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「どいつもこいつも分かってねえ!」
- 1 名前: soso 投稿日: 2000/07/12(水) 02:29
- 「どいつもこいつも分かってねえ!」
痩せた金髪の男はマウスを叩きつけそう叫んだ。
夜中の3時半の事だ。
「トップページは最新のフラッシュアニメーションだ!
音楽も流れている!
にも関わらず1年やって100ヒットとはどういう事だ!」
男は声を荒げた。
男は昔からパソコンが好きだった。
こよなく愛していたのだ。
PC-98シリーズを語らせたら世界一かもしれない。
にも――――
関わらずだ。僕は男の背中を叩き
男がどういうページを製作したのか閲覧することにした。「さっかーふぁんあつまれー♪
あなたは103人目のさっかーまにあちゃんれす♪」
僕はそのトップページを見た途端頭痛に見舞われた。
全く意味をなしていないフラッシュ。
転がり、画面に炸裂するサッカーボール。
そのボールは、フラッシュで作ったとは思えないような程
稚拙なジフ画像といった印象だ。
くらくらする。
それが男のHPに対するファーストインプレッションだった。
10秒後自動的に
コンテンツ画面に移った。
「音楽も鳴っているのによう!」
その音の割れたMIDI音楽は
僕の心を根っこから不快なものとし、排除しようとしてるように思えた。
嗚咽感が僕を突如として襲った。
それはもはやビーズが原曲とは思えないほどだった。
そのなかの唯一のコンテンツ
「映像の館」
という所をクリックした。
「映像だって流れているじゃねーか!」
僕は思わず眉間にしわを寄せた。
そのヒビだらけの映像からは男の満面の笑みが溢れていた。
この世が全て自分のものであるかのような――――。
よく見ると、唇に青海苔が付いている。僕は下に俯き吐き気を我慢しながら
その「さっかーふぁんのぺえじ」と題されたブラウザを静かに閉じた。
「何が不満だってんだ!」
男はまるで分かっていないようだった。
いや
分かろうとしないようにしていたのかもしれない。
僕は彼にこう助言してあげた。
「このHPは正常に閲覧できるブラウザが限られている。
だからなるべく最新のものは使わないようにするといい。」
「だけど!だけどな!
オレがこんな凄い事ができるんだぜ!って見せたいじゃねえか!」
彼の言葉に僕は心打たれた。
「だれだって最初はそうさ。
僕もバンバンjavaを使った。
でもな。
行き着いた先の答え――――――――
重要なのは、誰もお前が凄い事が出来るという事を見たいと思わないって事なんだ。
だから、シンプル。シンプルさを強調するんだ。
絵も、音楽の才能のないお前や僕はそうするしかこのWebという世界で生きていけないんだ。」「分かっている!分かっているんだ!」男は死にそうな程苦痛な顔をして頭を抱えこんだ。
男は何を思うのだろう?
今まで運営してきたページのあり方を全て否定されたのだ。
サイト運営者に取ってみれば、死の宣告、ガン宣告に等しい。僕は、ブラウザのアドレスバーに自分のURLを叩き込んだ。
http://www.ne.jp/asahi/so/so/
開かれた画面に彼は目の色を変えた。
「どうして!
どうして!
こんな音も、絵も、動画もない殺風景なページがなんでこんなヒット数なんだ!」
そのページはアクセスカウンターの数が一桁だけ男のページと違っていた。
僕は、まだパソコンを買って3ヶ月。
サイト運営を始めて1ヶ月程度だけれども、男に言ってやった。
「日記を書くんだ。
誰にでもわかるような。
しかし、ある程度見る人を選ぶような感じに。
理解できる自分が凄いぞー
と思わせる、そんな日記を書いてみるといい。」
僕のその言葉に彼はもう一度やる気を奮い立たせたようだった。
「あと相互リンクを頼むのもいいぞ。」
彼はメモ帳を立ち上げ一心不乱にキーボードを叩きだした。
僕の最後の助言はしっかりと彼の耳に届いていたのだろうか?
宣伝終わり。
では、お互いにHP運営頑張りましょうね!
- 2 名前: キエフ 投稿日: 2000/07/12(水) 03:05
- 長いよ。
- 3 名前: pon 投稿日: 2000/07/16(日) 19:14
- ご苦労!
- 4 名前: 立直 投稿日: 2000/07/16(日) 19:15
- しかし長い文章だな・・・・
行く気もなくなるぞ?
- 5 名前: ラビ蔵ヽ(´¬`)ノ 投稿日: 2000/07/16(日) 19:20
- これってマルチポストじゃなかったっけ?