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超常現象は果たして本当に存在するのかパート4
1 名前: 代理人 投稿日: 2000/12/23(土) 18:53
2chオカルト板にて金字塔を打ち立てた超常現象
を記念してスレを立てる。文句のある人は私に言え

ポシブル堂書店(超常現象が電子出版に)
http://www.ash.ne.jp/~haho3606/

超常現象様のサイトがこちらに移転されました。
http://www17.tok2.com/home/hwe04528/




2 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 07:08
不思議?


3 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 07:26
代理人=超常現象=2
あげんな


4 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 07:47
昨日のラジオ短波杯3才ステークスで
アグネスタキオンが超レコードで勝ちました。
タキオンが光よりも
速いことが実証されたのです。




5 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 08:33
>>4
おいおりーぶ、それはもしかして「とりのっ☆」が
関係してんじゃねぇか?(・∀・)ウヒョッ


6 名前: スカイフィッシュって? 投稿日: 2000/12/24(日) 13:39
アメリカ・ニューメキシコで発見された
スカイフィッシュって一体どんな生物ですか?
肉眼では確認できない速さで飛び、世界中の空を飛んでるらしいですが、
地球外生命体なのでしょうか?
どなたか情報ください。


7 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 17:33
アンビリ


8 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 17:36
ここを上げてはダメだ!

やつが・・・やつが狂う!!


9 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 17:38
「やつが来るぅ!!」と打ちたかったのに・・・
鬱だ、でも死なないよ。


10 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 17:42
ほんと、あいてにするとしつこいからね。
もうつまらないからコイツのスレは沈めてゴミ箱へ送ろう。


11 名前: 偽超常現象 投稿日: 2000/12/24(日) 18:32

ふふふ、また立ててしまったか。


12 名前: 122 投稿日: 2000/12/24(日) 19:25
超常現象の掲示板にこんなことが書いてありましたよ。てへ


投稿日 : 2000年12月24日<日>18時24分

まず、全長30万キロメートルぐらいある
超大型光速宇宙船を300億ぐらい作って、
地球から100億光年先まで、数珠つなぎします。
そしてその中を小型光速宇宙船でぶっとばします。
超大型宇宙船は100億年かかりますが、小型宇宙船も
光速で中を走りますので結局50億年で着けます。だから、
超大型船の中に大型船を走らせ、さらにその中を中型船を
走らせ、さらにその中を小型船をそれぞれ光速で走らせば
どんどんじかんは短縮されます。わかりましたか。




13 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 19:41
クソスレあげんなや!ヴォケ!!


14 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 20:35
>12=超常現象

ばればれやんな(藁


15 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 21:32
iju7uinjnuihuijhuhgyuygtuyg8ugyuyg


16 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/24(日) 22:10
相変わらず「蒼い」やっちゃ


17 名前: オカルト板住人2 投稿日: 2000/12/25(月) 00:45
は〜〜〜っ、また無駄なスレ立てたのね、超ちゃん、、、天文、気象の方で
虐められたかな?、、、考えたんだけど自分の掲示板があるんだから
そっちでやったら、、そしたら誰も虐めないんだから、、、ね!!


18 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/25(月) 06:22
>12
うんうん、素晴らしい理論だね。はいはい


19 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/25(月) 07:20
12=18


20 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/25(月) 08:15
わかりやすいねぇ


21 名前: ダビングさせろ 投稿日: 2000/12/25(月) 10:04
ダビングさせろ


22 名前: ъ( ゚ー^) ヘイ! 投稿日: 2000/12/25(月) 11:18
ъ( ゚ー^) ヘイ!


23 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/25(月) 19:56

>19=管理人

わかりやすいねぇ


24 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/25(月) 20:21
これは超常現象なのでしょうか
http://jpin.tripod.co.jp/dllist.txt


25 名前: 投稿日: 2000/12/25(月) 21:22
対象URL=http://jpin.tripod.co.jp/dllist.txt

--------------------------------------------------------------------------------

無限JavaScript警報

無限ループになるような JavaScript が見つかりました。
十分にお気を付けください。

--------------------------------------------------------------------------------
mailtoストーム

アンカータグではないタグで mailto: の記述が見つかりました。
メール作成ウィンドウがたぁっくさん出てきてしまうかもしれません。
一般的なパワーのマシンでは,ブラウザがフリーズする可能性があります。

--------------------------------------------------------------------------------
FDDアタック / conconクラッシャー [HTMLタグ,JavaScript]

IMGタグやJavaScript等によりfileスキーマを参照します。
フロッピーディスクドライブへの不用なアクセスが続いたり,
ブラウザの設定によってはOSがクラッシュする可能性があります。




26 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 02:02
>>23
君は、超常現象の見分け方がわかっていない。
よって、23=超常現象


27 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 02:04
上げちまった・・・
マジで鬱だ


28 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 02:37
火星消滅      窪田登司
謎の天体 太陽系へ侵入

「博士、冥王星の軌道傾斜角は確かに従来の十七度から十五度くらいになったようです。間違いありません」
 と、助手の茅場昇は興奮気味にコンピュータの結果を見ながら言った。
 2日前、ここ野上東都天文台で、東都大学天文学部武田俊雄教授を中心とする太陽系惑星研究室と、チリのS天文台が別々に、冥王星の軌道が従来言われていたものと違うことを発表し、世界中の天文学者が注目し、何かの間違いではないのか、あるいは従前から言われていた未知の第十惑星の影響かも知れぬと騒がれているところである。
 今も冥王星の軌道が、S天文台の発表と食違いがないかを丹念に観測、コンピューターにかけて軌道計算をしたところだ。
「確かに軌道方程式は従来のものと、現在では違っています。このまま軌道が固定されたとすると、今までの軌道面に対して約二度傾くことになります」
 コンピューターのディスプレーを見ながら茅場は早口で言った。
「もう一度、冥王星の現在位置を確認してみよう」
 武田博士は落ち着いた口調ながら、まだ信じられない面持ちでそう言って、望遠鏡のあるドームに上がって行こうとした。ちょうどその時電話が鳴った。茅場が何やら応対していたが、
「先生、新聞社からです。その後の冥王星の動きはどうかという問い合わせです」


29 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 04:08
 武田博士は困惑した表情で、
「はい、武田です。・・・・その件は、まだ現在では何も言えないのでご了承下さい。・・・・地球に重大な危機が迫っているなど、とんでもありません。・・・・一両日中には発表します。・・・・はい、判りました」
 丁寧に応対したが、とんでもないことを言うものだ、とぶつぶつ独り言を言いながら、ドームへ急ぎ足で上がって行った。茅場も急いでデータをまとめて、小脇に抱え、博士の後を追った。
 外で車の音がした。誰か来たようだ。
 ドームでは、白浜宏美が熱心に望遠鏡を覗きながら、コンピューターと連動で動く架台の変動がないかをチェックしていた。この2日間、茅場昇と交替で夜遅くまで冥王星の観測を続けている助手である。助手といってもまだ学部に在学中の学生で、茅場昇は先輩である。卒業後、研究室に残り武田博士のもとで助手として研究に従事し、将来を有望視されている茅場昇を、白浜宏美は心ひそかに慕っていた。
 白衣のよく似合う細身の白浜宏美は、望遠鏡を操作する手もおぼつかない様子だが、懸命に正確なチェックを行なっている。ドームに上がってきた二人に気付いて言った。
「CCDからの信号は、正確に茅場さんのところのコンピューターに送っていたと思いますが、結果はいかがですか」


30 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 04:15
>>28
>>29
=超常現象

もうこれ以上あげるなって・・・
またサイト潰されるぞ。


31 名前: SE7EN 投稿日: 2000/12/26(火) 10:42
>>6
魔法騎士レイアースにでてくるセフィーロにいる空を泳ぐ魚と同じような物では?

>>26

23=相対性理論


32 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/26(火) 13:03
新しい植民地はこれだな。

おーい、早く交換日記やろうぜー


33 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 19:54
>30=管理人
わかりやすいねぇ
>31=相対性理論





34 名前: KONISHIKI 投稿日: 2000/12/26(火) 20:56
フーン。ナカナカ、ワカリヤスイネェ。


35 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/26(火) 21:41
>>33
管理人って、どういう意味?
30=ひろゆきってこと?


36 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/27(水) 01:21
>KONISHIKI
GONISIKI? 今、池袋で呑んでるんだけどこねぇ?

ここってイレソブ達は気がつくかなぁ?


37 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 06:10
>35
そうだよ。



38 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 07:22
>>1>>2>>4>>11>>12>>18
>>23>>28>>29>>33>>37
=超常現象

もしかして、自分の書き込みがなぜか全部バレバレなのは、
ひろゆきがIPとか調べて書き込んでるからだ、って思ったの?
残念ながら、オレはひろゆきではないよ。
別に管理人でなくても、あんたの書き込みかどうかということは簡単に見分けられる。

あ、もし上で挙げた中に超常現象で無い人が居たらゴメン。



39 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 07:23
うあ、失敗してる・・・
鬱だ。


40 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 08:51
>38
必死で言い訳すればするほどますますあやしい?




41 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 08:53
「ああ、ありがとう。おかげで正確な軌道計算ができた。S天文台の発表と同じだよ」  と、茅場はやさしく答えた。
「赤道儀の応答が少しくらいずれても、恒星定点を何十ポイントもコンピューターにメモリーしていますので、正確に惑星の動きは捉えることはできますが、でも、やはり架台の制御も正確な方がいいと思いまして、監視していました」
 と言いながら、白浜は制御監視モニターとキーボードのあるデスクの方に行って、綿密にチェックしたポイントと、その時刻をメモしたノートを持ってきた。
 そのノートと茅場の持ってきたデータを見比べながら、頭をたてに振りながら武田博士は、
「新しい軌道方程式による冥王星の位置と、現在の観測位置は完全に一致しているね」
 と、満足そうに、しかし事の重大さを諭すように二人を見ながら言った。
「もう十二時を回った。今夜は遅いから白浜君は帰りたまえ。私が送ろう。茅場君、すまないが君は、CCD撮影装置をコンピューターに連動して、三十分おきの自動測定に切り替えるようにセットしてくれないか。もうあまり細かいデータを取る必要もなかろう」
「はい、三十分おきのデータで、大雑把な軌道計算は出来ます。今後どのような動きをするかは判りますから」


42 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 10:34
>38さん

超ちゃんのスレに初期から関わってきた者だけど、
超ちゃんって自意識過剰だから被害妄想が激しいよ。
あんまりズバッと言うのはかわいそうだから、
そっとしとこうよ。また常駐されたらウザイしさ(ワラ
夏休みは常駐してたみたいだから。。


43 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/27(水) 13:19
>サソQ
なんだこっちでやるんかい?
俺は昨日は吉祥寺で飲んでたにょ。

>おりーぶ
このスレは俺等がいただいたぜな(・ε・)プップクプー





44 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/27(水) 14:13
>イレソブ
聖地巡礼ということで。


45 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/27(水) 14:45
>サソQ
ラジャ!
ところで仕事は何日まで?
俺は30日まで、土曜日も逝かなきゃならんのよ(;´Д`)


46 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/27(水) 15:22
>イレソブ
お疲れ様っす。
俺は明日で終わり。30日には田舎へ帰るつもりだよん。
年明けイキナリ競馬四連荘はキツイねー。
おっと、その前に大井が残ってるなぁ。



47 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/27(水) 17:51
アルフレッド


48 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/27(水) 20:11
私は茅場さんと一緒に・・・・と言おうとした白浜宏美は、
武田博士の顔をちらっと見てうつむき加減に、チェックデータを
茅場に渡した。
「僕は、このデータをコンピューターに補正項として入れて、
自動測定に切り替えてから帰ります」
「そうしてくれ給え。二人共、この2日間よくやってくれた。
これでわれわれの発見した事実と、S天文台の発表した事実は
確認出来たね。さっき新聞社から問い合わせがあったが、
明日いままでの経過を発表しよう」


49 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/28(木) 13:11
>サソQ
サソQは今日で終わりなのかぁ、いいなぁ・・・。
って事は今年はこれでお別れかな? 年明けにここ残ってるか
どうかわかんないから、いざという時は緊急連絡所に集まるにょ。

つー事で気をつけて帰省してきてちょ、いい年を迎えてねん♪
また21世紀に会おうぜな!




