(水) 01:36
- 一人だけ浮いてる僕とか♪
- 85 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 05:57
- >>79の続きから
バスタードソードを握る手にじっとりと汗が滲む。
命令を受けてから一週間が経とうとしている。
ヒゲ将軍からは「期限は問わない」と言われたものの、放置するわけにもいかなかった。
『なあノジ・・・。私はヤスミたんを正室に迎えようと思っている』
『…………』
『わかるな。“アレ”は邪魔だ。
ユーザーの反発も既に頂点を迎えている。あいつは、用済みなのだよ』
のむたんを消せ。
あまりに残酷な、ヒゲ将軍の命令であった。
――私にできるだろうか。
ここ一週間、のむたんを見張っているが、その隙の無さは見事というしかない。
いや、刃を振り下ろせない原因は、ノジたんの自制心かもしれない。
そして今また、深夜のアルコタワーにて、ノジたんはのむたんが通りがかるのを待っていた。
のむたんは予定通りに現れた。
「♪ぼっくらの仲間だ元気よく〜」
高らかなミッキーマウスマーチの歌声。今日も元気なのむたんであった。
奴を殺さなければ消されるのはこちらだ。
ノジたんは一歩前に踏み出した。
- 86 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 08:10
- >>83
元が松野流FFだったからね。
- 87 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 12:33
- >>81の続き
コカ・コーラ砲の悪夢から10日…。
>>576の傷も大分癒え、ようやく歩けるようになっていた。
そして自分達が置かれた状況をようやく把握したのだった。
「じゃあ、今は◇国の天下って事か…。」
>>576は顔を顰めた。
「そうだね。今じゃギルドもほぼ壊滅状態。◇国の殲滅部隊が残った
者達を次々と始末しているらしいよ。僕たちはなんとか飛空挺で
逃げ延びたけど、やっぱり着地が上手くいかなくてね。
……で、こんな山の中に潜伏してるって訳さ。」
サッキーは状況に相応しく無いのんびりとした口調で答えた。
テーブルの向かい側にイワタんとみっちゃん、そして腕を吊っている
皆たんがいる。皆、どこかしら怪我をしているようだったが、何故だか
サッキーだけは無傷のようだ。
「大変だったよ、全く。まさかあんなものを隠しているなんて、聞いた事も
なかったしね。こちらの準備不足も有るだろうけど、さすがは坂口大将軍
としか言いようがないよ。敵を欺くにはまず味方からってね。」
『……アルコタワーに行こうと言い出したのはサッキーじゃ無かったっけ?』
皆たんは少し避難めいた目をしてサッキーを見たが、サッキーは気付かない。
単に気付かないフリをしているだけかも知れないが。
「まあこれで振り出しに戻ったって事かな。」
みっちゃんは少し溜め息をついた。
- 88 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 13:00
- 「……お取り込みの最中済まないが…」
ふと室内に響いた声に>>576はびくっとして立ち上がった。
見た事のない男がこちらを伺っている。…いや、どこかで見た事が有るような…何者だ?
「……あなたは?」
「ああ、>>576は初めて会うんだったね。ずっと寝てたから。……紹介しよう。
この人は植松さんだよ。君も写真くらいは見た事が有るだろう?」
『植松!?……何故◇国の重要人物がここに!?』
驚く>>576。その顔をサッキーは楽しげに眺めていた。
ここに忘れかけられていたに違いない◇国重要人物、植松が登場した。
- 89 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 13:30
- うえまつたん・・・そういえば・・・
- 90 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/16(水) 14:28
- ウエマツたんまんせ〜
- 91 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 14:31
- 「…ヤスミたん……ヤスミたーん!………あ、見つけたっ!」
「あーん、アッキーが鬼だとすぐに見つかっちゃうね。」
ヤスミたんが花のように微笑む。
ここはアルコタワー内遊戯室。コカ・コーラの惨劇は未だアルコタワーにも爪痕を
残していたが、そんな事にはお構いなく、ヤスミたんとアッキーは平和に隠れんぼをしていた。
記憶を失くしたヤスミたんは、以前のような張りつめた神経質的な雰囲気が
鳴りを潜め、無邪気に微笑むばかりだった。
ああ、僕のヤスミたん……このまま記憶が戻らなければ良い…ずっと守ってあげるから…。
アッキーは束の間の幸せに酔い痴れていた。
……だが、そんなささやかな幸せも長くは続かない。アルコタワー内部では秘密裏に
ヤスミたん入内の準備が整えられていたのである。
「…呑気なもンだ。数週間後にはヤスミたんが正式に入内するとも知らず。
まあその方が都合が良いか。手に入れたと思ったヤスミたんが、突然
横取りされて、失意のどん底に落とされた時……その時こそアッキー懐柔
のチャンスなンだからな。」
ずっと出番の無かった河津伯爵が、遠くから二人の様子を見つめ、くくっ…
と低く笑いながら去っていった。そのまた背後から一人の女が姿を現す。
「お養父様…。」
これまた出番の無かった小林トモーミが姿を現す。
「…………嵐の予感ね。早速アミーゴに連絡しなくっちゃ!!」
何やらどす黒いハートマークを飛ばしながら、彼女もまたその場を去った。
- 92 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 14:41
- あ、書かれてしまったか。じゃ違うのを・・・
- 93 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 14:55
- 「元気よく〜〜♪ のむたんは今日も元気でウツクシイ〜」
自分で歌ってて恥ずかしくないのかというメロディを口ずさみノムたんはスキップをしていた。
…奴を殺さなければ消されるのはこちらだ。
ノジたんがそう思い、足を踏み出したその時、陽気な歌もまた途切れた。
「誰かな〜? そこにィ、隠れているの。まっさかノジたんじゃないよねェ?」
「……そのまさかだ」
脱力しそうになるのを我慢してノジたんは姿を現した。
「ノジたん、ずいぶん怖いカオしてるね。ヤスミたんアッキーにとられたの、悔しい?悔しい?」
ノムたんはどこまでもゴキゲンだった。ヤスミたんは使い物にならない。
だとすると、自分の後宮内における地位も安泰だと思ったからだ。
「……………………………………………ヒゲ大将軍の御命令だ。ノムたん、覚悟…」
会話を諦め、ノジたんは長剣をノムたんに向ける。
ノムたんの喉からヒッという細い悲鳴が漏れた。
- 94 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 14:57
- 「…どういうつもりさ! ヒゲ様の御命令ってナニさ!?」
「……おまえはもう用済みとのことだ、ノムたん………」
「ぼくは信じないぞッ! あのヒゲ様がぼくを…ぼくを消そうとするなんてッ!
しかもその命令をただのシナリオ書きに命令するなんてッ!」
ノムたんの呪詛が夜のアルコタワーに響き渡った。
金髪が逆立っていき、着ていた服は例の戦闘服にとってかわる。
「そう…ぼくを消すっていうの、ノジ…消してみなよ!」
ノムたんの殺気にノジたんは圧倒されるばかりだったが、気を取り直し長剣を構え直す。
この任務に失敗すれば、塵となるのは目に見えている。
「来ないの…? じゃ、こっちから行くよッ!」
ノジたんとノムたんの熾烈な戦いが今、幕を開けた。
- 95 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 16:01
- ――一方その頃……。
「やはり純白のウェディングかな〜〜。
でもぉ〜日本人だし、和服もいいなぁ〜〜。
いっそウクレレ鳴らしてハワイアンウェディングも素敵かも〜。
あ、アヤにちゃんと『新しいママだよ』って紹介するのが先かぁ〜えへへぇ」
アルコタワーに隣接する某有名結婚式場目黒雅叙園。
そこのドレスルームで、ヒゲ将軍は鼻の下を60センチほど伸ばし、ドレスカタログを見ていた。
汚い仕事をノジたんに任せ、すっかり安心しきっている。
「こちらの森英恵の新作などいかがでしょう?裾に散らしたパールがとても優雅ですのよ」
そんなヒゲに嫌な顔一つせず、マヌカンは次から次へとカタログを持ってくる。
「うーん、もちょっとゴージャスな方がいいかなぁ〜。
でも、まっつーはかわいいからなんでも似合うんだよなぁ〜でれでれ」
バサッ!
