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帰ってきた!!映画「政府専用機」
- 1 名前: とりあえず 投稿日: 2001/03/19(月) 17:31
- モリ首相は日米首脳会談とハワイでの献花のため政府専用機で
アメリカへ向かった・・・。
- 2 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/03/19(月) 17:31
- テラダが潜んでいる事も知らずに。
- 3 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/19(月) 18:08
- 自民党執行部内のとある一室。
テーブルの上には淹れたばかりのコーヒーが香気を立ちのぼらせている。
柔らかなソファに身を静め、二人の男が向かい合って座っていた。
上座に当たる位置に腰を下ろしていた男の懐から、無機質な音が鳴り響く。
自由民主党・前幹事長野中広務は待ちかねたという表情で携帯電話を取り出した。
その野中の様子を、目を細めて見遣る、現幹事長古賀誠。
野中は、特徴ある高音の声を落とし、電話の相手に幾つもの指示を与えていた。
――いよいよ始まったか――
不意に震えを感じ、古賀は黙ってコーヒーを飲み干した。
- 4 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/03/19(月) 19:12
- 一方テラダは貨物室の中で寒さに震えつつ、保温ビンからインスタントコーヒー
を飲んでいた。
- 5 名前: う〜む 投稿日: 2001/03/19(月) 23:18
- 続き期待age
- 6 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/19(月) 23:21
- バカ森には「緊急脱出カプセル」で助けるてあげるほどの価値はない。
- 7 名前: う〜む 投稿日: 2001/03/20(火) 05:19
- それもそうだage
- 8 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/20(火) 05:29
- さて、政府専用機の特別座席にその太った体をもてあますように身を沈めている
森は、終始不機嫌そうな面持ちを浮かべていた。
まもなく退陣する総理にアメリカ側が日米首脳会談で冷淡な対応をする事が
予想されるから・・・
では全くない。この無神経な人物にはそんな考慮は毛頭なかった。
ただ、、世論を気にする政府与党首脳にキツク念を押されたために、
折角、帰途、ハワイに立ち寄ると言うのにゴルフ場で羽根を伸ばす事が
許されなかった事、
このことが森を不機嫌に陥らせていたのだった。
ワイキキにはいいゴルフコースがあるのに・・・ぶつぶつ。
森は終始つぶやき続けていた。
尤も、まさかそうとは知らず、総理は来る首脳会談でのステ−ツメント
を復唱しているのだろう、と随行の秘書官は思っていた。
- 9 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/20(火) 05:31
- 結局ゴルフの事しか頭にないのか…(荷が藁>森
- 10 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/20(火) 05:38
- 「総理、何かお飲み物を・・・おつまみをお持ちしましょうか?」
気をきかせた秘書官の一人がそう問いかけると、森は何を勘違いしたのか叫んだ。
「勿論1枚10万円のチョコレートだ!」
「え?」
驚く秘書官に、森ははっと気がついた。
あわてて、「・・・いや、ブランデーを頼む」
・・・やがて運ばれてきたブランデーを森はカバの如くがぷ飲みしながら、
したたか悪酔いにおち入っていったのだった。
その頃自民党本部では野中が・・・。
- 11 名前: とりあえず 投稿日: 2001/03/20(火) 09:37
- age
- 12 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/20(火) 09:55
- 政府専用機のスチュワーデスは自衛官ですか?
- 13 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/20(火) 12:26
- >>10
「…いいだろう、細かなことは君達現場の判断に任せる。
但し、君達が関与したという証拠は残すな――言うまでもないことだがな」
野中はそう結ぶと携帯電話を懐に仕舞う。深々とソファにもたれ、大きく息をつく。
頃合を見計らうかの様に野中の表情を窺っていた古賀が、幾分遠慮がちに口を開いた。
「我々の思惑通りに運ぶと良いのですが」
野中は言葉を持ってそれに答えようとはしなかった。ただ、口元を歪め微笑してみせるのみであった。
「報道関係者に漏れると不味い。今のうちにそちらも手を打っておくべきだと存じますが」
「君が気を揉むことではない。マスコミの連中にはたっぷりと撒餌を与えてある。
君には他にやって貰うべきことがある」
落ち着き払った野中の声音に、古賀は戦慄を覚えた。控え目にドアがノックされ、我に返った古賀が誰何の声をあげると、
ドアの向こうからは聞き慣れた男の声が聞こえた。
- 14 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/21(水) 07:31
- 続きが気になる。。。
- 15 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/21(水) 09:08
- 「やあやあ!幹事長!おや、野中さんもご一緒ですかあ!」
例によって例の如く、前後左右に頭をふりながら独特の胴間声を張り上げて
無作法に入ってきたのは、なんと政調会長の亀井であった。
野中も古賀もギョッとした。
亀井にはこの計画は知らされていない。
なのになぜこのタイミングでアポもなくいきなりやってきたのか・・・?
落ち着かない二人の様子には頓着なく、
亀井はどっかとソファに腰を降ろすと一方的にまくしたてた。
「いや〜この間の私の絵の個展、お蔭様で大評判でしたよ!」
「それはそれは・・・よかったですね」
古賀がとってつけたような作り笑いでお愛想を述べる。
野中は青ざめた表情で押し黙ったままだ。
それに気付かないかのように亀井の弁舌は延々続いた。
「特に評判がよかったのが裸婦の絵でしてねぇ。
あれは誰がモデルなんだ?とかあれこれマスコミに詮索されまして、
がははははは!」
「あはは・・」
日頃の、福岡の川筋もんの度胸もどこへやら、
動転した古賀は意味不明の笑みを浮かべて亀井に追従する。
と、改めて気がついたかのように亀井は押し黙ってる野中をわざとらしく見て、
「おや、野中さん、顔色が悪いようだが、どうかなされましたか?」
「いや、別に・・」
野中はそう答えながらも、亀井の表情の裏を読もうと必死に目を光らせていた。
- 16 名前: 無党派さん 投稿日: 2001/03/21(水) 13:23
- 古賀は、この場におよそ似つかわしくない程の朗らかさを見せる亀井と、
困惑を僅かに外に現しながらも平静を装う野中とを、交互に見やった。
開きかけた口を閉ざし、今は自分が差し出がましい行いに及ぶべき時ではないと己に言い聞かせる。
「…亀井先生、一体何の用でこられたのか――
まさか、個展の成功をお話になる為だけにおいでになった訳でもないでしょう」
皺の中に落ち窪んだかのような野中の双眸が、一瞬、鋭く光った。亀井とてそれに気付いた筈であるが、
彼はあくまでも快活に体を揺すりながら笑んだ。
「いえね、野中先生。何やらお始めになられたと伺いましたのでね――ある人に」
コーヒーカップに触れようとしていた野中の指先が、その動きを止めた。
その指先一つで自由民主党を――ひいてはこの国を動かす男。その野中の指先が微かに震えたのを、古賀は見逃さなかった。
ただ、それが当惑の為か、怒りであるのか、判断はつきかねたが。
「まあ、野中先生、これをご覧になって下さいよ」
亀井は、手にしていたブリーフケースから一束の書類を取り出した。