50 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/28(木) 14:26
>イレソブ
一応明後日まではちょろっと顔出すつもりだよ。
2ちゃんで年越しも面白そうだけど、
たぶん地元のツレと飲み明かす事になりそうだ。
つうか実家はネット環境ないんだよ(;´Д`)

藁藁って美味いのか?(ワラ



51 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/28(木) 14:39
この文体おりーぶ臭がプンプンするなぁ・・・
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=company&key=977714662&st=24&to=24&nofirst=true


52 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/28(木) 15:05
>サソQ
>>50
藁藁は火曜日の19:00頃だったかな?飲みに逝く前に奴の立てた
スレでちょっと突っついてみたんだけど、反応がイマイチつまらんかった(ワラ
昨日の夜もいじってみたんだけどダメだね、あれは・・・。
一応俺個人としては放置のスタイルで逝くにょ。

>>51
臭すぎ(^∇^)間違いないっしょ♪
「てめーわ」「だっちゅーの」が全てをものがったてるね(・∀・)


53 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/28(木) 20:46
それじゃ、いかにアインシュタインが馬鹿馬鹿しい理論を展開
しているか言いましょう。例えばここに全長299万7924.
586キロメートルある長超高速列車があるとして(またそんな
長超高速列車なんか作れるわけがないとか、茶々を入れるのは
やめてください。げんにアインシュタインだって、もし自分が
光速で走ったとしたらとか、現実には到底不可能な例え話を何度
も使ってますので。)秒速10キロメートルで走ると10秒後には
100キロメートル走ったことになりますよね。そしてこのときに
列車の最後部からレーザー光を発車すると10秒後に最前部に到着
しますよね。しかし10秒後には列車は100キロメートル走って
ますから実際の光のスピードは29万9892.4586キロメー
トルということになり、光速不変の法則は完全に否定されます。
因みに光のスピードは29万9792.4586キロメートル
(測定誤差は10億分の1です。)さらに相対性理論が完全否定される
測定結果がざくざく出てきてます。まず超光速で宇宙空間を飛び、
何者にも邪魔されずに無限の彼方まで飛び去る物質が発見されました。
この謎を解明するため日本とヨーロッパ宇宙機関が緊急提案して
謎の宇宙線を観測する特殊望遠鏡を宇宙ステーションに搭載する
ことが決定しました。2005年に観測が始まったときにこれは明
らかになります。さらにトンネルをくぐり抜けたマイクロ波は超光速
であることがわかり、実際に音楽を信号に乗せ高速の4.7倍で届
いたことが確認され、さらに最近では、アメリカニュージャージー州
にあるNECの研究所で、セシウムガスを満たした装置内に光のパルス
を通す実験を行ったところ、光速である秒速30万kmより300倍も
大きな速度を群速度で記録しました。
もう相対性理論の崩壊は目の前に迫ってます。


54 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/28(木) 20:55
>>48
>>53
=頂上減少

定期あげご苦労さん。
でもどうせなら意味のあるレスしてね。


55 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/28(木) 21:51
「・・・でもどうしたんでしょうね。冥王星だけが急に動きがおかしくなるなんて。何だか怖いみたい」
 白浜宏美は、さっきのちょっと見せた淋しげな面持ちはもうどこにもなく、可愛いいあどけなさの残った顔を茅場に向けて、あまり怖そうになく言った。
「うん、僕にも判らない。ひょっとすると第十惑星のせいかもしれないよ。だとすると第一発見者になりたいな。よしっ、観測強化だ」
「おい、おい、あまり意気がるなよ。第十惑星というのは、随分前から取り沙汰されて観測され尽くされているし、可能性は非常に薄い。ただ私は・・・・」
「そうですね。・・・・先生の多変数位相渦理論の応用に一つに、水星の近日点の移動の計算がありますが、あの補正項が、今回の事件と関係があるかも知れませんね」
 と、茅場は思い出したように、武田博士と白浜を交互に振り向きながら言った。
「質量と速度、それに位置が分かれば、先日計算した先生の方程式の補正項としてコンピューターに入れるんですが」
 と、白浜も博士に頼まれて計算したプログラムを思い出しながら言った。茅場も頷きながら、丸い天井ドームを見上げて言った。
「そうだね。とにかく早く冥王星の異変の原因を突き止めたいね」
「大きな彗星が近ずいて冥王星に影響を与えたんじゃないかしら」
 白浜宏美も同じように望遠鏡の先の方からドーム越しに夜空を見上げながら言ったが、すぐそれを否定するように、
「でも、この2日の間、冥王星とその周辺を丹念に観測してきたけど、そんな彗星らしきものはなかったわね」
 と、茅場に向かって、念を押しながら言った。
「うん、なかった。それに計算上も、そんな大きな、冥王星に影響を与えるほどの彗星は今は太陽系にはないはずだよ」


56 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/29(金) 00:16
age


57 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/29(金) 06:08
「すぐ内側の軌道の海王星は、現在は冥王星から見ればちょうど太陽の横っ腹にあるし、位置としては冥王星の外にあるから、その影響というのは全く考えられないし」
 と、博士も困惑した表情で言った。
「とにかく、冥王星の軌道に何らかの変動があったのだから、今後はその周辺に何か異変を起こすような物体がないかを、見逃すことなく観測することだね。よろしく頼むよ」
 ちょうどその時、下からハァハァと息を咳ながら、武田美枝子が上がってきた。武田博士の令嬢で、某大2年生である。白浜宏美のどちらかというと、おとなしい内気な性格と反対に、明るく活発な行動派タイプの女性である。すぐに茅場昇と白浜宏美が肩がすれ合うほど接近して立っているのを見付けて、
「あら、茅場さん、今晩は。先日はどうも」
 と、言いながら、2人を割くように間に入って来た。茅場は「ハァ?」と返事でもない、聞き返すでもない返事をした。何が先日あったろうか、一瞬考え込んでしまったが、別に何も思い出せない。
 白浜宏美は判っていた。いつもの彼女の振る舞いである。何かにつけて冷たく当たるのだった。先だっても、2か月位前だったが、一人で観測機器の調整をしている時、「昇さんはいる?」と、電話がかかってきたので、ここには居ないことを告げると、間もなくそれを確かめにやって来たことがあった。また夜食やおやつなどを白浜はいつも持ってくるが、美枝子はそれを見付けると、さっと脇に置いて自分の持ってきたものを前に出すような意地悪なことをやっていた。
 白浜宏美は2人に遠慮するかのように、武田博士の方に行った。



58 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/29(金) 10:45
騙されてます。アインシュタインは勘違いしてたんです。
高速列車が猛スピードで目の前を通り過ぎれば確かに縮
んだように見えます。しかし見えるだけで実際には縮ん
でません。実際に縮めば中の人間は死にますし、第一、
列車はいきなり故障して走れません。そこをアインシュ
タインは勘違いしたんです。縮んで見えるんじゃなくっ
て、実際に縮んでるんだと勘違いしたんです。誰でも高
速道路で猛スピードを出せば視野が狭くなるのは知って
ますよね。スピードに目がついていけないから視野が狭
くなるんです。近くで高速列車が通るとスピードについ
ていけずに視野が狭くなってるだけです。ただ縮んで見
えるだけです。超スピードで物体が通り過ぎれば、100
メートルある物体も10センチぐらいにしか見えません。
しかし実際に10センチに縮んだわけではありません。
アインシュタインはそれを錯覚して実際に10センチに
縮んでると勘違いしただけです。そして数学者の手を借
りて高等数学を使って単なる勘違いを事実のように見せ
かけただけです。それで有名人になってしまったので、
怒ったヒットラーはユダヤ人を抹殺しようとしたのかも
しれません。とにかくアインシュタインはいかに馬鹿馬
鹿しい理論を世界中に広げたかは世間に出回ってる相対
性理論の本を見ればすぐにわかります。例えば、都築卓
司監修の「誰にもわかるアインシュタインのすべて」と
いう本を見てください。84と85ページの絵には光が
斜めに飛んで発射した地点からずれて床に飛んで来る絵
が書かれてますが、これはまさに私が列車の中で飛んだ
ら丸の外に落ちた、と言ってるのと同じです。列車の中
で光を列車の天井に向けて発射すれば、列車の天井の鏡
に反射して真っ直ぐ帰ってくるし、中に乗ってる人には
そのように見えるが、列車の外から見る人には光は斜め
に走って斜めに落ちるから光はその分時間が実際余分に
かかると言ってるのです。だから列車の外に居る人の時
間は遅れるのだと書いてるのです。こんな馬鹿な話はあ
りません。光は斜めに走って発射した地点とずれるなん
てことはありません。斜めに走るように見えるのは単な
る錯覚にすぎませんし、光の往復の時間は中の人も外の
人も全く一緒です。さらに和田純夫の「相対性理論」と
いう本には、大真面目で車庫よりも大きい車でも超光速
で入れてしまえば理論的に入ってしまうと書いてるのです。
どうしてこんな出鱈目な小学生にもわかるようなことが
大の大人を騙せてしまうのか、まったく不思議です。


59 名前: KONISHIKI 投稿日: 2000/12/29(金) 10:57
おり〜ぶオジサンニわいどナにゅ〜す♪
コノすれっどハはいじゃっくサレタミタイヨ。ケイバふぁんナラワカルヨネ?

>>36
ボクハKONISHIKIダヨ。アエテ。
ボクハオトトイトモダチトノンデキノウノヨナカニカエッテキタンダヨ。
トリアエズミナサンヨイオトシヲ。(ヨミヅラクテゴメンネ)



60 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/29(金) 12:25
「お父さま、新聞社からひっきりなしに電話がかかってくるわ。いったいどうなっているの」
「いや別に大したことではない。お前が心配することはない」
「別に心配はしないけど。茅場さんと一緒なら」
 そう言って茅場の腕をとり、
「ねェもう終わりでしょう。帰りましょう。私の車で送らせて」
 と、急かした。
「ありがとう。でもまだこのデータをコンピューターに入れないと」
「じゃ、待ってる」
 爛漫な娘の振る舞いに武田博士も苦笑いをした。
 十月の夜もまだ暑い。山頂は幾分平地より気温は低いとはいえ、やはり暑い。今年は例年になく台風がなく、雨が降らず快晴が続き、天体の観測には絶好であったが、2日前から急にニューヨークやパリなどで大雨が降り続くようになり、至る所で普段と違う気象に見舞われるようになっていた。


61 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/29(金) 14:29
 今年話題になったような、パルスとしての話では、1992年にドイツのケルン大のギュンター・ニムツとアキム・エンダースが初めて、トンネル効果による波の速度を測定する実験を行いました。マイクロ波を発生させて、トンネル障壁を通る道と、送信、受信機、それとオシロスコープで簡単なパルスの振幅を測る実験です。この実験で、ニムツらは、光速の4.7倍で情報を送れることを確認しています。
 ここで、問題なのは、波の考え方です。パルスは、情報の塊ですけど、一体どこからが情報なのか? です。 波の形が例えば、サイン波のようなものだったとします。これをもしも、情報だと考えた場合にその情報を理解する際、ある値を閾値として、情報が現れると考えることができます。波のトップの位置が情報を持つと考えれば、光速を越えたと考えることが出来ます。この情報を持った波の塊で伝わる際のピーク速度(グループ速度)が速くなったというものです。
レーザー光の方では、測定は困難なので、実験では、一緒に到達するまでに通る経路の片側を長くすることで、「速い」という(トリックのようなもの:失礼)が多いです。  カリフォルニア大バークレー校のレイモンド・チャオ教授は、「可視光の光子がトンネル効果の際に、光速の1.7倍で進むことを検出したそうです。この時の時間差は1.5フェムト秒(1000兆分の1.5秒)だそうですけど、これも経路を長くしたものです。



62 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/29(金) 14:36
>あえてKONISHIKI
了解了解。でも、二着までよ。
>ミナサンヨイオトシヲ
オマエモナー。 ハワイで年越しかい?



63 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/29(金) 18:41
武田博士と白浜宏美を見送ったあと、再びドームに上がって、二人だけになって、美枝子は落ち着かない態度になった。あんなに父親の前でははしゃぐような言動だったのが、急におとなしくなり、甘えた声になった。
「ねえ、この二日間、ここに入り浸りで、何があったの?」
「うん、太陽系の一番外の軌道を回っている惑星は冥王星だね。もっとも今は海王星の方が遠くにあるけど。・・・・その冥王星の軌道が従来の計算上の軌道とずれた事をぼくたちが発見したんだ。チリのS天文台でも、その事を見付けて、ぼくたちより少し時間的にはあとだったけど発表したので、世界中で、といってもまだ天文に関係している人達の間だけのようだけど、競ってそれを確かめようとしているんだ。ぼくたちも発表した以上間違いがあってはいけないので、徹底的に確認の観測を続けたわけ」
「それで、間違いないの?」
「間違いない。確認できた」
「白浜さんは、どうして観測に加わるの?、あんまり関係ないんじゃない?」
「いや、そんな事はないよ。彼女はコンピューターのソフト開発をしたので、プログラムの変更とか、定数の入れ替えなどで、凄く活躍しているよ」
「天体観測で、どうしてコンピューターがいるの?」
「恒星は位置が変わらないね。でも惑星はどんどん動くね。その位置変化をコンピューターに入れて軌道の計算をするんだ」
「ふーん。そういうコンピューターの操作なんて茅場さん一人で出来るでしょう」
「出来るけど、でもやはり・・・・」
「それで、その星が、冥王星?がどうなるの?」
「どんなにもなっていない。軌道がちょっとずれただけで、今は安定した軌道になっている」
「そんな事でどうして大騒ぎするのかしら。あっちの方の星の事で。・・・・あら、ごめんなさい。悪いこと言っちゃった。いまの、茅場さんに言ったんじゃないんだから」
「もう聞いちゃった」
 優しい目で、ほほ笑みながら、茅場は美枝子をにらんだ。美枝子は笑いながら、あとずさりしながら、逃げた。
「あ、ごめん。コンピューターに何かデータを入れるって、さっき言ってなかった?」
「そうだった。観測装置を自動に切り替えたり、やらなきゃいけない事がいっぱいあるんだ。美枝子さん、手伝ってくれる?」
「え?私に出来る事あるの?」




64 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/30(土) 05:53
>イレソブ&KONISHIKI
おはよーす。眠ぃなヲイ。
これから準備して田舎に帰る。

2ちゃんに戻ってきた時、溜まりに溜まった
過去ログ読むのに苦労すんだろうなぁ(;´Д`)
まっ、冬厨だらけの競馬板なんかリアルタイムで
見るのしんどいだろうし、いっか。
正月はマターリだヽ( ´ー`)ノ

んじゃねー。また来世紀!


65 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/30(土) 05:56
あっ、そうそう。
臭いおじさん、いいかげん僕達私達の
仲良し交換日記を汚すのはやめてもらえませんか?
ハイブロー過ぎて僕には楽しめないです。

大晦日の晩にあなたの家のチャイムを鳴らすのは
大勢のピザ屋でしょうか、寿司屋でしょうか。


66 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/30(土) 09:04
>サソQ
いや、40台のタクシーがお出迎えかもよ(ワラ

とりあえず気をつけて逝ってらっしゃ〜い♪
早く帰ってきてねコノヤローby春二番

>KONISHIKI
KONISHIKIは年末年始も2chにいるのかな?