マヌカンがカタログを取り落とす。
「し、失礼しました。あまりお幸せそうなので当てられてしまいましたわ」
「そうだろそうだろアッハッハー」
冷酷非道で知られるヒゲたんが、こんな笑みを浮かべるのは、いつもは愛娘アヤたんの前だけであった。
しかしヒゲも人の子、ヤスミたん入内を目前にして、社員以外の誰かに惚気ずにはいられなかったのだ。
「わたくし、他のカタログを探して参りますわね。オホ、オホホホホ」
マヌカンはまだブツブツ言っているヒゲをその場に残し、トイレに隠れた。
鏡を見ると、冷や汗をかいたせいか白粉がまばらになっている。その下から青々とした髭剃り後が覗いていた。
- 96 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 16:02
- ――危ない危ない。
しかし、少しでも◇の情報を手に入れようと、女装してまでここに潜り込んでいた甲斐があったぜ。
まさかこんなに早く、向こうから飛び込んできてくれるとはな。
ヤスミたんとハッピーウェディングだと?させるものか。どんな手を使ってでも阻止してやる。
しかし、>>576は何をやってるんだ?不甲斐ない男だなまったく。
やはりヤスミたんを幸せにできるのは>>576ではない・・・この俺だ。
鏡に向かい、ブツブツと独り言を言っているのは、
既に皆から忘れられていた前スレの>>726であった。
ギルド信者たちがコーラに溶かされている間も、今日の日のために彼はこの地に潜んでいた。
「ねー!次はブーケのカタログ見せてよ!!」
「はい!ただいまー!!」
>>726は、ずれたヅラを直しながら呑気なヒゲの元に駆け寄った。
- 97 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 17:41
- これはまた・・・・・式場で大波乱の予感・・・・楽しみだ〜ハァハァ
- 98 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 19:18
- さて、アルコタワーのある一室での会話。
灯りが僅かに灯った部屋で二人の男が密談をしていた。
「……聞きましたか、北瀬公爵?」
「……聞きましたとも田中公爵。」
「……ヤスミたんがついに将軍の正室になるとか。こちらが考えていたより
はるかに時期が早くて驚きましたな。」
「まあ、将軍は一応ノムたんという側室をかかえていらっしゃるからな。
しかし、あのじゃじゃ馬(死語)がだまってはおるまい…。」
「あの者が知れば、ヤスミたんの身が危うくなりはしまいかと思いますが。
……それにしても将軍も酷な事を為さいますな。」
「将軍はすでにノムたんに愛想をつかしているという話もある。いい厄介
払いになるのでは無いかな?」
「どちらにしても我々が、取るべき道は一つ。」
「………臨機応変に対応ですかな?」
「勝ち組に乗じるとも言いますな…。」
「ふっふふふふ…。」
「ほっほっほっ…。」
だが、彼らは気付いていなかった。部屋の隅にこっそりと佇む人影を。
影が薄すぎて判らなかったのだ。
……そう、それはこの小説には登場しないと思われていた直良たんだった。
- 99 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 19:45
- >>98
直良たん登場ワラタ
ヤスミたんの花嫁姿に期待(藁
- 100 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 20:34
- そろそろ登場人物まとめたほうがいいかな?
- 101 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 20:49
- ナオたん出てきたか・・・登場するとは思わなかった、そういえば(w
- 102 名前: のむたんの心境 投稿日: 2001/05/16(水) 22:11
- 『酷い、酷いよ坂口様!!ノジの奴、僕に嘘ついているんだ!坂口様が僕を
捨てるなんて何かの間違いだ!『スクウェアが世界に誇る絵師として、
お前を出世させてやろう』と僕を暗いボイラー室に引っ張り込んだじゃないか!?
だから僕は坂口様に処女を捧げたんだ!
酔っ払って『俺は不幸な男なんだ。火は恐ろしいよ。お〜か〜ちゃ〜〜ん』と
泣き出した時は、僕も一緒に泣いてあげたじゃないか!
『哲、お前は優しい奴だな。映画の主人公はお前に決まりだ』と言って、
怪しげな8mmビデオで恥ずかしい姿まで撮らしてあげたのに!!
おっとこれは極秘ビデオだよ?どんな内容かはナ・イ・ショ♪
とにかく!坂口様が僕以外の男を入内させるなんてありえないんだ!!
僕は・・・僕は・・・坂口様の後ろ盾を失ったら、魔界ことコミックマーケット
送りにされてしまう。なんで世界を相手どる絵師が、スペースの隅でスケッチブック
を描いてなきゃいけないんだ!嫌だ、そんなの絶対嫌だ!!
負けられない。絶対にノジに負けられない。そして坂口様に真相を問わなくては!』
ノジたんと対峙したのむたんは、わずか0.5秒で上記のことを考えていた。
- 103 名前: 628 投稿日: 2001/05/16(水) 23:11
- 登場人物表出していいかい?
- 104 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:22
- >>103(628)
待ってたよ〜(w
大変だろうが、いっちょ頼みます先生!!
- 105 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:23
- >>103
是非お願いしますage
- 106 名前: 628レポート 投稿日: 2001/05/16(水) 23:26
- 第一部第五章「混沌の果て」〜第二部第一章「争いの傷痕」
ヤスミたん…本作ヒロイン。ノジたんの術で記憶を喪失、穏やかな性格に。数週間後に入内の予定
アッキー…ノムたんの術を破り、再びヤスミたんのもとへ。少しずつ絵が元に戻ってきている
ノムたん…◇国の絵師でありヒゲの側室。ヒゲから邪魔者扱いされ抹殺命令が下っているが…
ヒゲ大将軍…◇国の実質的支配者。冷酷非道だがヤスミたんの入内に浮かれている
ノジたん…ヒゲ派実力者。記憶喪失という禁じ手を使うことができる。現在ノムたん抹殺の刺客
ついでに魔峰ニチャンでピンチを迎えていた裕之たんも保護
河津伯爵…◇国有数の貴族。「ン」口調。入内に絶望するだろうアッキーを今から狙っている
小林トモーミ…◇国絵師。河津伯爵の養女でもある。カースト出身で根拠のない妄想を展開
裕之たん…最近影が薄い。ヤスミたんとプロジェクトを成功させることを夢見ていたが…
北瀬公爵、田中公爵…◇国貴族。出された料理をタッパにつめないと気がすまない
直良たん(ナオたん)…??? 今後の活躍が期待される
ウエマツ…◇国宮廷楽師。ウクレレが得意。サッキーや>>576に接触した
皆たん…熱血的良識派。>>576と対立していたが、アルコタワーの一件で関係が改善されたかも
サッキー…どこまでもマイペースな吟遊詩人。ヤスミたんの昔の恋人。ムテキング
イワタん…サッキーから連絡をもらうことのできる唯一の人物。昔は一緒に仕事をしたらしい
みっちゃん…石板もんじゃ「みっちゃん」店主。飛空挺「結局名無し」号を持っていたが墜落
柴田アミーゴ…天性の踊り娘。紫のバラを口にくわえて登場。泥沼関係が好き
コジーマ…ヤスミたんのライバル。映画オタク。出番はもうないのか?
- 107 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:27
- (番号はすべて前スレッド)
>>576…ヤスミたん以外アウトオブ眼中(古)の一青年。オウガギルドの精鋭だったが、出奔。
ヤスミたんに会い、謝るために動いている。刺されたり爆撃されたりとケガだらけである
>>726…ギルド分裂によりヤスミたんへの愛に目覚めた一青年。結婚式場でマヌカンに扮している
>>678…失意の>>576を拾ったレジスタンス諜報員(ベイグラディエーター)。どこでもハイヒール
>>629…NIKA。けむくじゃら。倒れていた裕之たんを救出。裕之たんの盾となって死亡
>>601…600のキリバンを取り損ねた。「灰色の獅子」でも穏健派。上層部を動かす力あり
>>718…伝説系旧派代表。無名の頃からヤスミたんを支持してきた自負がある
>>702…穏健派代表。数こそ多いものの抗争に疲れ離脱する者多数の自派勢力を憂慮している
>>666…戦略系新派過激派代表。持久力結束力が武器だが時に盲信が暴走を招くことも
>>736…「灰色の獅子」上層部
タクティ…伝説の屍術師。魔峰ニチャンに封印されていたが走り出した物語が召喚してしまった
- 108 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:29
- ギルドの内情(勢力を大幅に縮小している)
オウガ信者ギルド…コカコーラ砲で大打撃を受け、壊滅状態に陥ってしまった。
会派には伝説系旧派、戦略系新派、穏健派があった
灰色の獅子(FFTマニア)…三大ギルドでも割とヤスミたんへの愛着は弱い?
過激派がプロジェクト頓挫とFFT2制作をヤスミたんに要求するため暗躍していた
ベイグラディエーター(レジスタンス)…少数派。ヤスミたん至上主義。
>>678他精鋭が走り回っていたが例のコカコーラで地下に潜っている
アッキー画伯至上主義…アッキーの画集を夢見つつ支援を続けてきたギルド。
各ギルドの連携を取るため、>>807が奔走していたがその成果は?
参加者諸氏の熱筆を期待しています。
では…。
- 109 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:33
- おおー!早いしよくまとまっている!!
いつもありがとな>>628!!
お疲れ様!!
- 110 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:56
- む…ムテキング〜!!
サッキーいいなぁ。萌え〜!!
- 111 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/16(水) 23:57
- 皆たんも萌えだなぁ。
おいしいよね。
- 112 名前: 628 投稿日: 2001/05/17(木) 00:01
- 役に立ててよかった。
ノジたんの項、二行目消し忘れてしまった。訂正します。
- 113 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 00:03
- 628・・・マメな人だ(感涙
お疲れ様でした。
- 114 名前: 異端者ラムザ 投稿日: 2001/05/17(木) 00:06
- 628さんまんせー
- 115 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 00:11
- >>628さん、
>>726…ギルド分裂によりヤスミたんへの愛に目覚めた一青年
が抜けてます。
あと、故人ですが
>>597・・・>>576が所属していたギルドの刺客。執念深い
EDに載らないのも不憫だ。
- 116 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 00:12
- あ…>>726はあったよ……。しかもあげてしまった……。
回線切って絶叫します。
- 117 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 00:16
- >>116
ドンマイ!
- 118 名前: 628 投稿日: 2001/05/17(木) 00:37
- 刺客各氏(>>597、>>620、>>624、>>633他)は今後登場しない可能性
があるので中間まとめでは省略してました。スマンです。
(本文が長すぎますがあるので)
>>597・・・>>576が所属していたギルドの刺客。>>576との戦いに敗れ死亡
>>620…川に流されたヤスミたんを拾い上げモノにしようとした。
裕之たんとのリターンマッチはあるのかないのか
>>624…靴マニア
>>633…靴マニア。ヤスミたんを発見、ノジたんにちくるが口封じのため処分される
- 119 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 00:52
- 「何故ここに貴方がッ…!?」
>>576は思わず叫んでいた。ウエマツといえば、◇国の宮廷楽師であり、
現在の◇国の繁栄を築いてきた功労者である。事実上◇国と対立関係に
有ると言っていい自分達に何の用が有るのか…!?
「実はね、今、御厄介になっているこの山荘はウエマツさんの別荘なんだよ。
上手い具合に飛空挺がこの近辺に落ちてくれてね。で、まあ、安直ながら
ここを一時借りたんだよ。…僕とみっちゃんは以前◇国に在籍していたからね。
植松さんとも面識があるのさ。」
それでも>>576は半信半疑だった。
「俺たちを匿って…貴方に何かメリットでも有るんですか?この事が将軍に
知られれば、いくら貴方といえども…。」
そこで少しウエマツは悲しげな顔をした。
「……私は確かに◇国の宮廷楽師で、これまで◇国の為に働いてきた。だが、
近頃の◇国は以前のような活気が無くなってしまった。悲しいかな…◇国が
まだ小国に過ぎなかった頃、あれほど皆が一丸となって◇国を盛りたてようと
していたものが、必要以上の繁栄を獲得した今となっては…。将軍も以前は
あのような方では無かったのに…。」
「ま、そういう事でウエマツさんは僕たちに協力…ってワケでも無いけど、
とりあえず理解を示してくれたのさ。まあ、いつまでも入り浸っているわけにも
いかないから、>>576の傷が治り次第出て行くって事でね。」
口を閉ざしたウエマツに代わり、サッキーが補足した。
- 120 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 01:21
-
数日後――。
サッキーと愉快な仲間たちは、ウエマツ邸を辞した。
実のところ、>>576の傷は完治しているわけでは無かったが、◇国の追っ手がウエマツ邸に
目を付けているいう情報がもたらされ、一刻も早く離れなければならない状態にあったのだった。
「なんだかここのところせわしないねぇ…。」
傷の為に自力で下山出来ない>>576に手を貸しながら、なにやらのんびりとボケた事を呟くサッキー。
「サッキーさん、ほんとに自分の立場判ってるんですか…?」とイワタん。
「飛空挺があれば山越えもあっという間なんだけどね。」と、これはみっちゃん。
「………………。」
皆たんはそんな仲間達のやりとりに加わらず、ただ黙々と山を下りている。
その心は、昨晩のウエマツの言葉に絡め取られていた。
「…皆たん。君は本当にこのままで良いのかい?」
不意にウエマツがそんな事を尋ねた。
「君は本来◇国陣営のものだ。だが、彼らと行動を共にしていては、反逆者と看做されてしまう。
……今ならまだ僕が口添えをすれば◇国に戻る事ができる。そもそもヤスミたんとアッキーを
取り戻すために、君は彼らと行動を共にすることになったんだろう?…今はヤスミたんもアッキーも
共に◇国に居る。だとすれば、既に君は彼らと行動を共にする必要は無いはずだ……。」
それは至極もっともな意見だった。◇国に戻ればヤスミたんとアッキーが居る。
また3人でクエス党にいた頃のようにやればいい…。
…………だが、このまま◇国に戻るのはなにかが間違っているような気がした。
皆たんはどうして良いのか解らず、一人苦悩していた。
- 121 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 01:28
- 「・・・・やめた方がいい。あの国はもう駄目だ」
そこに現れたのは――
「の、野島さん!」
血まみれの野島であった。のむたんとの戦いに敗れたノジたんは、全身にクーピーを突き刺したまま、アルコタワーを逃げ出したのだ。
ノジたんはのむたんを甘く見ていた。絵は下手でも、のむたんもまさしく◇の精鋭であったのだ。
◇に居てもヒゲに殺されるだけだと悟ったノジたんは、のむたんとの戦いに敗れたその足で出奔した。
「・・・・・野村が、そしてヒゲがいる限り、あそこには未来がないぞ。
・・・・もうみんなわかっている筈だ・・・・」
そこまで言って力尽きたのか、ノジたんは地面に倒れた。
「野島さん!しっかりしてください!!