67 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/30(土) 10:49
「あるさ、このコンピューターにね・・・・」
 と言いながら、キーボードに向かって忙しく何かを入力した。
「このコンピューターのディスプレーに、三十分おきとか、この部分・・・・終了時間とかパラメーターが次々に変わるから、順番にインプットされているかどうか、見ていて欲しいんだ」
「お安いご用だわ」
「もし、このアラームがついたら電話して。そこの電話で05」
「うん、わかった」
 茅場は階下のコンピューター室に駆け足で下りて行った。美枝子は嬉しくてわくわくした。私だってお手伝いできる、そういう気持ちが体全体に浮き浮きしたものを感じさせるのだった。
 ディスプレーのカーソル位置の数字が次々に変わっていく。ドーム内の制御装置と、このコンピューターおよび階下のコンピューターが連動して、完全にメモリーされたようだった。機械って凄いな、まるで生きているみたいだ、と美枝子はめずらしさに目を懲らした。
 美枝子は電話機を取って05を回した。茅場がすぐ出た。
「どこが間違ったかなあ。すぐ行くから待ってて」
「ううん。そうじゃないの。アラームはついてない。声が聞きたかったの」
 甘えた声で言った。
「もう、びっくりしたなあ。どこか間違ったと思ったじゃないか」
「ごめんなさーい」
「・・」
「怒ったの?ねえ、返事して。もしもし、昇さん・・・・」
「物凄く怒った。人が一生懸命にやっている時、びっくりさせた人が、この宇宙に一人いる。懲らしめるから、そこで待ってて」
 美枝子は茅場が上がってくるのが待遠しかった。胸がどきどきした。こういう気持ちはどこから来るのだろうか。
 美枝子が茅場を知ったのは、2年前である。高校3年の秋だった。茅場が学部を卒業後、父武田博士の惑星研究室で助手として残り、修士も修めたいと自宅に願いに来た時だった。すらりとした長身と、いつも理知的な面持ちの中にも学者ぶったところが全くない、男らしいきびきびした言動に、心を惹かれたのだった。
 美枝子は階段のところまで行って待った。茅場が駈けてきた。階段の下から睨まれた。どきんどきんと胸が高鳴ったが、自分でもどうして両手を左右に広げたのか分からなかった。勢いよく上がってきた茅場の胸に飛び込んだ。思いっきり胸の中で甘えた。生まれて初めて唇の柔らかさを知った。
「昇さん・・・・」
「なに?」
「ううん。別に何でもない・・・・」
「・・」
 このまま離れたくない、このまま何時間でも抱かれていたい、そういう気持ちでいっぱいだった。ほんの三十秒、一分くらいだったろうが、何時間も経ったようだった。
「あと、コンピューターにデータを入れるの?」
 手を握り合ったまま、少し離れながら、茅場の顔をうつむき加減で見ながら、美枝子が言った。
「ああ、それが残っている」
「終わってから、お弁当食べましょうか。お夜食持ってきたの」
「わー、嬉しいな。本当はお腹が空いていたんだ」
「じゃないかと思ってた」
 二人は顔を見合わせて声を出して笑った。



68 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/12/30(土) 13:38
こいつマスコミ版でも荒らしてた。
いい加減にしれや。
つ ま ら な い く せ に


69 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/30(土) 14:10
太陽系惑星研究室のサークルでは、前日までのデータを熱心に討議している。武田博士がゆっくりした足取りで入ってきた。
「諸君、いまS天文台からの回答があった。われわれの観測結果と完全に一致している。新聞社の取材にも応じて、今までの経過と現在の状況を説明してきた。・・・・どうやら、只ならぬ事が太陽系に起こっているようだ」
「脅かさないで下さいよ、先生」
「いよいよ地球も最後か」
「地球の異常気象と関係があるのかな」
「彗星のせいではないのかな」
「内側の軌道にある天王星は、何ともないかな」
 口々に勝手なことを言い合いながらも、どこか不安そうな面持ちがメンバーの顔には現れている。
「それそれ、その天王星だが、いまのS天文台からの回答の中に、今後は冥王星よりも、むしろ海王星や天王星の観測を強化するよう世界に呼び掛けるメッセージがあった」
 と、武田博士の声は一段と強く、いつもの優しい穏やかさがなく、メンバーをきりっとした目で見渡したあと、ふーっと一息ついて椅子に腰をおろした。
 博士の疲れた様子を見て、遠慮したのか暫らく誰も口をきく者もなく、手元のデータを眺めていたが、メンバーの一人がようやく口を開いた。
「先生、どういうことが考えられますか」
「判らない。しかし太陽系に確かに何か異変が起きていることだけは言える。その原因が問題だ。巨大な彗星か何かがそばを通過したために、軌道に影響を及ぼしたとも考えられるが、われわれの観測では、そういう天体はなかった」
「はい。・・・・少なくとも目で見える天体は発見できないんだ」
 と、茅場昇が博士に代わって皆に説明するように言った。
「しかし、ブラックホールのように、目で見えなくても強力な重力を持つ天体もあるのだから、そういう物体が太陽系に近付いたとも考えられますね」
 と、続けて、茅場は普段見せる思慮深い眼差しで博士の方を見て言ったが、自信はなさそうに視線をデスクの上に落とした。
「考えられることだ。何もブラックホールでなくても、物凄く高密度の重い天体である可能性もあるわけだ。しかも小さい。だから見えない」
 と、だんだんと核心に迫っていく時のような興奮を覚えながら、博士はうわづった声の調子で言った。
 また沈黙が暫らく続いたが、メンバーの一人である岡本晴美が、
「電波は出てないのかしら」
 と、白浜宏美に尋ねた。




70 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/30(土) 14:46
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mass&key=977393456


71 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/30(土) 20:07
        / ̄ ̄ ヘ ヘ       _____
        |◎ ◎ |∩i     丿
        | ム   |L.||     < ハハハ、チョウサンテ、バカデスネ
        ヽ∀___/__/      ヽ_____
      -===='='=====−、
      《|||   Å   |||《(()
      /|| //||ヘヽ  || |Y
     //|| // || ヘヽ .|| ||
| ̄]ニニo ||/  || ヘヽ|| |ニO
 ̄      ||======= || //
      ()) ⌒)())⌒)//
      /フ   (/ 7ヽ
     //    /__/ノニO
  √(⌒(0     | |
     |T      (⌒0ニO
     | |       \ヘ ヾ
  √(⌒(0      (⌒(0ヾ
   0ニ))))      0ニ)))) ヾ キャシャーン
  二二二コ      二二二コ  ヾ
\\



72 名前: KONISHIKI 投稿日: 2000/12/30(土) 20:21
>いれそぶサン
タブンボクハイルヨ。
リコンデサトガエリドコロジャナイヨ、マッタクモウ!

>サソQサン
ソレジャマタネ。オゲンキデ。

ダイブイイカンジニナッテキタネ。
ヨミヅライシカキヅライノデソロソロアヤマッテタイホサレヨウカナ。


73 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/30(土) 21:23
「今朝の新聞に、小さな見出しでしたが、アメリカのA天文台の電波望遠鏡での詳しい観測にも、冥王星の方向にはそれらしい電波はないと出ていました。木星で発生している雷からの電波でさえもキャッチして、その周波数などを分析できる電波望遠鏡ですから、確かだと思います」
 ほかのメンバーの一人も、その新聞記事を読んだらしく、うんうんと白浜に相槌を打っていた。
「冥王星自体が、何か突然の大爆発でも起こして、小さくなって引力が変わり、軌道が変化したんでは?」
 と、誰かが突拍子もないことを言ったので、皆がどっと笑い、今までの緊張感が少し緩んできた。
「言える、言える。冥王星は火星や水星のような、いわゆる地球型の惑星だけど、やはり内部には高圧のマグマがあって、それが噴火して出てきて、表面の氷を溶かし蒸発させてしまった。そうじゃないかな」
 メンバーが好き勝手な事を言い、ざわざわしてきたので、茅場はそれを抑えるように、「大爆発だったら、電波が出るよ。今、白浜君が電波はなかったことを報告したばかりじゃないか。それに氷が蒸発しても宇宙空間に散逸することはないよ。冥王星には、それだけの引力はある。そして氷になってまた降ってくるよ。ということは全体の質量は変わらないから、軌道が変化するほどの異変は起きないだろう」
 と、メンバーのチーフらしく、威厳をもって言った。
「月くらい小さい星では空気などを引き止めるほどの引力はないけど、冥王星ならそういうことはないから、茅場さんの言う通りね」
 と、岡本晴美が、白浜や武田博士の方を向きながら言った。
「UFOのせいでは?」
 と、まただれかがが突拍子もないことを言った。
「また、また。こんな重要な討議をしている時に、変なこと言うなよ。きみはUFOを信じているんだから」
 メンバー同志の痴話である。茅場が間に入って言った。
「先日、ケンブリッジ大学のH教授の書いた本を読んだら、彼はUFOについては全く信じておらず、そういう高度な知的生物が、この宇宙のどこかにいると想像しただけでも鳥肌が立つ、と言っているね。絶対にそういうことはない、知的生物は人類だけだ、という風に」
「UFOの話って、いつも面白いわね」
 と、白浜が口をはさんだ。
「わたしは、H教授とはちょっと考えが違うわ。そういう高度な知的生物が地球を発見してくれて、コンタクトが取れたら、どんなに楽しいか知れないし、第一、地球人のためにはいいことよね。そうは思わない?」
「地球を乗っ取っても?」
 と、女性メンバーの一人が言った。


74 名前: サソQ 投稿日: 2000/12/30(土) 21:46
イレソブさん、KONISHIKIさん、悪いけど今までの計画はすべて
無かったことにします。考えたら私はなんて馬鹿なことを
していたんでしょう。反省します



75 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/30(土) 22:02
>>74
だからどうしたよ?おりーぶちゃん(^∀^)

いろいろと2chで覚えたんだねぇ、おりーぶちゃんも。
まぁ頑張ってくれや、そうじゃなきゃ俺等つまんねぇからさ(ワラワラ

>KONISHIKI
離婚問題かぁ・・・、元モデルの嫁さんだからねぇ。
大変だろうなぁ・・・。タイホされるのもいいかもよ♪

サソQがいなくなった途端に忙しくなってきたなぁ・・・。
2人だけじゃキツイからもう一人にも召集かけるかな?




76 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/30(土) 22:13
ってゆーか、おりーぶ!
おまえ物理板でも同じ事やってんじゃねぇよヴォケ!




77 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 13:04
すみませんでした。わたし寂しかったんです。
嘘ばっかり書いてすみませんでした。
責任をとって逝きます。
KONISHIKIさんももう二度とここには来ないでください。
超天才様に逆らおうなんて、何て私は馬鹿なんでしょう。



78 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 16:00
>>77
うるせーよ、ハゲおりーぶちゃん。

でもいい感じだぞ、その調子で反撃してこいよ。
けど次はもうひとひねりしようや、毎回ワンパターン
じゃあつまんねぇからさ(ワラ


79 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 16:10

87 名前: おりーぶおじさん 投稿日: 2000/09/10(日) 08:22

競馬は結果が全てだ。
やっとてめえらにもわかってきたようだな。
おりーぶの店とおりーぶおじさんとは、
全く、関係ないということだけは
教えておいてやろう。
予想を見て儲けた奴はおりーぶの店に行って
飲み食いしないと罰があたるぞ
 ↑
懐かしい以上に恥ずかしいね(・∀・)ウヒョッ


80 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 21:55
「すぐ、そういう風に悪く取る。・・・・地球人は何十万年も前から、戦いに戦いを重ねて強いものが生き延びるという運命みたいなものを背負ってきたので、すぐ、自分を守るために相手を敵にしてしまう癖があるんだ。何にも悪くないのに、敵にされてしまう身になってごらんよ。新しいことを教えてあげようと思っても、出来やしないよ」
 と、茅場が白浜をかばうように言った。
「そうだよ、そうだよ。UFOはね。もう来ているんだよ。銀河系宇宙の地図ももうできていて、太陽系なんてもう目じゃないんだ。修学旅行かなんかで来て、みなさま、ご覧ください、あの十個の惑星の中では、あの青く光っている星にだけ、下等な生物が棲んでいます。私たちより2億年ほど進化の遅れた生物です。ロケットという危険な爆発物によって動くものに乗って、その星の周りをうろうろとしています。危険ですから、今回は寄らずにケンタウルス・プロクシマに直行します。約0・003宇宙時間くらいで到着しますから、加速する間、無加重装置の中に入っていて下さい。なんちゃって」
 と、UFO好きの一人が面白可笑しく言ったので、皆笑い転げたが、女子メンバーの一人が、
「太陽系惑星は九つじゃないの?」
 と、すかさず間違いを指摘するように言った。
 茅場が急に真剣な顔付きになって、
「じつはその事なんだけど、武田先生は最近・・・。先生、みんなに話してもよろしいですか」
 と、博士に了解を求めて言った。
「ああ、いいだろう。確信はないが、ひょっとして、今回の事件に関係があるかも知れないから話しておくのもいいだろう」
 と、テーブルの上のデータを整理しながら答えた。