何があったんですか!」
揺さぶる皆たんの声だけが空しく響いていた。
- 122 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 01:35
- ノジたんかっこええー・・・死ぬなよ。
でもノムたんもいい・・・
- 123 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 01:40
- http://www.wink.ac/~sinchan/cgi-bin/MegaBBS/ffdq/index.html
- 124 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 02:19
- 「ノジたん……。」
居合わせた全員がその姿に驚いた。
皆たんは腕を骨折している事も忘れたかのように、ノジたんを揺さぶり続ける。
「皆たん、ちょっとどいて!」
サッキーが我にかえって駆けつける。
「これは…酷い。すぐに病院につれて行かないと…。」
だが、ここは山中だ。救急車など呼んでも来るはずが無い。そもそも道無き道
を歩んでいるのだ。
サッキーはイワタんのリュックから救急箱を取り出し、ノジたんに応急処置を施す。
だが、既に失血し過ぎており、応急処置程度ではどうにもなりそうもなかった。
サッキーの顔に苦渋の色が浮かぶ。
「……止めておけ、無駄だ。仮に助かったとしてもすぐに◇国の刺客がやってくる…。
それよりも……急げ。3週間後にヤスミたんが正式に将軍の元へ入内する…。そうなれば
もう…ヤスミたんを取り戻す事は…出来まい…。」
「なんだって!?……ヤスミたんが?」
>>576に衝撃が走った。ノジたんの元に駆け付けようとするが、足場が悪い上、傷を負った
身では上手く動けない。
「……ふ。そんな調子では…せっかく与えた情報も無駄になるかな…?まあ、せいぜい…
足掻くがいいさ…。………………………………。」
「野島さん…?!野島さんしっかり!!」
皆たんが声を限りに叫ぶ。
「落ち着いて皆たん。意識を失っただけだ!まだ生きている。……だが、どうすれば…。」
- 125 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 02:46
- 「方法はある。」
一瞬間を置いてみっちゃんが口を開いた。皆がみっちゃんに注目する。
「…幸いここからウエマツ邸まではまだそれほど離れていない。僕がノジたんを連れて
ウエマツ邸まで引き返せば、なんとかなるかも知れない。」
「みっちゃん!?そんな事をすれば君は◇国に捕まってしまう!!」イワタんが即座に反対した。
「判っているだろう、反逆者の末路を。◇国に捕まったらおしまいだ。しかも君は元◇国住民
という事で余計に立場が悪い。いわば、元・身内の裏切りに当たるんだから…!」
皆たんも強い調子で否定する。
みっちゃんは少しの間唇を噛み締めていたが、きっぱりと向き直って言った。
「ここでノジたんを見捨てるわけにはいかない。例え対立する側の人間だとしても……。
男にはやらばければならない時っていうものがあるんだ。…そうだろう、サッキー?」
「みっちゃん……。」
みっちゃんの申し出にサッキーはしばらく声も出ない様子だった。しかし…。
「……じゃあ、ノジたんの事は任せるよ。ノジたんを預けたらすぐに戻ってきてくれ。」
「ああ、言われなくてもそうさせてもらうよ。」
「サッキー!!」
皆たんが悲鳴にも似た声をあげる。サッキーは穏やかな目をしてみっちゃんに告げた。
「……また会おう。いつかの場所で待ってるよ。」
「…はは…いつかの場所、だね。……じゃあ。」
「……………みっちゃん。」
- 126 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 02:48
- みっちゃんはノジたんを背に抱えると、早足でウエマツ邸へと戻って行った。
呆然としている面々に対し、サッキーはそそくさと救急箱を仕舞い、
「ぼうっとしているヒマは無いよ。いつ追ってが来るか解ったものじゃないんだ。」
と声をかけ、>>576を拾い上げて再び下山し始めたのだった。
思わずシリアスにしてしまーたよ。
- 127 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 11:24
- まだ誰か忘れているような気がする…。気のせいかな?
- 128 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 13:56
- その頃、裕之たんは自らの出番の少なさを嘆きつつ、アルコタワーに留まっていた。
ヤスミたん確保の為、独断で行動していたのを坂口将軍に咎められ、現在軟禁状態に
あったのだ。もはや、当初の目的はどこかへ行ってしまっていた。
(坂口ヒゲ将軍を怒らせてしまったなぁ…はぁ、これからどうなるんだろう…?)
これからの自分の処分にいささか不安を抱いていた裕之たんだったが、それよりも
彼の心を大きく占めるものが別に存在していた。
(それにしても…ヤスミたん…。記憶を失くしたヤスミたん…可愛かったなぁ…。)
裕之たんはアルコタワー屋上でヤスミたんとマイムマイムを踊って以来、
忘れられなくなってしまったのだった。
(今頃ヤスミたんはどうしているんだろう…?やっぱりアッキーと一緒なんだろうか?)
何故だか心がちりちりと痛む…。
- 129 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 14:03
- ガシャン…!
不意に物音がして、裕之たんは窓の外に目をやった。
「…ずいぶんと暇そうにしているじゃないか、裕之たん。」
「……君は!」
そこにいるのは紛れも無く、同僚のナオたんだった。窓にスパイダーマンのような
格好でへばりついている。
「な……ナオたん!ど、どうしてこんなところに!?」
裕之たんが軟禁されているのは11階。外からどうやってここまで来たのかイマイチ謎
だったが、驚く裕之たんにはそんな事はどうでも良かった。
「部屋の外の監視が厳しくてな。外から来る以外に無かったのさ。俺がここに来た
のにはもちろん理由が有る。だが、とりあえず説明は後だ。
…裕之たん、力を貸してくれ。このままでは◇国が崩壊してしまう。」
「なんだって!?どういうことなんだナオたん!?」
「……説明しているヒマは無い。とりあえずここから出よう。見つかったら大事だ。」
そういってナオたんは裕之たんにスパイダーマンセット一式を差し出した。
「………。」
裕之たんはそれを無言で受け取る。
(…どうしよう。高所恐怖症なのに……。)
もたつく裕之たんの背を押すナオたん。
……この後数時間、裕之たんは人生最大の恐怖を味わう事になる。
- 130 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 14:30
- 「か、金ぇ〜」
一万枚まで数え終わった一万円札を、武市王は天蓋付ベッドの上に撒き散らした。
「いちま〜い、にま〜い、さんま〜い」
さすが元銀行マン。金を数える手つきは道に入っている。
忘れられた傀儡王・武市たん。
国王待遇で◇国に迎えられたものの、それはヒゲ将軍の巻き起こした赤字を処理するためでしかなかった。
実権を握れないもどかしさと権力への欲求が、この金縁眼鏡を金の亡者と貶めていた。
「ハァハァ・・・金はいいなぁ・・・。
赤字の山を一時忘れられるよ・・・・」
万札を食べんばかりの愛おしさで眺めていた武市王は、一枚を丸めて本当にむしゃむしゃと食べてしまった。
「そういえば・・・・、あのヒゲがヤスミたんを迎え入れると言ってたな。
ヤスミたんの愛らしさには朕も目をつけていたと言うのに・・・。
先に将軍ごときが手をつけるというのだから、この国は間違っているというのだ。
ふむぅ。もったいないが、二枚ほど包むか・・・・」
武市王はものすごく名残惜しそうに、ポケットから出したくしゃくしゃの千円札二枚を、
キティちゃんのポチ袋に詰め込むのだった。
この時、やがて王の座を追われることになろうとは、まだ予感すら覚えていなかった。
- 131 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 14:31
- まあ、まだヒゲ将軍が将軍だった頃のお話みたいなので。
- 132 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 14:37
- だれかログとってないの?
個人的にはいわたんのバロックネタをきぼんぬ。
- 133 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 14:41
- >>132
??
- 134 名前: 灰色の算術士 投稿日: 2001/05/17(木) 15:15
- 前スレッドから一気読みして、勢いで登場人物の想像図とか描いて遊んでます。
ここでは、ヤスミたんとのむたんって女性扱いでいいんですよね?
あと、飛空挺の名前、「天宮シャングリラ」というのはどうでしょう?
- 135 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 15:15
- 一応前スレ>>576から読むと流れが分かると思われ。
- 136 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 15:36
- >>133氏
失礼。かなり分かってる人じゃないとわかんないネタだった。
いわたんは2〜3年前、サターンとプレステで出た「バロック」ってソフトの
音楽をやってんのね。その音楽が「こ、これがいわたんの音楽なのかぁぁぁ」
っていうくらい逝っちゃってるの。
そのゲームの世界観もかなり逝っちゃってるんで、このネタを何とか入れられない
か、と思って。(でも◇じゃないし…)
- 137 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 15:57
- >>136
サントラ持ってるし、出来そうだったら絡めてみるよ。
- 138 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 16:15
- >>136
いや、岩田氏が音楽やってるのも知ってるけど、
唐突なのでわからなかったよ。
そういうのは実際自分でネタに絡めながら書くといいよ。
あと君は女性だね。
ここはなるたけ同人女性を引き込みたくなかったんだけど・・・仕方ないか。
- 139 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 16:17
- あ、138=133ね。
- 140 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 16:31
- ま、誰が書いてもマターリ精神があればいいじゃないか。
すべては茶目っ気でね。
入れたいと思う素材題材は自分で入れるのがいいと思う。
その他は脳内補完がいいんじゃないか?
これだと決め付けるとこういうのって面白味ないと思うよー。
- 141 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 18:28
- 「・・・なかなかやるじゃないのォ、ノジたん。でもノムたんの華麗なる必殺技・クーピー乱れ打ちを
まともにくらって生きていたものなどいないのよぅ?」
ノジたんとの激しい戦闘を終えたノムたんの姿はボロボロで、細い肩が露になり、中から水風船入り
ブラが覗いていた。なまじ元が看護婦姿だっただけに、どこか犯罪的な匂いがする。
「・・・ヒゲ様。ノムたんの事が邪魔になったって本当?・・・ノムたんだけを愛しているといったのは
嘘だったのッ!?あれはノジたんの嘘よねェ・・・?」
低く呟きながらアルコタワーを目指すノムたん。形の良い唇を吊り上げ、笑っているかのように見えたが、
目は嫉妬と憎しみの炎で燃えていた。
「・・・ヤスミたん、もはや生かしてなどおかないわよォ・・・?」
- 142 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 19:29
- >>807は各ギルドの攻略派を「アッキーのため」と、
何とかなだめすかして協力させ、あの謎の文書を解読してもらった。
まだすべてではないが、「ヒゲ」「選択」「アルテマ」「のばら」「ゆうき」
「裏切り」といった言葉が書かれているということだけがわかっている。
全部解読するまでには時間がかかりすぎる。
ヤスミたんとアッキーがアルコタワーで一緒だという情報を手に入れた
>>807は文書のコピーを解読班にわたし、
元の文書を手元に持って、また◇国に潜入していた。新しいことがわかったら
携帯(feelエッジ)に連絡してもらうようになっている。
「ヤスミたんとアッキーのコンビが復活したのか?