81 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 21:56
「みんなは・・・・」
 と、茅場が話始めると、いったいどういう話なんだろう、とメンバー全員がUFOの話などで、たるんでいたのが、椅子に座り直したりして緊張して、聞耳を立てた。
「みんなは、惑星研究室のメンバーだから、もうカリフォルニア大学ローレンス・リバーモア研究所のジョセフ・ブラディが、1972年に第十番惑星の存在をコンピューターで計算して予言したことは知っているね。海王星の約2倍の距離にあって、土星の3倍くらいの大きさを持っているというあれだ」
「知ってる、知ってる。でも否定的な学者が多いようですが」
「チチウス・ボーデの数列にはよく合うんですよね」
「あれは、確か、ハレー彗星の軌道を詳しくコンピューターで分析して得た結果だと聞いていますが」
 口々にまた騒めいたので、それを抑えるように茅場が、少し大きめの声で続けた。
「そうなんだ。いろいろと物議を醸しているね。しかし、じつは武田先生も、別の角度から、つまり・・・・」
 と、説明を加えようとしたところで、白浜宏美が何か言いたそうな気配だったので、彼女に目で相槌を打ち、話を続けるよう合図した。
「私がその計算のプログラムを作ったので、簡単に説明しますと、先生のお考えで計算すると、チチウス・ボーデの法則のnが8番目までの全質量と、現実の太陽系全質量には正確にジョセフ・ブラディが予言している惑星の質量だけの差があることが判ったんです。ところが、じゃ、どういう軌道を、その未知惑星は回っているのかを計算しようとしてもどうしてもブラディの言うような結果にはならないんです」
 と、ここまで白浜が説明したところで、今度は博士がそれに続けた。




82 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 22:21
「不確定多変数関数になる。つまりこうなんだ。その差の質量を約半分にすると、ブラディのいう軌道と一致するが、あとの半分の質量の軌道は不確定になる。全くどこに行くか判らなくなるわけだ。その差の質量を約三分の一にすると、チチウス・ボーデの法則のnが9のところの軌道に近くなるが、あとの三分の二の質量は軌道が不確定になる」
「でも、不確定といっても、太陽の周囲を回る軌道には違いないんでしょう」
 と、メンバーの一人が目を輝やかせながら聞いた。
「いい質問だ。その通りなんだ。ところがとんでもない大きな軌道になってしまう」
 と、博士は全員を見渡しながら言った。
「それが、今回の事件と何か関係があるんですか」
 と、岡本晴美が茅場の方を向いて言った。



83 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 22:24
「はっきりは分からない。でも先生の、相対性理論を否定した多変数位相渦理論を実証するかもしれないんだ」
「多変数位相渦理論は、相対性理論のように、光速以上の早さで動く物体はないなんて制限を付けない理論だから、凄く応用範囲が広いのよ」
 と、白浜宏美がみんなに向かって説明するように言った。
「応用というと?」
 と、メンバーの一人が身を乗り出して茅場に聞いた。
 ちょうどその時、電話が鳴った。メンバーの一人が出た。
「・・・・はい。ここに武田先生はいらっしゃいます。・・・・少々お待ちください。・・・・先生、科学技術庁からです」
「科学技術庁?・・・・何だろう。・・・・お待たせしました。武田でございます。・・・・はい、その件は先程S天文台と連絡済みです。世界中の天文台の観測結果が同じであることが確認されました。・・・・これからは他の軌道の、海王星や天王星の観測を強化します。・・・・はぁ?私に?・・・・わかりました。・・・・参ります。では」
 電話を置いた博士はちょっと間をおいて言った。
「諸君、科学技術庁から呼び出しだ。明日行ってくる。太陽系異変対策委員会というのが発足するのだそうだ。いかめしい名前だが、防衛庁までが、この異変に対して神経質になってきているそうだ。各国の天文台の観測情報をいち早く傍受しているためだ。私もこの委員会のメンバーにというんだが、委員長にという話もあるらしい。それだけは断らなければ。とにかく行ってくる」
「先生、委員長を断るなんて。・・・断らないで、引き受けて下さい。ぼくたち全員で先生を応援しますから」


84 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 22:28
と、茅場が身を乗り出して言った。
「私達の実力を示す良いチャンスだわ」
 と、白浜宏美も頬を赤らめて、いつになく積極的な態度で武田博士に向かって言った。「いやいや、はやまるな。どういうメンバーで、この委員会が構成されるのか、それが問題だ。私を何かにつけて目のかたきにする派閥争い人間もいるからね」
「藤川教授ですね。あの人はいつも武田先生の論文にケチを付けるから」
 と、メンバーの一人がいかにも憎らしく拗ねるように言った。
「こらこら、うっかりそういう人名を口に出すではない。人はひと。わが道を行くのが一番だ。それに彼が委員会のメンバーになるとはまだ決まってない」
 と、武田博士は優しくなだめるように言った。
「第十番惑星の話はまた今度にしよう。今日はここまでで解散にしよう。君は当番ではなかったかな。今日は天文台に行って、自動観測装置のチェックをする・・」
 と、メンバーの一人に念を押すように言った。
「あっ、そうです。これから行きます。茅場さんも、白浜さんも、このところ連日でしたから、あしたあさってはゆっくりしてください」





85 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 22:45
と、そのメンバーはテーブルの上の資料を整理しながら言い、一足先に部屋を出て行った。
 ほかのメンバーも、それぞれ黒板を消したり、テーブルの上を片付けたり、簡単な掃除をしたりして、武田博士に挨拶をして帰っていった。残った博士は、茅場と白浜に、
「水星の近日点の移動に関する多変数位相渦理論の応用の論文の整理がすっかり遅れてしまったが、ぜひ君たちの力を借りたい。冥王星の軌道をも狂わせた謎の物体が、私の理論を実証してくれるかも知れないんだ」
 と、目を細くして二人に嘆願するように言った。
「もちろんです。先生」
「ぜひ協力させて下さい」
 茅場と白浜は同時に力強く返事をした。
「あした科学技術庁にいらっしゃる事になりましたね。場所は総理府ですか?」
 と、茅場が聞いた。
「いや、会合は大手町会館でやるそうだ。どういうメンバーが来るのか聞いたが、教えてくれなかった。・・・・場合によっては、私は下りるぞ」
 と、かなり強く言ったので、白浜が笑いながら、
「先生、そんな」
 と、なだめるように言った。



86 名前: おりーぶおじさん 投稿日: 2000/12/31(日) 23:11
>>80-85
おいこらきさまーーー!!!!!
わしの理論を勝手にパクるんじゃなーい!!!
よーし、こうなったら、ぎゃふんと言わせてやる〜〜〜〜〜
俺はあきらめんぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
(と言って小林旭みたいに、カッコ良く去って行く)



87 名前: イレソブ 投稿日: 2000/12/31(日) 23:20
おいおりーぶよ。
もしかしておまえマジで名前間違えたんだろ?
ギャハハハハ!馬鹿だねぇ、>>77で人の名前使ったりするから
そのまんま残ってたのか?(オオワライ

馬鹿でアホだとは思ってたけどここまでとは思わんかったよ。



88 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2000/12/31(日) 23:29
超ちゃんマヌケだからね


89 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 09:36
新春初笑いをありがとうございました
見上げた馬鹿っぷりといいますか
間抜けの鑑といいますか




90 名前: イレソブ 投稿日: 2001/01/01(月) 10:42
馬鹿は私ですた。お詫びに死にます。

「とにかく、大袈裟な名称ですね。まだそんなに太陽系に異変が起きたわけでもないのに」
 と、茅場が言ったが、白浜はすぐそれを否定するように、
「茅場さん、そうでもないわ。異変よ。冥王星の軌道が変化するなんて、絶対に異変よ。地球の歴史を長い目で見ると、何回か大きな異変があったようだけど、今度のは恐竜時代や氷河時代と違って、人類に影響があるかも知れない大事件かもよ」
 と、両手に握りこぶしを作って上下に振りながら訴えるように言った。
「1億年以上も続いた恐竜時代も、大隕石の衝突であっという間に滅亡してしまったことを考えると、大自然の変化はいつ、どういうかたちで起きるか分からないからね。そう言えばそうだ」
 と、茅場は詫びるように、博士と白浜に向かって言った。
「その通りだ。白浜君の言う通りだと思う。私は、今度の事件が私の理論の実証になればいいとさえ思った事が、いま恥ずかしくなったよ。そんな小さな考えで、大きな理論が作れるか、ってね。私も白浜君に謝ろう」
「先生、いやだあ。先生にそう言われると照れちゃうわ」
 と、顔を赤らめて、本当に照れながら可愛い仕草で言った。
「白浜君は地震学者でも何でもないのに、一九九二年に起きた東京大地震、正式な名称は第2次関東大地震と名前が付いたけど、あれを見事に予言していたからね。凄いよ」
 と、茅場が追い打ちをかけるように白浜を誉めた。
「いやだわ、茅場さんまで。あの第2次関東大地震は、誰でも予想できたわ。だってそうでしょう。一九八三年に三宅島の大噴火、3年後の一九八六年に三原山の大噴火、そして更に3年後の一九八九年の伊東沖の海底地震と、3年ごと、徐々にこちらに向かって異変が移動していたもの。3年後の一九九二年には何かが起こるってくらい誰でも分かるわ。それに一九二三年の関東大地震から六十九年目だし。茅場さんだって、そう言ってたじゃない」
「そうだね。一九九二年に起きなければ、一九九三年だって、言ったね。それでも起きなければ、もうあとはエネルギーが蓄まる一方で、今日か、明日か、というくらい毎日が危険日だなんて話合ったことがあったね」
「君たちは地震学者になれば良かったんじゃないのかな。わっはっは・・・・」
 と、武田博士は二人の肩を叩きながら豪快に笑った。
 あの悪夢のような第2次関東大地震で壊滅状態になった東京の復興は早かった。日本は前代未聞の大繁栄の頂点にあっただけに、政府の東京への援助は惜しみなかった。あっという間の復興であった。




91 名前: イレソブ 投稿日: 2001/01/01(月) 10:49
大手町の大手町会館十二階の会議室に、十四時に集合ということであったが、武田博士は十分前には入室していた。いつもの癖である。ハアハア言いながら時間ぎりぎりに来るのは嫌いな性分である。ゆったりした気分で時間を待つのが好きな性格である。
 広い会議室は丸くテーブルが置かれ、それぞれ名札が大きく貼られてある。誰であるかがすぐ判るようになっている。すでに来て座っている人もいる。H大学の地球物理学の教授で新見悟一、O大学の地質学の権威である石井信雄の二人である。武田博士は軽く会釈をした。別に親しいわけではないが、話をしたことは何度かある。他の名札を見ると、科学技術庁宇宙航空研究所の所長である飯島直巳や、オーロラの研究で有名なY大学の瀬川道夫の名前もある。藤川慎介が武田の一人おいた隣である。K大学藤川教授は理論物理学の大御所的存在である。マスコミにも幅をきかす大物である。しかし、ずらっと委員の名前を見渡すと、武田博士が理論物理学の出身とはいえ、現在では宇宙天体力学、それも最近の惑星の研究では最もよく知られた学者である。今回の冥王星の異常軌道の第一発見者でもあり、昨日の電話の〈委員長に〉というのもうなずけるところである。ただ年令はほとんどが六十才前後で、武田博士はちょうど五十で、ひょっとしてこのメンバーの中では一番若いかも知れない。
 五分前くらいになったところで、藤川教授が入ってきた。隣の席はまだ空いていたので自然、武田と藤川は三メートルほど離れているとはいっても、素通し近距離である。武田の方から挨拶をした。
「しばらくでした。お元気の様子、何よりです。もう何年もお会いしてないようですね」
「2年まえの箱根で会った」
 と、ぶっきらぼうに藤川は応えた。
「ああ、そうでしたね。国際学会のあとで。・・今日は新幹線で来られたのですか。朝早かったでしょう」
「もっと上等な乗り物に飛行機というものがあるのを知っているのかね。人にものを尋ねる時は、一番上等なものから質問するのが礼儀ではないのかな」
 と、武田の方を見向きもしないで、煙草を燻らしながら言った。
「ああ失礼しました。飛行機の方が新幹線より上等な乗り物なんですか。先生のことですから新幹線のグリーン車で来られたのかと思いました」
 と、武田はカチンときた気持ちをグッと押さえて、ちょっと皮肉って応答した。藤川教授は実際、大阪空港に出るよりは新幹線の方がずっと便利であることは、住所が寝屋川であることから武田には分かっていた。
〈まあ、人は好き好きだから、飛行機で来ようと、新幹線で来ようと、そんなことはどうでもよい、ひとつの挨拶として、そう尋ねたのが、もうこうして二人の心の内をぶちまけてしまって、おもしろくない〉と、武田は心の中で呟いた。
 煙草もけむい。武田は煙草は吸わないから、とくに厭な感じだ。この部屋は禁煙ではないのか、部屋を見渡してみた。禁煙とはどこにも書いてない。しかし灰皿は一つもない。見ると、藤川は携帯用の小さな蓋付き灰皿を持っている。そうまでして吸いたいなら、仕方がない。諦めるしかない。煙草には〈愛煙〉という言葉と、〈嫌煙〉という言葉があるが、愛煙という響きは世間通りが良いが、どうも嫌煙というと、人を嫌うようなニュアンスがあるようだ。それに自然に強弱の差が付く。つまり、煙草を吸う人は、まわりに嫌煙人がいようといまいと、そんなことは全くお構いなしに吸う。吸いたいから吸うわけだ。煙草の煙が厭な人がいても、その人はまず、吸わないでくれとは言えない。また言わないだろう。吸う人と吸わない人では、吸う人の方が強い。吸わない人が我慢するか、どこか他の場所に逃げるしかない。最近は飛行機でも長距離列車でも、禁煙席というのが設けられているので吸わない人にとっては助かる。そんなことを考えながら、武田博士は、こんな男に挨拶するんではなかった、と黙りこんだ。
 隣の席に座ったのはT大学の太陽のコロナ観測で有為な業績を上げた東出克彦である。そういえば東出君は四十五才くらいだ、一番若いのは彼だろう。茅場昇や白浜宏美など惑星研究室の者は、多かれ少なかれ東出教授にはお世話になっているのでよく知っている。
 その節は、などと挨拶をしていると、午後二時も回り、科学技術庁の役人が三人入ってきた。それにもう一人、たしか文部省の早乙女次官ではなかったか、見覚えのある役人も一緒に入ってきた。この役人達は、われわれ名札のある席ではない、別なところに席が設けられている。
 全員が揃ったようだ。司会らしい役人が前に進み出て言った。


92 名前: イレソブ 投稿日: 2001/01/01(月) 10:50
俺は「私ですた」なんて間抜けなタイプミスはしないにょ(・ω・)ノ

そろそろおりーぶの店に阪急百貨店から「おせちセット」が30個ほど
届く予定だから支払っといてね(w


93 名前: ふふふ 投稿日: 2001/01/01(月) 12:54
そんなことが現実にあったらお前はそく
刑務所行きだな、へへへ


94 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 13:36
わざと間違ったぐらいわからんかあー

「皆さん、こんにちは。本日はお忙しいところ、遠路お集まりくださいまして、誠に有難うございます。本来ならば、国務大臣が挨拶するべきところですが、所用のためどうしても出席できません。代わりまして、総理府の三木本科学審議官がご挨拶申し上げます」
「こんにちは。いま司会の方から申し上げましたように、内藤国務大臣は所用のため大阪に出張いたしておりますので、本日は皆様にお目にかかれないことをお詫びいたします。代わりまして私がご挨拶申し上げます。三木本でございます」
 と、非常に丁寧にきりだした。最近流行のチタンフレームの眼鏡がよく似合う、いかにも役人といった風貌で、物腰は一見やさしそうだが、どこか目の奥に癖のありそうな人物である。
「お集まりいただいたのは、ほかでもありません。いま世界中で話題になっている冥王星の軌道が変化したことに関する科学技術庁としての対応の一つでございます。大学機関はそれぞれの情報網があり、対応しているようですが、総理府としましても、国民の動揺が即マスコミを通じて大きく曲折することを懸念しまして、正しい情報に基づいて対処する情報処理連絡会ともいえる臨時機関を設けたいのでございます。名称は太陽系異変対策委員会というものですが、わが国としましてはこの委員会一本に集約して善後策を検討する機関となります。国内および各国からの情報は、すべてこの太陽系異変対策委員会に集めて、ご検討していただくことになるわけでございます。大臣から、識者の皆様に、ぜひご協力をお願いしたいと、くれぐれも宜しくとのことでございます。電話でご承諾いただきましたように、皆様七名が太陽系異変対策委員会のメンバーということになります」
 みんな電話で?、簡単に決めてしまったものだな、自分はとりあえず今日此処へきてくれ、というから来たのに、もう委員になっているのか、と武田博士は苦笑しながら、みんなを見渡した。気が合うも合わないも、まるで関係なし、誰がこのメンバーを集めたのだろうと思ったが、まあいい、情報の収拾をスムーズにすることと、マスコミへの窓口を一本化したいのだろう、と武田は委員になること自体は、そう厭には思わなかった。それに藤川以外は、特にメンバーとして問題になるような、つまり学会でやり合ったような者はいなかった。三木本科学審議官は続けた。
「ただ、この数日間、世界中の天文台が大騒ぎしたわりには、その後、太陽系に大きな変化が起きているようでもないので、単なる偶発性で、一過性の事件として終わる可能性もあるので、皆様には、それほど何度もお集まりしていただいて審議を重ねるようなことにならないかも知れないのです。そういうことでもありますので、あまり深くお考えにならないで、皆様のそれぞれのご研究の障害にはならないよう努めてくださればよろしいかと思っております。どうか一つ宜しくお願いいたします」
「早速ですが、本日の予定は、これからお配りしますプログラムのように進行させていただきます」
 と、司会が、もう一人の役人、多分アシスタントとして来ているだけだろうと思われる若い者に、プリントを配るように指示しながら言った。
 役人のやることは何事も強引だ。こうと決めたことは絶対的である。配られたプリントを見ると、委員長の選出から、委員長の権限の範囲、いままでの経緯のまとめ、今後の対策、情報の収拾場所の決定などのほか、最後に中国政府および中国科学院からの要請で、中国へ天体観測の応援に行くグループの決定というのがあった。これか、このために文部省じきじきに早乙女次官が来ているんだ、と武田博士をはじめ、次官を知っている者は納得した。
「それでは、はじめに委員長を決めてください」
 と、司会が進行しようとした。





95 名前: まんこ命 投稿日: 2001/01/01(月) 13:51
まんこっていいですよね?
あの臭い、形、触り心地といい。
そこから流れてくる、愛液って奴ですか?
美味しいんですよね。じゅるじゅるじゅるじゅる吸っては舐め、吸っては舐め、
でも永遠に汁は止まらない。面白いですよね。
人間の半分がまんこが付いてるんですよね。いい時代に生まれたと思います。
まんこって見てて飽きないんですよね。
男なら本来ちんこが付いているところに、まんこが付いているんですよ。
不思議ですよね。面白いですね。
まんこを触るとその人は悦ぶんですよね。我慢しきれず声まで発声して。
まんこをベロベロ舐めても悦ぶんですよね。
終いには「私のまんこを見て!触って!舐めて!あーーー!!」なんて言う始末ですからね。
そしてまんこにちんこを入れると、これまた悦ぶんですよね。
「もっとー!もっとー!ああー気持ちいいー!!」なんて言いながらね。面白いですね。
まんこほど面白いものも少ないですよ。
おっしこは出るし、触ってるとネバネバした液が出てくるし。
これからもまんこのために生きていこうと思いますよ。




96 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 14:00
「ちょっと待ってください。このメンバーは誰が決めたんですか。参考までに教えてくれませんか」
 と、地質学の石井信雄が、教えてくれるかな、それともポンと否定されるかな、と恐る恐る尋ねた。三木本科学審議官が、ちらっと藤川の方を見た。武田は見過ごさなかった。やはり藤川か、じゃなぜ私を選んだんだ、私などクソ食らえと日頃は思っているだろうにと少し不審に思った。司会が、
「それは・・」
 と、言いかけた時、すっくと三木本科学審議官が立ち上がって、言った。
「それは、主として私です。私の責任に於いて、各方面でご活躍されている皆様を選ばせていただいたのです」
「わかりました。光栄です」
 と、石井は、話の腰を折ったことを詫びるように、全員に軽く頭を下げながら言った。「それでは、委員長の選出ですが、どなたか推薦してくださればよろしいのですが」
 と、司会が全員を見渡しながら言った。
 しばらくは全員無言でプリントを眺めていた。7名の委員は、それぞれ何らかの関係があり、全く知らないという事はなかったが、プリントには一応、各委員の肩書きや、専門分野、業績などを細かくまとめてあった。
「はい」
 と、東出が、右手を顔の辺りまで上げて言った。
「どうぞ、東出先生」
「武田先生が適任と思います」
 と、すぐ左隣に居る武田博士の方に、軽く手を差し伸べて言った。


97 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 14:10
「賛成ですね。今回の冥王星の異変を第一に発見したのは、武田先生ですからね」
 と、地球物理学の新見悟一が、大きな声で皆に諭すように言った。
「異存はありません。この委員の中で、いわゆる天文学者といえる人は、武田先生と瀬川先生、それに東出先生ですが、瀬川先生は南極や北極にいらっしゃることが多く、連絡に不便といいますか、ご自身の動きに制約があるのではないかと、お察しします。そして東出先生は、・・」
 と、地質学の石井信雄が説明をしようとしたが、東出の方を向くと、自分から言いたそうな素振りを見せたので話を譲った。
「ええ、私も乗鞍岳コロナ観測所に居ることが多く、皆様に迷惑をかけることも多々あるでしょう。そうなっては・・・・」
 と、石井の方から、三木本審議官の方を向きながら言った。
「そうですか、・・しかし、・・武田先生には中国に・・」              と、三木本審議官が途切れ途切れに奥歯に物が挟まったような言い方で言った。武田はハッとした。私を中国に派遣しようというのまで、もう決めていたのかと横目で藤川の方を見た。藤川は知らんぷりのそっぽである。
「私は藤川先生が委員長には適任と思いますが」
 と、科学技術庁宇宙航空研究所の所長である、飯島直巳が言った。武田には、もうすべてが読めた。
「そうですね。藤川先生はマスコミにも顔がお広いですし。適任と思います。私などみなさんの足手纏いになるだけですよ」
 と、武田は三木本審議官に向かって、いたって平静に言った。
「どうでしょうか。武田先生と藤川先生が候補に上がったのですが」
 司会が口をはさんだが、言い終わるやいなや、それを無視するかのように、藤川が、
「私にと言うんであれば、喜んでお引き受けしてもよろしいですが」
 と、もう委員長は私しか居ないと言わんばかりに、皆を見渡して言った。
 さっき武田博士を推した委員達は、いま自分たちが言ったことはどうなったのだろう、考えてくれたのか、と呆気に取られてしまった。誰が考えても武田博士が、いま天文学者としては一番信望を集めていることくらいは分かっているはずである。
 司会者でさえ、武田博士になるだろうと思っていたくらいである。藤川を委員長にしたいなら、初めから、そういうように提案するのだった、と。まさしく打ち合せ不十分だ、委員みんなに不愉快な思いをさせてしまった、と司会者も息を呑んでしまった。
 武田博士は、そのメンバーに心の中で感謝した。私を信頼して推薦してくれたに違いない、七人中、五人までが私を推してくれたのだ、ありがたいと。
「それじゃ皆さん、藤川先生に決定してよろしいですね」


98 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 14:23
と、司会者ではなく、三木本審議官が言った。
 もう誰も発言しようとはしなかった。これは根回しだ、初めから藤川にしようとしていたんだということが誰にも分かったからだ。
「では、藤川先生に委員長として、まとめ役になっていただきます。・・それでは、次回から太陽系異変対策委員会としての会議の進め方は、藤川先生にお任せするとして、本日はとりあえず、わたしが、このあとも司会進行を努めさせていただきますが、よろしいでしょうか」
 司会が藤川の方を向いて丁寧に言った。
「ああ、いいですよ。よろしく」
 と、満足そうに藤川が答えた。
「それでは、この数日間の得られた情報を出来るだけ詳しく、ここでご報告してくださいませんか。記録の方は、こちらでやります」
 それぞれ委員は、自分の持っている情報網で得た今までの経緯と、研究グループの所見を述べていった。武田博士も冥王星の軌道傾斜角が、発見した時と変わっていないことを述べ、公転周期は若干短くなっていることを言うに留めた。
 ただ、東出が、冥王星の軌道が変化したのは、徐々にではなく、非常に急激に、地球時間で一昼夜という速さであったであろうことを言ったのは、武田博士にとっては大いに貴重な情報であった。というのは武田グループが異変の第一発見者だといっても、いつ異変が起きたかを確定することはできなかったからである。東出の報告では、他の観測グループから得た情報であったが、その前々日までは、冥王星は従来軌道を公転していたということである。もし続けて観測していれば、第一発見者になっていただろうというわけだ。まさか、そんな大異変が起こるとは想像もしなかったので、点にしか見えない冥王星などには、興味を示さなかったのである。
 武田博士は、昨日、惑星研究室でのセミナーの際、第十番惑星の話も出て、それが自分の多変数位相渦理論を実証してくれるかも知れないと、秘かに思っていたが、この場では一言もその事には触れなかった。第十番惑星、あるいは第十一番惑星になり損ねて、太陽系の惑星軌道に乗らなかった高密度の天体、これが数万天文単位の所に幾つかあれば、きわめて正確に水星や金星までも、その近日点の移動が説明できるのだ。この天体が何万年に一回くらいの割合で太陽系に猛スピードで突進してくる。今回の事件も、この謎の天体のせいではないか。早く見付けて、そのスピードや質量、軌道を明らかにしたいと、はやる気持ちを押さえるのだった。
 最後に藤川教授が、
「みなさんのご報告は、私の持っている情報とほぼ同じです。しかし、新聞などマスコミには、一応たいしたことはない、巨大な彗星でも衝突したのだろう、ということにしておきますが、いいですね。あまり不安をかきたてるような発表はしたくないのでね」
 と、締め括った。武田をはじめ何人かの委員は、〈判ってないな〉と思ったが、別に反論する気にもなれなかった。武田は、この数日の間、新聞社などマスコミからずいぶん取材、取材で電話をはじめ、追い回されたが、もうこれで解放されるわ、と気が楽になったのも事実であった。
 そのほか、対策の決定権は委員長にあること、マスコミへの発表は委員長が行うこと、情報の一括収拾は、科学技術庁内に設けた太陽系異変対策委員会にすることなどが確認された。
 最後に司会が、
「長時間申し訳ありません。最後に早乙女文部次官からお話がございますので、よろしくお願い致します」