しかし、それにしては変だ」
今はもうすたれた懐かしいBダッシュをしながらそう考えた。
ちなみに普段魔峰ニチャンに入り浸っていた>>807には、
このギルドと◇国を行き来する体力勝負の仕事がとてもつらい。
なぜ自分だけ……と少し他の仲間をうらみ、イタメールを送った。
- 143 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 20:02
- それにしても>>134は空気読めなさすぎ。
出してくれるネタが面白ければ同人女でもなんでもいいんだけど、
君は同人板でも行きたまえ。
- 144 名前: ちと長い 投稿日: 2001/05/17(木) 21:37
- 「今日は何しようか、ヤスミたん」
応急修理の終わった空中庭園にヤスミたんとアッキーは遊び場を移していた。
「今日もアッキーの絵が見たい、かな?」
すっかり以前の面影もないヤスミたんがにこっと笑う。
つられてアッキーもにこっと笑い、いそいそとスケッチブックを取り出した。
ここ数日、ヤスミたんはアッキーに絵を描いて、とせがんでいる。
それは昔のヤスミたんと自分の関係そのままのような気がしてアッキーは嬉しかった。
「何がいい?」
「うーん…白魔たん」
OKOKとアッキーはペンを走らせる。ニセモノの幸せの中で、彼は自分の絵を取り戻していた。
30分後。
「できたよー、ヤスミたん」
摘んだ花で首飾りを編んでいるヤスミたんにアッキーは声をかけた。
「わ、アッキーは絵が本当に上手だねえ。好きだな」
「そう? これはね、ヤスミたんだよ」
スケッチブックに描かれていたのは、もう右顔リノアなどではなかった。
白魔スタイルで微笑んでいるヤスミたんである。
ヤスミたんは照れながら笑った。アッキーも笑った。
- 145 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 21:38
- 「ほほう、なかなかかわいいじゃないか」
突如、黒い影が伸びた。
「ヒゲ大将軍……。何の御用でしょう?」
「ヤスミたん、もう大分元気そうだな」
気配を感じさせなかったヒゲ大将軍は、アッキーを無視しヤスミたんに声をかけた。
訳もわからず、ヤスミたんはアッキーとヒゲ大将軍を交互に見る。
「まあ、同じ白でもヤスミたんにはドレスが似合うかな。ローブデコルテとかいう」
「……何のことですか、ヒゲ大将軍」
アッキーが体をわずかにヤスミたんの前に出す。胸騒ぎが止まらない。
……また、とんでもない無理難題をふっかけるんじゃないだろうな……?
ヒゲ大将軍はそんなアッキーを一瞥すると、手にしていたスケッチブックを投げやった。
そして、言った。
「ヤスミたん、そなたの入内が決まった。そなたはこのヒゲ大将軍の正室となるのだ」
花びらが空調に揺れて、散った。
- 146 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/17(木) 22:32
- おお…連続ドラマでいえばまさにここで「次回へ続く」ってなるとこだ(;´Д`)
- 147 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 00:04
- >>143
まあまあ、落ち着いて。マターリといきましょ。
- 148 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 00:09
- 「なんだと貴様ーッ!」
アッキーがヒゲ将軍に掴みかかる。
「貴様ッ!ヤスミたんを輪姦しただけでは飽きたらず…ッ!!」
「ふん……一介の絵師ごときが逆らうでない…」
ヒゲ将軍はアッキーを払いのけ、ヤスミたんの腕を掴んだ。
ヤスミたんは何が起こったのかわからず、きょとんとしている。
噛み締めた唇から血が滲む。
「させる……か…!」
隠し持っていたHBの鉛筆をヒゲ将軍の向うずねに突き刺す。
「いたいよーおがーちゃーん」
思わず泣き出すヒゲ。
現れた兵士(時給千円のアルバイト社員)たちがアッキーを取り押さえる。
「クソッ!汚いぞ……!」
「お前も二児のパパならもう少し落ち着くのだな……。
ヤスミたんにうつつを抜かしている場合ではないだろう……」
ちょっと我に返ったヒゲに、一番痛いところを突かれ、アッキーは言葉が出ない。
もがこうにも、クビが怖いアルバイト社員たちが強い力で押さえつけるのだ。
「アッキー…!アッキ――ッ!!このヒゲ!アッキーにひどいことするな!!」
ヤスミたんの悲痛な叫び。ポカポカとヒゲを殴るが、ヒゲはなぜか嬉しそうだ。
ヒゲがヤスミたんを抱え、アッキーの絵を踏みにじり立ち去る。
アッキーは泣いた。残された花束を握り締め、声も出さずに男泣きに泣いた。
- 149 名前: ぎりぎり全部入らないんで分割 投稿日: 2001/05/18(金) 01:44
- >>126の続き
みっちゃんと離れた元・飛空挺御一行様は、◇国の追っ手を逃れ、
現在吟遊詩人サッキーの隠れ家の一つに居た。
「・・・ここまで逃げてきたのは良いけどこれからどうするつもりなんだ?サッキー。」
>>576は落ち着かないといった様子だ。
飛空挺という強力なアイテムを失った今、再びアルコタワーに乗り込むには
それ相応の力が必要だ。だが、今の彼らは何の力も無かった。
「そうだなぁ・・・ま、とりあえずもう少し情報を集めて様子をみようか?
どっちにしても今のところこちらには何の手立ても無いしね。>>576も皆たんも
怪我を完治させるのが先だよ。」
イワタんと洋ゲーに興じつつ、サッキーは適当そうに答える。
「こんな事をしている間にもヤスミたんの入内が刻一刻と迫っているんだぞ!!
ヤスミたんがヒゲにいいようにされるのを黙って見ていられるか!」
>>576はサッキーからコントローラを取り上げる。
「ああーっ!なんて事するんだ・・・。」
取り上げられた一瞬の内にGAME OVERの表示が出ていた。
- 150 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 01:49
- 「ヤスミたんの元恋人のくせに少しも心配じゃ無いのか!?」詰め寄る>>576。
「・・・いやあ、それは昔の話だし。まあ、>>576の気持ちも解らなくは無いけどね。
とりあえずコントローラーを返してくれないか?」
「サッキー!!」さすがの皆たんも額に青筋を立てていた。
「まあ二人とも落ち着いて。全く何も考えて無いわけじゃないんだからさ。
果報は寝て待てっていうだろう?」
ここでサッキーは意味ありげににやりと笑った。と、その時・・・
「サッキーさん、>>807です。窓を開けてもらえますか?」隠れ家の外から声がした。
(>>807・・・!?何故ここに…?)>>576が目を見張る。
「・・・どうやら来たようだ。」サッキーはクスリと笑って皆を見回した。
- 151 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 01:56
- 窓の外にいたのは、怒りのあまり巨大化したアッキーだった。
- 152 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 02:11
- しかし、ヤスミたんとサッキー、
つきあってた頃どんなドラマがあったんだろうな。
- 153 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 07:51
- どうなるどうなる〜
- 154 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 15:06
- >>152
書き手もそれが知りたい・・・。
- 155 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 18:55
- アッキーの子供達のママはだれ?