99 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 14:39
と、早乙女祐一郎を皆に紹介した。
「早乙女でございます。貴重なお時間、そしてお疲れのところ、申し訳ありません。最後に政府からのお願いがございますので、ご検討くだされば幸いです。それは、先日中国政府から、わが国に今回の惑星の異変に伴い、中国も観測の強化をしたいので、日本から優秀な観測グループを派遣して欲しい、との要請があったのです。わが国には、専門の天体観測機関がいくつかありますが、皆さん方からの推薦ということで、その機関あるいはグループですね、そこへお願いすれば話がスムーズに運ぶと思い、本日ここでご検討をお願いすることになったのです。期間は約半年ですが、異変の進行によっては、それ以上留まっていただくことにもなります。いかがでしょうか」
「私は、武田君を推すが、どんなもんだろうか」
 と、いきなり藤川がきりだした。
 武田は、そらきた、私を国外へ追放したいんだろう、と見え透いた藤川の心の内を憎んだが、どこで観測しても同じだ、どこへでもやってくれ、と半ば開き直りもした。
「武田先生は、第一発見者というだけでなくわが国では天体力学ではなくてはならない中心の方ですから、国外に出られるのは、ちょっと・・・・」
 と、東出克彦がきりっとした目付きと、やや立腹した態度で藤川の方を向いて言った。「同感ですね。武田先生の惑星研究室のコンピューターソフトは世界有数の、というより世界最高の計算能力を持っていると私などは思っています。それを、みすみす中国に。いやぁ武田先生を中国に派遣するのは反対ですね」
 と、ちょっと興奮気味に大きな声で新見悟一が言った。
「最高だからこそ、安心して派遣できるんですよ。せっかくの中国政府の要請に、役立たずの学者を送ったのでは、日本の名折れになるでしょう」
 と、さも理にかなっていることを言っているとばかり、反撃するような口調で藤川が新見に向かって言った。すかさず新見も、
「先生!、それは言い過ぎではございませんか。役立たずの学者なんて。それぞれに第一線の研究をしているグループはいくつもありますし、業績を上げています。・・私はM大の飯盛グループを推薦しますが。ご存じのように、小惑星の一つが軌道から外れて地球に接近するのをいち早く観測そして理論予想を発表され、見事に当たった熱心な研究グループです。本日のお招きも、じつは私などではなく、あの飯盛博士にするべきだったのではないかと思いますよ」
 と、なかば突っ掛かるように言い返した。委員の中にも頷く者は何人かいた。さっきの委員長決定の件にしろ、この中国への派遣問題にしろ、どうも藤川教授は武田博士を陥れようとしているとしか思われない、と皆も感じてきた。
「飯盛君は、私もよく知っている。しかし、中国政府が喜んでくれるのは、武田君以外にはいないと確信しているのだがね」
 と、自分の意見に賛成してくれる者はいないか、と見渡すように全員を眺めながら藤川は言った。目が早乙女次官と合うと、
「早乙女次官はどうお考えになりますか」
 と、応援を頼むように言った。
「いや、私は判りません。みなさんで決めてください」


100 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 14:44
さすがは文部次官らしい落ち着いた口調でかわした。
 ちょっと間があいて、だれも発言しようとしなかったが、それまで口数の少なかった飯島直巳が、
「それではこうしたらどうでしょう」
 と、切りだした。
「武田グループを中国に派遣することにしてその代わりに、この太陽系異変対策委員会にM大の飯盛グループを加えるというのは」
 武田博士をはじめ、何人かの識者は呆気に取られた。何と非常識なことを平気で言うものだと。今決まったばかりの委員会のメンバーを外に放り出して、別なメンバーを入れようとする。人間というものは、ある一つのことを考え、それを達成しようとすると、他のことが目に入らなくなるものだ。場合によってはそれが良い方向に向いて、素晴らしい結果を生むことになる場合もあるが、往々にして盲目的無思慮に陥りやすい。
 三木本審議官までが、それに輪を懸けるように、
「それも一つの方法ですね。そうしたらいかがでしょうか」
 と、藤川の方を向いて言った。
「いや、委員会のメンバーをいまさら変えることは出来ないです。飯盛君は飯盛君で活躍してもらうことにして、武田君はあくまで対策委員会のメンバーです。たとえ中国に行ってもらうことになってもメンバーとして変わりはありません」
 と、藤川は、さすがに委員長らしい責任ある返答をしたが、それにしても武田博士を中国に派遣することには固執しているのがよく判った。
 武田は、もうこれ以上あれこれ委員会を混乱させたり、あまり腹のうちをさらけ出してメンバー同志の今後の運営に支障をきたすようになってはいけないと判断して、中国に行くことを決めた。
「ご推薦とあれば、私が中国にまいります。情報のやり取りはどこにいても同じです。ご期待に沿うよう頑張ってきます。早乙女さん、中国のどちらですか」
「南京大学と聞いているのですが」
「ああ、南京大学なら、古い友達もいます。・・・・みなさん、私がまいりますので、もうこれ以上議論はなさらないで下さい。向こうでの観測でも、最新情報は常にこちらに届けるようにします」
 と、武田は固い決意を持って委員全員に言った。隣に座っている東出には小さな声で、ありがとうと言った。東出は、しかし先生、と慰めとも反駁とも言える声を出した。他のメンバーも口々に武田に向かって何やら言ったようだが、博士には聞こえなかった。





101 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/01(月) 16:58
武田博士の家は、地下鉄丸ノ内線の茗荷谷という駅を降りて、かって東京教育大学のあった方へ向かい、坂を下り、昔は氷川下町、今は千石と呼ばれている町の氷川神社の裏手あたりにある。すぐ東手には小石川植物園のある、かつては閑静な住宅地であったが、最近は千川通りの車の騒音で、昼間はお世辞にも静かとはいえなくなっている。千川通りは大昔は川であった谷あいの道路で、台風時や大雨では、たびたび洪水になっていた道路である。ここから氷川神社の方へ坂を上がりきったところの、高台のこじんまりした家である。
「あら、いらっしゃい。お待ちしてました」
 玄関のチャイムの音で出てきた武田夫人は明るく茅場昇を迎えた。2階からばたばたと急いで下りてくる音がした。武田美枝子だ。
「こんにちは。お邪魔します」
「いらっしゃい」
 嬉しそうに笑みを浮かべて、美枝子はすぐ玄関に下り、ドアを閉めようとしている茅場に代わって、自分でドアを閉めた。その時、茅場の手にも触れ、胸がドキンと高鳴ったが母親に気付かれないように、いたって平静に少し離れながら言った。
「きょうは何だか父が話があるからって、お呼びしまして、ほんとにすみません」
「いえ。そんなことはありません。先生に呼ばれるなんて恐縮です」
 茅場が武田家を訪問するのは、これで2度目である。前はドクターコースを卒業したあと、研究室に残り、博士の元で研究を続けることを頼みに来た時だった。難関を突破した最優秀学生だっただけに、博士の喜びはひとしおで、二つ返事で快く承諾してくれたのだった。今では博士の片腕となって研究を続け、論文の整理やちょっとした出張は博士の代理として行くようになっている。
「駅前でいちごを買ってきました。みなさんで召し上がってください」
「あら、そんなことしなくていいのに。この時期、苺は高いのよ」
 最近は苺といっても、四月、五月だけのものではなくなった。年中ある。
 夫人は美枝子にもお礼を言うように目でささやいて、丁寧に包みを受け取り、奥へ行った。
「昇さん、無理しないで」
 2人になったら、とたんに甘え声になって体をすり寄せて言った。
「どうぞ、入って」
 玄関から上がって正面右には、2階に行く階段があるが、その左手に応接間がある。そこへ案内しながら美枝子が言った。
「お父さま、茅場さんです」
「おお、よく来てくれた。今日は日曜日だから、ほね休みもしたかっただろうに。わるいね」
 何やら書き物をしていた仕事机から、博士はソファーの方に歩みよりながら言った。
「いえ、とんでもないです」



102 名前: KONISHIKI 投稿日: 2001/01/01(月) 18:42
>>74>>75
サソQサン、イレソブサン。コレヲサイゴノカキコミニスルツモリダヨ。
ボクモマチガッテマスタ。リコンノサビシサニマケテシマッタンデス。
ソレデツイイダイナリロンノジャマシテシマッタノデス。ゴメンナサイ。

ヒトリニナッテモ南野コレシキッ!モトイ南野KONISHIKIッ!ガンバッテイクヨ。
サイゴノトリクミトオナジクライサビシイヨ・・・ミンナゲンキデネ。


103 名前: アンドロメダロ11ロ星雲 投稿日: 2001/01/02(火) 02:50
>代理人さん
先ほど物理板の方にもカキコさせていただきました、超常現象さんの
作品を楽しみに拝見させていただいている女性です。

この作品の続きはこのスレッドで読めるのでしょうか?
超常現象さんのHPの方に行ければ良いのですが、なんですか
ピロシキサーバーのエラーとやらで入る事ができません(><)

お手数かけ恐縮ですがご返答よろしくお願い致します。


104 名前: アンドロメダロ11ロ星雲 投稿日: 2001/01/02(火) 03:00
書き込んで上のほうに上げてしまうとまた荒らしの人達に気づかれると
いけないので下げてカキコさせていただきます。

☆重ね重ねよろしくお願い致します☆


105 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/02(火) 08:20
この小説の続きは延々とここに上げる予定です。

「ま、かけたまえ」
 応接間といっても、書斎を兼ねたような部屋で、洋間12畳の端の方に客用のソファーとテーブルがあり、反対側に仕事机がある。決して豪華なものではなく、どちらかというと質素な作りの機能的な机と椅子である。ソファーやテーブルも同様で、高価・贅沢なものでないのが、武田博士の人柄を表しているようだ。仕事机のある方に窓があり、明るいが、その他の壁という壁はすべて本棚で、びっしりと専門書がある。
 以前に訪問した時は、あがっていたせいか、また、あまりの書籍の圧巻に押されてか、よく部屋の中が見えなかったが、きょうは落ち着いて部屋を見ることが出来た。
 茅場が欲しいと思っていた書籍もある。
 Pergamon Press 発行、レニングラード大学の V.Fockの[The Theory of Space Time and Gravitation] がそれだ。
G&B社のTonnelat著[Einstein's Theory of Unified Fields]もある。
おもしろいところでは、Nissimの[A New Physics of Matter and Energy]も目に入った。多くの科学者から馬鹿にされて目も呉れなかったものだ。
 もともと武田博士は天文学が専門ではなかった。理論物理学で、特にその中でも素粒子や原子物理学の出身であるが、どうしても現代素粒子物理学の混沌とした、いわば言いたい放題のまとまりのない理論に嫌気がさしたことと、アインシュタインの“相対性理論は間違っている”という論文以来、理論物理学会から白い目で見られるようになったことから天文学に転向したのである。
 もちろんアインシュタインの書いたPrinceton University Pressの[The Meaning of Relativity]は初版から4版まですべて揃っている。
「何をじろじろ見ているんだね。欲しい本があったら遠慮なく言い給え。貸して、いや何ならプレゼントしてもいい」
「ありがとうございます。さすが統一場理論のご本が多いなと見ていたところです」
「アインシュタインの統一場理論を、最近は別の角度から、つまり量子力学も取り入れた理論に仕上げようと世界中の理論物理学者がやっているが、私に言わせれば出来っこないんだ」
 そう言いながら博士は書棚から、Schweberの[Relativistic Quantum Field Theory]を取出して、447ページを開けて、話を続けた。
「このファインマンダイヤグラムを私は複素平面にした理論を発表したことがあるが、失敗だった。茅場君は知っているかな」
「はい。その後、先生はさらに時間軸を導入した4次元位相空間に理論を拡張して統一しようとなさいましたね。でも、それも先生自ら訂正論文を出されました。普通、科学者は自分の論文が、後で間違いだったと解ってもなかなか訂正しないし、黙っていることが多いのですが、先生はいつも・・・・」
「そうなんだ。いつも訂正、訂正で。だから皆から馬鹿にされるんだ」




106 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/02(火) 08:28
ワッハッハと笑いながら、2年前発表して全世界を唖然とさせた”相対性理論は間違っている”という論文の素稿を引き出しから出して茅場に見せようとした。その時、美枝子が入って来た。
「お父さまったら、ここは教室ではないのよ」
 先程茅場からもらった苺を持って、入って来るなり、そんな話はやめたら、と諭すように言った。コンデンスミルクが少しかけてあり、赤く艶のあるおいしそうな苺である。
「いいんだ、茅場君は。わしの言いたいことが解ってくれる唯一の学者だから。後継者といってもいいかな」
「まぁ、嬉しい」
 自分のことのように喜んで、茅場の傍にいったん座ったが、その論文の素稿を手に取った茅場を見て、
「じゃ、ごゆっくり。今日は夕食をご一緒にね」
 と、茅場の耳元にささやいて、にっこり笑顔を見せながら、返事も待たずに部屋を出て行った。手編みだろうか、後ろ姿のニットが可愛い。
「理論というのは、間違ったまま、一人歩きし始めるのが一番危険なんだ」
 と、ソファーに座り直しながら博士は言った。
「そうですね。理論物理学だけでなく、数学でも、経済学でも、何でも言えることですよね。間違っていることに気が付かないで、どんどんそれが発展していくと、もううしろを見ても取り返しのつかないほど遠い所まできている、ということが世の中にはたくさんありますね」
「量子力学と相対性理論を一緒にしようとする、いわゆる相対論的量子力学がその典型だ。もともと量子力学は不連続を扱って統計的、確率的に処理をする理論なんだ。一方の相対性理論はニュートン力学やマクスウェル電磁力学の流れを汲む連続性を根本原理とする理論だ。いわばデジタルとアナログの違いだね。これを一緒にしようというのは、土台無理な話なんだ。」
「そうですね。男性と女性、有機物と無機物、動物と植物、プラスとマイナスというように、世の中には2つあって、うまく釣り合いが取れるようになっていると思います。無理をして量子力学と相対性理論を一緒にしようなどとしない方がいいかも知れませんね」
「かも、じゃない。してはいけないんだ。一方の相対性理論が根本的に間違っているとなれば尚更だ」
「先生は、2年前、この“相対性理論は間違っている”という論文を発表されて、かなり物議を醸し出したですけど、先生の多変数位相渦理論は光の速度と物体の速度は完全に分けて展開されてますね。新しい理論として注目されていますが、多くの科学者はまだ新しい考えについて行けないようです。・・・・アインシュタインの考えたことで、正しいことと、間違っている部分とが、最近ぼくにもはっきり解ってきました。正しいことは、光の速さは光源の運動には無関係で一定であるということ。でも理論を組み立てる上で間違ったことは、加速や減速の出来る物体と、そういうことは出来ない光とをごちゃまぜにしたことですね」
 と、博士の英語で書かれた論文の素稿の要所要所を見ながら言った。