- 156 名前: 灰色の算術士 投稿日: 2001/05/18(金) 19:50
- >>143さま、そしてみなさまへ。
確かに>>134は不粋すぎる発言でした。ごめんなさい……
- 157 名前: 129の続き 投稿日: 2001/05/18(金) 22:09
- 「よし、ここまで来れば大丈夫だろう」
あざやかに着地して見せ、ナオたんは振り返った。
後ろからおっかなびっくり飛んでくる裕之たんが見える。
手招きしてみせると、裕之たんはあまり美しいとはいえない姿で着地…
というより落っこちた。どべしゃ、という音がした。
「なんだ、裕之たん。こんなの、アレクサンドリアの空中散歩より
よっぽどマシだろう? 空中ブランコdeオニゴッコよか」
「……」
裕之たんは何も答えなかった。ただ口をぱくぱくとさせてナオたんに
何か訴えるだけだ。その訴えるところが何なのかは想像するまでもないが。
たっぷり数十分はこんな風景が続いた。
ナオたんは裕之たんを誘ってのスパイダーマンごっこはもうやめようと思った。
「では…本題だ。このままでは◇国は崩壊してしまう。もう黙って見ている
わけにはいかない。それは裕之たん、君も同じ想いだろう?」
夜の森をてくてくと迷わずに進みながらナオたんは言った。
「ああ。それはそう思ってる。だけど……だけどナオたん、どこに行くんだ?
まさか、あの>>576とかいう妙ちくりんなヤツのところへ行くんじゃ」
迷わずに進めるナオたんの背を尊敬のまなざしで見つめ、裕之たんは言葉を返した。
「いや、それも違う。俺が行くのは…隠れギルドのアジトさ。アッキー至上主義者のな」
ぽかんとする裕之たんになぜか今度はくるくると踊ってみせるナオたんだった。
- 158 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 22:12
- >>156
いいってことさ。あんまり気にするなよ。
スレごとに空気違うしそこらへんは難しいからな。
- 159 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 23:06
- ナオたん、ちょっと嫌なイメージだったけど、>>157読んだら
好感を持ってしまいました。
- 160 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 23:24
- >>148の続き
悲しい夢を見た。
「サッキー!……本当に行ってしまうのか?」
泣きそうな声で知らない誰かを引き止める……あれは自分だ。
「……契約は終わりだ。流しの吟遊詩人がいつまでも留まるわけにはいかない。」
サッキーと呼ばれた男が振り返って冷たく答える。どうしようもなく悲しい気持ちになった。
「…他に誰か…好きな相手でも出来た…?」そう言うと、彼は少し意外そうな顔をした。
「そういう訳じゃない。頼まれた仕事を終えたから行くだけだ。…吟遊詩人とは本来そういう
ものなのさ。……こんなに長くいるべきじゃなかった。」
仕事だから…?それが終わったから…?では、自分の事も…あれは仕事だったからなのか?
絶望的な気分になる。今すぐにでも死んでしまいたい。
「そんな顔をしなくてもまたすぐに会う事になるさ、嫌でもね。」
…そんなものなのだろうか?彼と自分はそれだけの関係だったのか?
例え、再び会う事があったとしても…その時の彼は、自分だけのものではないのだ。
……重い沈黙が流れた。
彼が背を向ける。
「…それじゃあ、また。…元気で。」
それだけの言葉を残して行ってしまう。……嫌だ。
「サッキ―――!!」
自分が叫んでも振り返らない。振り返ってくれない。…視界が歪んで霞む。
気付けばとめどもなく涙が溢れだしていた…。
- 161 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/18(金) 23:29
- >>155
奥さんだろ。普通に。
- 162 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/19(土) 00:15
- 「!!」
自らが発した声でヤスミたんは目を覚ました。頬に涙が伝っている…。
…嫌な夢だった。知らない誰かとの別れの夢…。あれは、一体誰だったのだろう?
「……やあ、ヤスミたん。お目覚めかい?」
自らを呼ぶ声にはっとして目を上げると、そこにはニヤニヤと笑っているヒゲがいた。
…そうだ。アッキーと離ればなれにされて、ここに連れてこられたんだっけ?
それで暴れてうるさいからって甘い匂いのする布を押し当てられて……。
ヤスミたんが物思いに耽っているのに構わず、ヒゲが近付いてきた。
「おやおや、頬が涙で濡れているねぇ。何か悪い夢でも見たのかなぁ…?」
……気持ち悪い。ヤスミたんは思わず後ずさった。ふと自分が半裸で寝ていた事に気付く。
「…アッキーはどうしたんだッ!ヒドイ目にあわせたら許さないからな!」
それはヤスミたんの精一杯の強がりだったが、ヒゲには見抜かれてしまっていた。
「心配せずともアッキーには何もしていない。元気にしている……それよりも……
ヤスミたん、私と一緒に遊ばないかぁい……?」
嫌な笑いを浮かべながらヒゲが近寄る。背筋におぞけが走った。
ヤスミたんは即座に逃げようとしたが、腕を掴まれてしまって動く事が出来なかった。
助けて……誰か…!……アッキー!!
心の中で叫んだが、もちろん誰も来るはずはない。ヤスミたんは絶望していた。
バタン!!
突如勢い良くドアが蹴破られた。
「……………坂口様。何をなさっているのォ……?」
「……………哲。」
そこにはおそろしい形相をした、ズタボロ看護服姿のノムたんが立っていた。
- 163 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/19(土) 02:08
- >>156
くじけずガンバレ。ついでに楽しいネタ提供してくれるとうれしい。
- 164 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/19(土) 03:10
- アルコタワーから数キロ離れた場末の酒場で、一人の女が紫のバラを銜えて踊りを披露していた。
女の名前は柴田アミーゴ。ついぞ出番のなかった彼女が再登場する・・・。
「アミーゴ、新情報よ!」
「トモーミじゃないか。どうしたんだい、こんなところまで来て。何か進展があったかい?」
冴えない顔つきをしていたアミーゴが途端に目を輝かせた。それを見たトモーミが勿体ぶって話を続ける。
「フフフ・・・そうねぇ、まずはヤスミたんの事からね。二週間後、ヤスミたんがついに
ヒゲ将軍の正室になることが決定したのよ。驚きよね。」
「おやまあ。以前からうわさはあったけど、ヒゲ将軍が本気だったとはねぇ・・・。」
「アッキーはショックの余り◇国を出奔したわ。・・・ヤスミたんを巡って流血沙汰の
泥沼三角関係になるかと思ったのにふがいないわね。」
「・・・なんだい、面白くない展開だねぇ。まあ、でもまだ諦めたわけじゃないんだろう?
今後の活躍を期待するとしようか。・・・他には?」
いよいよ目を輝かせて尋ねるアミーゴ。勿論周囲に聞こえない程度の大きさで話しているのだが、
異様なオーラは隠そうにも隠しきれない。次第に周囲の人間が二人の周りから離れはじめていた。
「そうねぇ・・・あとは正室の座を巡ってのノムたんの行動が気になるところね。これから
こっちが楽しくなりそうよ!それから・・・これは女の勘だけど、どうもナオたんが裕之
たんを狙ってるような気がするのよ。この二人はどうかしら・・・?」
それこそ全く見当違いも甚だしいのだが、同人女にはなんでもホモにしなければ気が済まない
性癖があった。この時もやはり、無理矢理ホモに結び付ける脳内機能がオートで働いていた。
「新キャラ登場ってわけかい?ヤスミたんを巡って四角五角の泥沼・・・楽しくなってきたねえ!!」
その後、二人は業界の専門用語を繰り出し、激しくヒートアップしながらひそひそ話を
続けていたが、そのあまりのあやしさ爆発具合に、半径10mは誰も近付く事は出来なかったという・・・。
- 165 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/19(土) 07:09
- 振ったのはサッキーだったのだ……
ヤスミたんが振ったのかと思ってた。
- 166 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/19(土) 11:23
- なにげにアミーゴ復活してるな…。
灰色の獅子やベイグラディエイターはどうなった?
- 167 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/19(土) 23:14
- たまには休まんと。
- 168 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/20(日) 16:31
- >>167
??