107 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/02(火) 08:49
「そうだ。そのごちゃまぜを“アインシュタインの特殊相対性原理”という。原理という言葉に人々は弱いものだ」
「波と物質に関しては、量子力学にも関係してくることですが、量子力学では波と物質は同一のものであるとして理論が組み立てられていますね。これも間違っていますか」
「いや量子力学は基本的には間違ってはいない。量子力学は波と物質が全く同じものであるとはしてない。観測していると、ある時は波のように、またある時は物質のようになるという統計処理をする理論で、いつも観測を主体にして、それに合うように理論を組み立てるから、間違った理論ではない。・・・話が横道にそれたが、アインシュタインが間違ったのは、この光と物質を運動学上で全く同一視したことだ」
「光が一定の速さだからといって、物体の速度までを光速以上にはならないと決め付けてしまったことは大きな過ちだと思います。世の中には光速以上の速い物質はいくらでもあるのですが、どうしてそのことを素直に認めて、相対性理論を変革した博士の理論を受け入れようとしないんでしようね。太陽のプラージュやフレアなどをじっくり観測すると光速以上の速さで飛んでいる物質はいくらでも見つかるし、そもそも星の大爆発は光速の何倍という、とてつもない速さの爆発であるはずです。論理的に矛盾したことを平気で数学的に辻褄合わせしているんです」
「その通りだ。二〇世紀の数学一辺倒物理学の欠点はまさにここにあるんだ」
「学問というのは、たとえば歴史などでは、そう、卑近な例ですが、耶馬台国はどこか、というような研究の場合、畿内大和説と九州説があるわけですが、それぞれの学者はどちらも一歩も譲らず、双方の主張ポイントや証拠をつぶし合いながら、お互いが発展していきます。とても良い発展の仕方だと思います。でも現代理論物理学の世界は、ゼッタイに相対性理論は正しいんだ、量子論は正しいんだ、と相反する理論構造をした二つの理論を両方とも頭から信じ込んで、その枠から一歩も出ようとしてません。これがいけないと思うのです。先生の理論のように〈光は電磁波だから加速は出来ない、一定のスピードである。ロケットなど物体は加速出来るものであり、やろうと思えば光速以上にもなり得る〉ことを原理にした展開を、なぜ素直に認めてくれないのか、ぼくは本当に歯痒く思っています」
 茅場はいつになく、力のこもった口振りで一気に言った。
「そうなんだ。・・・・きみは、本当に私の言いたいところが判っている。・・・・私の多変数位相渦理論を大きく進展させてくれ。頼む」
「はい。わかりました。一生の仕事として、受け継がせていただきます」
 頼もしい奴だと、目を細くして博士は茅場を見るのだった。その時、夫人と美枝子が一緒に入って来た。
「お話はもうお済み?」
 美枝子がお茶を、テーブルの上に置きながら言った。
「いや、じつはまだなんだ。すっかり理論物理の話に夢中になって」
「まぁ、茅場さんにご用があるからと、お呼びしたのに」
 夫人が、苺のお皿を片付けながら言った。


108 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/02(火) 09:11
「・・・・茅場君、今日わざわざ来てもらったのは、ほかでもない、今、冥王星の軌道を動かすほどの謎の物体が太陽系に侵入しているが、この調査、観測で世界中の天文台が躍起になっているね。先日私が文部省に呼ばれたのは、中国政府から日本の科学者を、応援に2〜3人派遣して欲しいという要請があったことなんだ」
「中国にですか」
 目をぱちくりさせて、茅場は美枝子と顔を見合わせた。ぼくに中国に行ってくれ、と博士は言っている。何日間くらいだろう、どんな分野の仕事で、ぼくとあとは誰だろう、など頭のなかでいろんなことが錯綜したが、博士の言うことなら、どんなことでも喜んで引き受ける準備は、その何分の一秒かの間に決まっていた。
「中国のどこ?・・・・」
 と、美枝子が口をはさもうとしたが、すぐ博士は、
「紫金山天文台だ」
 と、茅場に向かって言った。
「あぁ知ってます。南京にあるそうですね」
「そうだ。あそこは、新しい彗星の発見や、はぐれた小惑星が地球に接近して隕石になるのを何個も発見し、予言もしたことで有名な天文台だ。・・・・予定では半年くらいということだが、延びるかも知れん。茅場君行ってくれるかな」
「はい、喜んで。・・・・でも、観測だけなら向こうの科学者で十分だと思うのですが」
「まだ詳しい打ち合せはしてないが、文部省の説明では、コンピューターと連動して軌道計算がすぐ出来るソフトは、アメリカのNASAと日本が一番進んでいるから、それで中国から、そのソフトとコンピューターを持ってきて欲しいと話を持ち込んだそうだ」
「そうですか。・・・・いまぼくたちが観測に使っているCCD信号変換装置と、それを計算するソフトは、ひょっとしてNASAより進んでいるかも知れません。・・・・でも、あれを使いこなせるのは、先生とぼく以外では・・・・」
 美枝子はハッとした。背中に冷たいものがすーっと流れたようだった。白浜さんだ。白浜宏美だ。あの人が一緒について行く。いやだ!昇さん!喉から口先まで出てきたが、さすがに父や母の前で、あからさまに昇さんを連れて行かないで、とは言えなかった。
「気候も違うし、山の上の天文台は寒いんでしょう。私も行く」
 と美枝子は自分でも何を言っているのか分からない、とんちんかんなことを口走った。「ばかな事言うでない。遊びに行くのじゃないんだよ」
 博士はちょっと叱るような口振りで言った。
 夫人は白浜宏美のことは、まだ知らない。美枝子の態度が急に変わったのが、よく呑み込めなかった。単に半年ほど離れ離れになるだけなのに、まぁ若い娘のことだからという程度にしか目に映らなかった。
 博士はさすがに美枝子の動揺した態度を見て、気持ちは察したが、茅場は間違ったことをする人間ではないし、また美枝子が茅場を慕っていることは十分承知している筈だ。美枝子に不安を抱かせるのはわるいが、止むを得ない。白浜君を連れて行こう、と心の中で決めていた。
「そうだ。君の右腕になるのは白浜君以外にはいない。・・・・じゃ、3人で行こう。文部省にそう報告しておく。多分来週になると思う。いろいろ準備があると思うが、よろしく頼む。白浜くんにはわたしから頼んでみる」
 やっぱり白浜さんだ。どうしよう、いやどうすることも出来ない。昇さんを取られる、いやそんなことは絶対ない。美枝子は、頭の中で、遠く異国の地で2人が仲良く仕事をしている情景が駈け巡った。
「昇さん、風邪なんか引かないでね」



109 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/02(火) 17:12
切ない想いを声にすると、すーっと頭の中がからっぽになるのを感じるのだった。
「茅場さんは、中国語がお達者だから良かったですわね」
 と、夫人は、よく博士から聞かされて知っていたので、茅場に言った。
「いえ、そうでもないです。片言の中国語です。先生は日本語くらい中国語が堪能でいらっしゃいますが、ぼくなんか、とても。でも半年もいれば上手になってくるかも」
 と、笑いながら答えた。
 美枝子は夕食の支度の続きをするからと言って部屋を出ていった。うしろ姿がいつもの元気がなく、なにか寂しげだったので、夫人はさらに茅場に言った。
「茅場さんとちょっと離れ離れになるのが、もう寂しいんだから、あの子ったら。甘やかして育てた私が悪いのですわ」
「いえ、そんな・・・・」
 茅場も美枝子の胸のうちは分かっていたが、まさか、この場で夫人に余計な事を言うわけにもいかず、返答に困った。それを見通したように、博士が言った。
「いいさ、いいさ。あの年頃は、ああいうもんだよ」
「そういうように、あなたが甘やかして育てたから、あんなになったんじゃなくって?」「おい、おい。茅場君に向かっては自分のせいだと言っておきながら、私に向かっては、あなた、か。それはないよ」
 と、お茶をすすりながら、にこやかに博士は言った。茅場は論文の素稿を返しながら、「向こうに行ったら、毎日でも電話します。南京は距離的にも、そう遠いところじゃないですし」
 と、夫人の方を向いて言った。
「・・・・じゃあ、明日から早速準備に入ってくれたまえ。必要な器材で、新しいものが欲しい時は遠慮なく言ってくれ」
「はい、明日といわず、今日からリストアップに入ります」
 博士と夫人は頼もしそうに茅場を見つめていた。



110 名前: 誤認逮捕 投稿日: 2001/01/02(火) 21:47
たまに見てみりゃますます調子に乗りやがってヘタレジジイがよお!
オイ、safeって何だよ?それに分かり易い自作自演してんじゃねえよ!
毎回毎回バレバレだっつーの!sageたって分かる奴には分かるんだよ!
ヘタレも大概にしろ!この超ヘタレが!!


111 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:31
この一週間は武田博士をはじめ、茅場昇、白浜宏美、その他の惑星研究室のメンバーはてんてこまいの忙しさであった。
 武田博士は文部省を何度も往復し、中国政府との打ち合せを行い、向こうの科学者の名簿やその経歴などの調査、および観測結果の公表の仕方などを丹念に決めていった。幸い中国側には武田博士の旧友である孫万歌教授や李鵬陽、趙先雲など、何年も研究員として在日していたメンバーがいた。優秀な科学者達で、私的な付き合いも多々あった。
 茅場は主に観測を冥王星だけでなく、他の天体に移すことを考え、観測機器の充実に努めた。400万画素のCCDカメラとその冷却装置、従来のマイナス45度から一気にマイナス60度という超低温にしたもので、熱電子冷却を行い、ノイズのない鮮明な画像を得るものである。CCD本体は3・5インチで、1500×2700個のセグメントが内蔵されている。冷却装置はペルチエ効果を利用した電子冷却法によるものである。記録はもちろんコンピューターであるため、その機種や容量の問い合わせを行い、結局、日本から64ビット機を持っていくことにした。モニターには通常の19インチフラットパネルのほか、ハイビジョンも持っていく。中国は電源電圧が220ボルトであるため、機器にはそれぞれスライダックや専用のアダプターを用意したのはいうまでもない。その他、光電測光器や分光器、フィルター類などは最新の機器を集めた。
 白浜はコンピューターソフトのプログラム変更に付きっきりであった。紫金山天文台には赤道儀と経緯儀の両方があるというので、どれを使う場合でも、多数の恒星位置や変光星、星雲のデータ入力を行なっておき、目的の惑星名と時刻さえインプットすればただちに望遠鏡が、自動的にその天体を導入し追跡するようにプログラムを作った。
 赤道儀は日周運動による天体の動きを追跡する装置であるが、地軸を中心に正確に二十三時間五十六分四秒で一回転するようにした極軸(地軸に平行に備え付ける)と、これに直交する赤緯軸で構成されている。この二軸をコンピューターで制御し、目的の天体を望遠鏡の視野の中に入れる。その後は極軸だけをコントロールして、天体を追跡するのである。赤道儀はその構造上あまり重くない望遠鏡に装備されている。
 この赤道儀に対して経緯儀という架台は、経つまり左右方向いわゆる方位軸と、緯つまり上下方向いわゆる高度軸の二軸による天体の追跡を行なうものである。この二軸は望遠鏡の重心の位置に備え付けられるので、大重量を支えるのに適しており、大望遠鏡に使用されることが多い。二軸で天体を追跡するので、視野の中で天体が回転する欠点がある。これをコンピューターで補正をするのである。これらの追跡により、ただちに天体の軌道計算ができるようコンピューターと連動させる。
 その他の惑星研究室メンバーも、器材の点検、荷造りなど精力的に茅場に協力、前もって紫金山天文台に送った。



112 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:36
 十月の成田空港は、抜けるような深い青空と、タイヤの跡が黒々と線を引いている滑走路、それにカラフルな数々の航空機で、自然と人造物の対比が人々をそれぞれの想いに急き立てていた。
 惑星研究室のメンバー五、六人と武田夫人それに武田美枝子が、すでに搭乗手続きを終えた武田博士、茅場昇、白浜宏美の3人を囲んでいる。武田博士がメンバーに向かって言った。
「みんな、この一週間は本当によくやってくれた。おかげで予定通りの出発が出来ることになった。留守中は各国の天文台からの情報を整理して、少しでも挙動不審な天体が発見されたら、すぐ紫金山天文台の方へ報せてくれ。頼む」
「先生を国外に・・・・」
 と、言いかけて涙ぐむ岡本晴美に、すかさず茅場は、
「その話は言いっこなしだよ。先生はご自分で選ばれたんだ。向こうでもきっと良いご研究、観測をされるから」
 と、小さな声で慰めて言った。
 武田博士が日本で業績を上げるのを妬んだ藤川教授の策略であったことは、文部省に呼ばれて話合った、その時に博士には分かっていたが、そのことは誰にも言ってはいなかった。しかし、さすがは研究室のチーム。武田博士のその後の言動や、藤川教授がますますマスコミに顔を出すようになるに及んで、すでにチーム皆には、今日の中国への出発は博士が国外に放り出される、という裏を感じとっていたのだ。博士も口にこそ出さないが、すでにチームの皆が自分のことを、そういう目で見ていたことはうすうす知っていた。いまの〈先生を国外に〉という言葉と茅場のささやきで、やはり、と博士は、心配をかけてすまない、と心の中でつぶやくのだった。
 武田夫人は、初めて白浜宏美と逢った。名前だけは聞いて知っていたが、こんな小柄の可愛いお嬢さんだとは、しげしげと美枝子と見比べるのだった。さっきこの特別待合室に入って来た時初めて逢い、挨拶を交わしたが、その態度といい、言葉使いといい申し分ない。美枝子とは大分違うと、少々落胆気味であった。しかし、自分のこどもというのは分かっているようで、そうでもないのが普通で、武田美枝子もさっぱりした現代女性である反面、きちっとした礼儀正しい振る舞いや言動は、親の躾けや親譲りである。
「白浜さん、主人の身の回りの世話や何やかにやで大変でしょうけど、何分よろしくお願いしますわね」
 白浜宏美は何も博士や茅場の世話をしに行くのではなく、コンピュータ制御のプログラムソフトを使いこなすには、いなくてはならない人材なのであるが、夫人の目にはそう映らなかったのだろう。
「はい、かしこまりました。一生懸命お役に立つようにいたします」
 と、丁寧に返事をしたが、言いながらも武田美枝子が気になって、それとなく美枝子の方を見た。
 白浜宏美の質素で清楚な服装に比べて、武田美枝子は今日は一層めかし込んでいるようだった。惑星研究室のメンバーが何人も見送りに来ているし、とにかく自分はチーフである博士の娘である、このことが自ずとそうさせているのだ。
「茅場さんは自分のことは自分でやるわよね」