- 169 名前: 167 投稿日: 2001/05/20(日) 17:29
- 先は楽しみだが、急いで書くだけだとへたるだろう。
と思ったということ。
- 170 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/20(日) 18:06
- >>169
同意。マターリ行きましょう。
- 171 名前: 番外編 投稿日: 2001/05/21(月) 01:14
- 『あーあ、やっぱり来るんじゃなかったなー』
ヤスミたんは、テーブルの端っこで一人酒を煽っていた。
合コンの頭数合わせに誘われたのだが、あんまり気乗りはしない。
ヤスミたんは、生まれて初めて受け持つ、ゲームの企画で頭がいっぱいだったのだ。
『……こっそり、帰ろうかな…………』
「退屈?」
その時、やたら馴れ馴れしい男がヤスミたんの横に座った。断りもなく、ヤスミたんのジョッキに口をつける。
「別に……」
『何…こいつ……馴れ馴れしい』
「俺退屈なんだよ。二人でこっそり抜け出さない?」
よくある手口だ。だが、もう酒席に飽き飽きしていたヤスミたんは、一も二もなく頷いてしまった。
「でも、別にあなたと飲むつもりないですから」
「OK。俺はサッキー、吟遊詩人さ」
ヤスミたんは別に名前なんて尋ねてなかった。
- 172 名前: 番外編 投稿日: 2001/05/21(月) 01:38
- 『何やってんだろ……俺』
翌朝、ヤスミたんはサッキーの布団で目を覚ました。
こんなつもりじゃなかった。
昨日、ほんの一杯だけというサッキーの言葉に丸め込まれてしまったのだ。
サッキーと二人の酒は思いのほか楽しかった。
気がつけば酔いつぶれてしまったヤスミたん。目が覚めればこの様だ。
「おはよう」
サッキーが寝ぼけ眼でヤスミたんの唇をふにゅ、とつねる。
ヤスミたんはちょっと怒って頭を振った。
「………俺、帰ります」
「えー?なんでー?」
「俺、そんな軽いクリエイターじゃない。夕べのことは酒の失礼と思って忘れてください。
失礼します」
ヤスミたんは布団から出て、脱いだ服を掻き集めた。
「待てよヤスミたん。
まだ、うちに来た目的は果たされてないだろ?」
「……? 目的?」
「ギターが聴きたい、って言ってたじゃないか。
俺のギターが聴きたいってね」
ヤスミたんは全然覚えてなかった。サッキーの詭弁だと思った。
- 173 名前: 番外編 投稿日: 2001/05/21(月) 01:39
- そしてサッキーは、ふるちんのまま、壁に立てかけてあったギターを手に取った。
そして、滑らかな指使いで聞いたこともない曲を爪弾き始めた。
ヤスミたんの大好きなクィーンの曲でもない、不思議なメロディー。
その陽気さからは比べようもないくらい暗い曲だった。
ヤスミたんは、ズボンに片足を突っ込んだまま、動きを止めてしまった。
「………誰の曲?」
「俺のオリジナルさ。
「……これだ……これだよッ!
何か書くものッ!!」
ヤスミたんはズボン半履きのまま辺りを探り出した。
そして、近くにあった新聞広告の裏に、ボールペンで何やら細かい字を記しだしてゆく。
「何書いてるの?」
思わずサッキーがギターの手を止めると、ヤスミたんは怒ったように
「続けて!」と怒鳴る。
「アイデアがどんどん沸いてくる……。伝説……鬼……
君の曲をずっと探してたんだ!」
ヤスミたんはチラシの裏に、やたら精密な設定をずらずらと書き上げていた。
ヤスミたんの伝説の始まりであった。
昼過ぎまで企画をチラシの上にまとめ、サッキーはその間中ずっとギターをかき鳴らしていた。
二人のお腹の音で我に返り、ヤスミたんとサッキーは顔を見合わせて笑った。
それから、料理の得意な(アミーゴの漫画参照)ヤスミたんが、二人のために遅い昼食を作り始めた。
裸エプロンして?と言ったサッキーはフライパンでぼこぼこに殴られたのだが。
- 174 名前: ギルド報告書 投稿日: 2001/05/21(月) 16:25
- ヤスミたんが作ったのは、ポリゴン汁であった。
どのようにして作るのかは、いまだ判明していない…
ゆでるだけ、という噂もある。
さがりすぎage
- 175 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/21(月) 16:56
- ポ…ポリゴン汁!?
- 176 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/21(月) 18:32
- すごそうな汁だ…(w
- 177 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/21(月) 23:23
- ヤスミたんのポリゴン汁飲みて〜
- 178 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/21(月) 23:50
- 書きたいけどネタが浮かばない(ネタくれ〜)
どうやらスランプに陥ってしまったらしい書き手がここにいる。
哀しみのage
- 179 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 00:02
- >>178
同じくスランプらしい書き手その2−。
ともに頑張ろうなー。
ポリゴン汁もアミーゴの漫画参照な。
- 180 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 00:15
- >>178>>179
大丈夫、まだ2年間も書き続けないと
いけないんですから(w
あせらずマターリと書いてくださいよ。
続き楽しみにしてます。
- 181 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 00:34
- >>157の続き
「うーん…確か情報屋によるとこの辺りにあるはずなんだが……。」
ナオたんが雑踏の中を軽くスキップしながら進んで行く。遅れて続く裕之たん。
裕之たんは人混みを掻き分けるのも精一杯だった。全く苦もなくするりするりと
移動するナオたんの体がどうなっているのか不思議に思ったが、口には出さなかった。
「……ほ、本当に行くのか?…や、止めた方がいいんじゃないかな…。」
二人はアッキー画伯至上主義が集うアジトへ向かっていた。迷わず進む
ナオたんだったが、裕之たんは心配そうだ。
アッキー画伯至上主義……どちらかと言うと彼らから敵視される側で
あろうと思われるこの二人が乗り込んで行って、無事に済むのか……?
裕之たんはそれを危惧していた。
と、そのとき不意に空気が変わった。気が付くと周りを大勢の人間に囲まれたのだ。
「貴様達…◇国の者だなッ!?何しに来たんだ!!」
ふと見渡すとそれまでなにげなく歩いていた全員がこちらに注目している。
まずい……ここの人間は全員がアッキー画伯至上主義のメンバーだったのだ!
裕之たんは心配げにナオたんの顔色を伺う。
「……ここの統括をしているという>>807に会いたい。会わせてくれないか?」
だが、ますます空気は重く、いつ爆発してもおかしくない状態になっていた…。
- 182 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 09:11
- きりきりとした緊張状態が続いていた。
「哲………お前まだ生きて……いや、その…これは……」
「復讐してやる………ハワイの奥さんに電話かけてやる―――!」
まるでベタな不倫ドラマのような展開に、ヤスミたんは心の中で苦笑した。
さっきまで冷や汗をかいて、ヒゲ将軍に追い詰められていたのも、どこ吹く風。
やれやれとばかりに煙草に火をつけ、のほほ〜んと2人を眺める。
「あ〜あ、だから妻子持ちの男に手を出すとロクなことにならないんだよな〜ほんとに……」
自分のことは棚に上げてる、やっぱりキュートなヤスミたんである。
「そんでそんで、あなたの旦那さんの背中のホクロがいくつあるか知ってますよ、とか
あなたの旦那さんは、なぜあまり家に帰らないのか、理由をご存知ですか?とか
言ってやるんだ――――――――!」
必死なノムたんを尻目に
紫煙を吐き出しながら、ロン毛をけだるそうにかきあげるヤスミたん。
情事後のようなそのしぐさも、やっぱり不倫ドラマのワンシーンにありそうだ。
「おいおい……慰安旅行に一緒に行けば、それぐらい分かるだろうが。
家に帰らないのは、仕事が忙しいからに決まっているからだろ?まったく……」
- 183 名前: ぎりぎり入らなかった 投稿日: 2001/05/22(火) 09:13
- ノムたんの脅しは続く
「そんでそんで、手料理をいつも誉めてくれるんですよ、とか………」
「えっ!?お前料理作れるの?ああ、独身だっけ?コンビニばっかじゃ体に悪いもんな」
「そんでそんで、今、お腹の中には3ヶ月になる子がいるんです。とか言ってやる―――!」
「んな訳ね―――だろッ!」
ヤスミたん(爆笑)はおヤスミたんしそうになった。
「あはは、野村って面白いヤツ〜〜いよっ、さすが◇国の人気者!!」
ヒゲ大将軍はポツリと呟いた。
「ヤスミたん………君さっきから、『 ではなく、「 になってるよ……」
さらに気まずい雰囲気になり、緊張状態は続行していた……。
- 184 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 15:58
- 「ええい!めんどくせ―――!分かった、こうなりゃ哲もヤスミたんも全部
俺のものだ―――――!!なんたって俺は大将軍、あっはっは」
腰に手を当て天下の豪笑をするヒゲ将軍。
その声にヤスミたんは身構え、ノムたんは後ずさった。
「ま、まさか…まさか…」
「そ、それはいくらなんでも……」
「FF12はお前達2人でコンビ組め!これで問題あるまい。あっはっは――」
大問題です!!
2人同時に叫んだが、将軍は聞いちゃいなかった。
「そうと決まれば、挙式だ挙式。盛大にやるぞ――!ヤスミたんとは教会な?
哲は神前とでもいこうじゃないか。それともめんどくさいから3人同時でやるか?」
あまりの衝撃に、2人はついに気を失った。
これを書いてる本人も、これが事実になれば気を失うであろう。
のちにこのレスが、冗談で笑い飛ばせることを切に願う。
この挙式をぶち壊すべく、他の出演者達にがんばってもらいたい。
お願いします。お願いします。なむなむ・・・・・・
- 185 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 16:39
- >>184
ぐは…!!精神的ダメージを被った。
- 186 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 17:55
- 意地でもぶち壊してやる…ッ!
書き手達はキーボードとマウスを両手に燃え上がった!
- 187 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 17:58
- >>181の続き
裕之たんとナオたんを包む空気はよりいっそう険悪なものとなっていた。
『まずい!!ナオたん、なんとかして逃げよう!』
裕之たんが小声で耳打ちするが、ナオたんは聞く耳を持たない。
ああ……こんなところで死にたくない……9の汚名返上もされてないのに……
裕之たんは天をあおいだ。
「た・・・たた・・・大変だッ!!」
不意に人垣の向こうから悲鳴のような叫び声が聞こえてきた。
ざわざわとどよめいて注意が二人から逸れる。今のうちに……!!と裕之
たんは逃げようとした。その時…
「皆!落ち着いて聞いてくれ!FF12はヤスミたんとノムたんのコンビで作られるらしいぞッ!」
怒号が沸き起こる。
「なんだってッ!!FF12がノムたんだとー!何かの間違いだッ!」
「ヤスミたんと言えばアッキー画伯以外の誰が考えられると言うんだッ!そんなバカな!」
「FF12まで右向きりノアに汚染されるのか!?そんなのは嫌だー!!」
中には悲鳴を上げて倒れるものまで続出した。次々と担架で運び出されていく。
呆然としていたのはアッキー画伯至上主義のメンバーだけではない。
裕之たんの顔が引きつり、ナオたんの額から薄く汗が滲み出している。
『◇国は終わりだ……もう何もかもおしまいだ……。』
- 188 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 17:59
- あ、ちょっと失敗。失敬。
- 189 名前: 150の続き 1 投稿日: 2001/05/22(火) 18:16
- サッキーがわざわざ海外から取り寄せたとっときの洋ゲーが
「GAME OVER」の曲をエンドレスで流しているという鬱になりそうな
状況で>>807は説明に入った。
と、その前に睨むように>>576を見る。
「こいつが>>576ですか……こいつのせいで、画伯は…」
「よかったな、>>576。順調に四方八方から恨まれ始めているぞ」
「茶々を入れている場合じゃない、サッキー。>>807、説明してくれ」
いつでもどこでもマイペースなサッキーにツッコミwithハリセンを入れたのは
意外なことだがイワタんではなく皆たんだ。
>>576は何も言えず、ただ>>807が持ってきた紙を眺めていた。
- 190 名前: 150の続き 2 投稿日: 2001/05/22(火) 18:18
- >>807の話は大体こうだった。
◇国内で政変が起ころうとしている。裕之たんとナオたんが動き始めた。
しかし、ヤスミたんの入内はスケジュールどおりに行われる運びであること。
そしてヤスミたんのお色直しは7回であること(何を着るかは当日までナイショの模様)。
逆ギレ状態のノムたんがヤスミたんを排除する動きを活発化させていること。
敬愛するアッキー画伯が行方不明。灰色の獅子の動向は不明で、
ベイグラディエーターは対タクティ作戦に半分人員を裂き、1/4を画伯至上主義へ送り込んでいる。
ノジたんとみっちゃんの所在は不明。河津伯爵も動いているらしい。
「……もう、我々に余力はありません。今は悔しいが>>576とサッキーの行動力に頼るしかない…」
>>807はそう結び、がっくりとうなだれた時、隠れ家の窓に一羽の伝書鳩が止まった。
ナオたんと裕之たんが画伯至上主義本部で拘束された旨、
そして、FF12がノムたんとあのヤスミたんで作られるというまさに凶報だった…。
- 191 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 18:19
- あ、かぶらなかったかな? ギリギリセーフ。
(リロードしないで書き込みした)
- 192 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/22(火) 23:35
- マジでそれだけは勘弁してほしい、FF12・・・。
- 193 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/23(水) 00:02
- 続き読みたいage。
- 194 名前: 182の続き 投稿日: 2001/05/23(水) 23:40
- 仲良く揃って気絶状態から先に目覚めたのはヤスミたんだった。
事態を把握すると急いで扉に向かう。鍵がかけられていた。
「開けろッ! 開けてくれッ!」
ドンドンと扉を叩く。蹴っ飛ばしてみる。
しかし、さすがはアルコタワーの壁、びくともしなかった。
さっきはヒゲ大将軍とノムたんの痴話ゲンカに思わず笑い転げてしまったが
本当の本当は今も状況なんて分からないのだ。
FF12を作るってどういうことだ。アッキーはどこへ行ったんだ…。
あの夢の中の男は誰だった・・・大体何か大事なことを忘れちゃいないだろうか。
「ねェ…そんなに叩いたって開くわけないじゃん」
叩きすぎて手が痛くなり、はふはふと息をふきかけたヤスミたんに、不機嫌そうな
ノムたんが気だるそうに声をかけた…。
- 195 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/23(水) 23:42
- 急いで書くと何か変だな。スマン
- 196 名前: 名無しさん@LV2001 投稿日: 2001/05/23(水) 23:52
- いや、全然いいよ。俺はいつも勢いだけで、書いてるし(w
- 197 名前: 久々に書くぜー上の続き 投稿日: 2001/05/24(木) 09:31
- 「お前はなんなんだよ!」ヤスミたんは怖くなって叫んだ。
「ぼく?ぼくは魔法のクリエィターマジカル☆のむたん。
魔法のくーぴーでどんなデザインもお茶の子さいさい。
世界の絵師でもあるんだよ。チャハ!」
(クリエイターと思ってるのは本人だけなのだが)
「とてもそうには見えないな」
ヤスミたんは疑わしげだ。
(というか、ユーザー全員が疑わしげなのだが)
「そんな言うなら、最近やった仕事見せてよ」
記憶を失っていてもさすがディレクターヤスミたん。
とりあえず、のむたんの実力を測ろうという魂胆だった。
「ふふーん、聞いて驚くなー。
なんとこのぼくは、世界のデズニーとお仕事したんだぞ!じゃーん」
そう言ってのむたんは、プリントアウトした一枚のCG
http://ps2media.ign.com/media/e32001/image/square/kingdomhearts_16.jpg
を見せた。
ヤスミたんはその絵を見た恐怖で、おしっこをちびりそうになったが大人なのでこらえた。
『ホラーゲームなんだ』
何の疑問も持たずそう思った。
- 198 名前: 上の続き 投稿日: 2001/05/24(木) 09:32
- 「ディズニーでもなんでもないじゃないか。ただのチャイルドプレイだ」
「ところがどっこい、こーんな証拠もあるんだぞー!」
もう一枚のCG、
http://ps2media.ign.com/media/e32001/image/square/kingdomhearts_11.jpg
を出す。
ヤスミたんの目にはハメコミ合成にしか見えなかった。
あまりにも統一感が無い。無さ過ぎる。
この絶妙なセリフ回しも何かのコントのようだ。
「どうだ!ちゃんとデズニーだろ!」
どうしてもディズニーと発音できないのむたんだった。
- 199 名前: 上の続き 投稿日: 2001/05/24(木) 09:33
- その時、牢の戸の5a×10aの小窓が開き、鼻ヒゲだけがそこから顔を出した。。
「仲良くしているようだな」
「その声とヒゲは坂口とか言う人!」
「ふぇ〜ん、さかぐちしゃ〜ん。早くだしてよぉ〜」
睨むヤスミたんと泣きの入るのむたん。
「だめだ。式の日まで出すわけにはいかん」
「冗談じゃないぞ!」
「一つ、チャンスをやろう」
将軍の表情は見えないが。ヒゲが喋るたびにもごもごと動く。
「お前たちはそこで、FF12の企画と