113 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:36
 と、わざと大きな声で美枝子が言った。
「わたしだって、ちゃんと自分のことはやる。何も白浜君にやってもらうために一緒に行ってもらうわけじゃないよ」
 美枝子も女房もとんでもないことを平気で言うもんだ、と少し怒ったように博士が言った。
 メンバーの一人が雰囲気を変えるように、
「白浜君、軌道計算のプログラムなど、大丈夫だろうね。ミスはないね」
 と、念を押すように言った。
「ええ、大丈夫です。軌道計算ソフトと赤道儀、経緯儀をコントロールするソフト、それにドームを制御するプログラムも持っていきます。でも、このドームをコントロールするのは、向こうのコンピューターでもいいんだそうですけど。一応持っていきます。・・・・半年くらいのお別れね」
「そうだね。体に気をつけて」
「無理をしないで、頑張ってね」
「南京は暑かった夏も終わり、さわやかな秋だということだけど、夜の冷込みは急激にくるというから」
「でも、白浜さんって、見かけによらずタフなのよね。その調子で、体調を崩さないように、病気をしないように、食べ過ぎないように・・・・」
 一同がどっと笑った。博士や茅場は男性で、今までにも遠くへ出張に出かけたことはしばしばあるが、白浜は、いかにもひ弱な女性で、今回のような長期間の出張、しかも外国というのは初めてである。皆が心配するのも当然である。この見送りの中心が何かしら白浜のようになっていった。
 美枝子は内心おもしろくなかった。というより腹だたしかった。自分も行きたいと再三父親にねだってみたが、叶うはずもなかった。昇さんを取られるかも知れない、そういう焦燥感がまたつのってくる。つつっと茅場の方に寄って、腕をとり、
「向こうにいきましょう。まだ時間はあるし」
 と、二人は特別待合室を出て行った。


114 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:37
滑走路が何本も見える展望台に上がり、二人は寄り添ってベンチに座った。
「大丈夫?」
 と、美枝子が口を開いた。
「何が」
 茅場は美枝子の心のうちは全部分かっていた。いわゆる嫉妬に似た感情があるのだ。ぼくはそんな男じゃない、と言う代わりに、何が、と答えた。
「ううん別に。・・・・父のことよろしくお願いね。もう年だから」
 と、美枝子は何も考えないで、頭に浮かんだことをすっと口に出した。
「年だなんて、とんでもない。まだまだ一線で活躍なさっているのに・・・・」
「白浜さんって、どんな人?」
「どんな人って、あたまが良くって、仕事熱心で、コンピューターのソフト開発では、今の惑星研究室では右に出る者はいないよ」
「それだけ?」
「そうだよ」
「昇さん、どう思っているの?あの人のこと」
「どうって、そう思っているだけだよ。あたまが良くって、仕事熱心で・・・・」
「白浜さん、昇さんのこと好きなんじゃなくって?」
「そんなことないと思うよ。研究上のことで付き合っているだけだから」
「白浜さんは、ご出身はどちらなの?」
「静岡県の鷲津。浜名湖のそばのいいところだよ」
「よくご存じなのね」



115 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:45
「だって、そのくらいの話はしたことがあるもん」
「で、高校まであちらで、大学が父のところになったというわけね。そんなにあたまがいいの。・・・・今度の中国行きでは、白浜さん以外にはいなかったの?白浜さんが、父や昇さんの世話をすることになるの?そんなこといやよ」
 早口で、あせったような口のきき方だった。しかも目にはいっぱい涙をためていた。
「そうではないって。さっき先生もおっしゃっていただろう。自分のことは自分でやる。身の回りの世話のために白浜君が行くんじゃないって。・・・・宿舎も南京大学の寮なんだけど、男性用と、女性寮は別棟で、離れているといっていた。そんな心配はしなくていいんだ。美枝子さん」
「ほんとね。昇さん」
「もちろんだよ」
「ごめんなさい。わたし・・・・わたし、どうかしてるわ」
 少ししゃくりながら、涙を拭いて言った。
「予定では半年くらいだよ。あるいは延びるかも知れないけど、手紙を出すよ。いや電話がいいかな」
「電話がいい。声聞きたい」
 美枝子は茅場の肩へ顔を埋めて甘えた。
・・キーンとジェット機のエンジンのウオーミングアップがうるさい。ほぼ1分毎に発着する国内外のジェット機。最近は国内線も成田空港を使っているものがある。
「どの飛行機にのるんでしょうね」
「中国民航のエアバスA310ということだけど、どれかな。ちょっと判らないね。あのサテライトの向こう側のボーディングブリッジだと、飛行機は見えないからね。それにまだ整備中かも。・・・・上海まで約3時間、そこから特急列車で約4時間だそうだ。上海から南京までは飛行機もあるけど、なぜか列車を手配してくれたんだ。いずれにしても七、八時間という近いところだから、永久の別れみたいに泣かないで」
「ううん、悲しかったのはそうじゃないの。もういいの。ごめんなさい」
 二人は無言のまま、しばしの時を過ごした。美枝子はもう飛行機や景色を見ようとはしなかった。茅場の肩へ顔を埋めたまま、目を閉じてじっとしていた。




116 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:58
待合室の近くまで戻ってきたら、何やら騒々しい雰囲気である。どうやらAテレビ局の取材のようである。それも武田博士の一行を取材しているようだ。今日午後出発することは新聞にも出ていた。
「テレビのニュースの取材ね。A局だけね」
 美枝子はハンドバックからコンパクトを取出し、化粧崩れをパフで直すことを忘れなかった。
「ああ、あなたが茅場さんですね。今回、紫金山天文台に行くことになった・・・・いま武田博士と白浜さんにお話を伺っていたところです。中国政府の要請ということですが、向こうの目的は何でしょうか。いまお昼の生バンですのでよろしく」
 茅場はちらっと武田博士の方を見た。博士はにこっと笑って、適当に言っておきなさいというような目で応えた。
「太陽系に異常な事態が発生したことで、世界中がいま天体に湧いていますが、中国も観測の強化をしたいということでしょう」
「昨日のチリのS天文台の発表では、冥王星の軌道変化は落ち着いたということですが」「そうですね。でも、それが危な・・・・」
 そこまで言いかけて、茅場はまた武田博士の指示を目で仰いだ。今度は厳しい目をしていた。言うな、という風であった。茅場も武田博士も、その冥王星の軌道変化が落ち着いてきたことはすでに知っていた。この一週間忙しかったが、観測だけは怠っていない。たったの一週間ちょっとくらいの間に冥王星の軌道の異常が安定したということは物凄いスピードの謎の天体が太陽系内に入って来たと予想してよいのだ。もちろん冥王星をかすめて、どこか遥かまた太陽系外に飛び去ったことも考えられる。その辺を詳しく言おうかと思ったが、博士の目を見て、口を閉じた。
「そのようですね。太陽系に何にも起きなければいいですね」
 そう言って美枝子を促して、奥の荷物を置いてある方に歩いていった。
「あ、武田博士のお嬢さまですか。お名前はたしか・・・・」
「武田美枝子です」
「失礼しました、美枝子さん。しばらくお父さんとお別れですね。いまお母さまともお話したところですが、淋しいですね」
「はぁ、どうも」
 作り笑いをして挨拶をしてみたものの、生番組とは。ちょっと気恥ずかしくなり、夫人の方に寄って言った。
 リポーターは夫人に向かって、画面は夫人と美枝子の二人を映して、なおも続けた。
「博士はアインシュタインの相対性理論は間違っている、という論文を発表なさって一大センセーションを巻きおこした有名な学者ですが、ご家庭ではどんな方ですか」



117 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/03(水) 16:59
なんか有無を言わさない暴走機関車のようなスレッドだな(笑
あいかわらず偏執的な超ちゃん(ワラ
誰も呼(読)んでないのにね(大爆


118 名前: サソQ 投稿日: 2001/01/03(水) 20:20
ただいま。疲れたからソッコーで寝る。んじゃ。

ちなみに、狼は群で行動します。





119 名前: イレソブ 投稿日: 2001/01/03(水) 21:13
ふぅ、正月三日間朝から晩まで酒飲んでて気持ちわりぃ・・・。

>サソQ、誤認逮捕
久しぶりっ♪ 俺も正月早々おりーぶの相手してらんないから
しばらく見てなかったよ。
サソQは帰ってきたばかりかな?

つー事でまた飲みに逝ってくる。わかりやすいように他の板で
おりーぶの基地外ぶりが爆発してるとこを貼っとくぜな。

マスコミ板=http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mass&key=977393456
物理板=http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sci&key=977435692



120 名前: サソQ 投稿日: 2001/01/04(木) 15:35
>イレソブ
リンクサソキュー! だはは! こんな事になっていたのか! オモロイ!
リアルタイムで観たかったな、こりゃ。騙りまで覚えるとは感心感心。

しかし、どこにでも飛んでくるね、じいさんは。スギ花粉のように。
これ読んでて半日潰れたよ。
そろそろ金杯の予想でもしよ。んじゃ!


121 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/04(木) 21:29
「どんなと、申されても・・・・ごく普通の父親ではないでしょうか。この子が小さい頃はよく遊園地などにも連れていったものです」
「そうですか。ところで、噂によると、お嬢さまと茅場さんは恋人、いや許婚とかお聞きしたのですが、暫らくは別れ別れですね」
 誰がそんな、マスコミはすぐあらぬ噂を作る、と心の中で思ってみたものの、それは夫人も認めていた事実なので、
「はあ、でも茅場さんは日本のため、ひいては世界のためのお仕事で向こうにいらっしゃるのですから、いたし方ございませんわ」
 と、考える暇もなく、口に出た言葉をそのまま夫人は言った。テレビカメラは夫人から美枝子、そして茅場の方にアップでパンしていった。
 スタジオから、博士に謎の天体の行方を聞くように指示が出たようで、リポーターが博士に向かって言った。
「理論物理学の学会では大御所であられる藤川教授が、昨日、N大学の天文観測の結果を分析して、謎の天体など無い、冥王星の軌道が少し変化したのは、おおきな彗星か隕石でも衝突したのだろう、というコメントを発表されましたが、武田博士のグループはどのようにお考えですか」
 テレビカメラとマイクがぐっと武田博士に寄った。
「今回の異常事が、そのような一事件であってほしい、これはみんながそう思うところでしょう。とくに観測結果の分析をそういう目でみると、そうなるのが現代物理学の特徴です。いつも言っているように、特に相対性理論がそうです。真理を追求しようとしないのです。いつも観測結果を数学で合わせ込もうとします。それで科学者は満足してしまいます。・・・・藤川君の分析の仕方にケチをつけるつもりはありませんが、わたしの計算では、冥王星はその公転周期が短くなりました。つまり謎の天体は冥王星の公転方向とは逆の方向から侵入して冥王星の軌道を変えたのです。したがって必ずこの謎の天体は太陽系内に入ったに違いないのです。一刻も早くこれを見付けだして、飛来軌道を計算しなくてはならないと思っています。もし、天王星や土星、さらに内側の木星などの軌道をも変化させるほどになったら、地球には図り知れない異変が起きるでしょう。わたしたちは、これから中国政府の要請で、あちらで観測し、データその他の発表もすることになりますが、日本にも優秀な関係機関の天文観測グループがありますから、その活躍を期待しましょう。冥王星の軌道が安定したから、もう安心だというように捉えてはいけないのです」
 カメラに向かって一気にしゃべった博士は汗を拭いながら時計を見た。
「武田博士のご一行は時間のようです。謎の天体を早く見付けだすことを願って、ひとまずスタジオの方にお返しします」
 リポーターとその他3人のスタッフは素早く機材を片付け、次の取材現場に行くのだろうか、迅速な行動とともに待合室を出ていった。
  一息ついた博士は
「それでは、諸君、見送りありがとう。行ってくるが留守をくれぐれもよろしく頼む」


122 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/04(木) 21:30
と、グループのメンバーを見渡して丁寧に言った。
「はい、わかりました。観測は怠らずやります」
「でも、その結果を計算分析するには・・・・」
「時間はかかるけど、ぼくたちだって大きな変化くらい見付けだせるよ」
「そうだ、その意気だ。判りにくいことがあったら、電話をしてくれればいい」
 と、博士はメンバーを励ました。
 手荷物をまとめた茅場もみんなに向かって言った。
「ほんとにありがとう。重たい観測機材の梱包、大変だったね。昨日紫金山天文台に無事に届いたという報せがあった。さっそく明日から、それらを取り付けて観測に入るよ。先生もおっしゃったように留守をよろしくね」
「茅場さんの方こそ大変だと思うけど、頑張ってね。・・・・白浜さんもね」
 と、例の涙もろい女性研究員がまた大きな涙を流して、白浜の手をとって言った。
 白浜もちょっと胸が熱くなったが、しかし、みんなと別れるのがそんなに辛かったり悲しいことではなかった。手を握り返して、大きく振りながら言った。
「大丈夫よ、わたしは。力仕事はみんな茅場さんに頼むから。わたしが心配なのは食物だけ。ぶたぶたになって帰ってきたらどうしょう」
 またどっとグループのみんなが笑った。美枝子も今度は笑った。何のこだわりもなく、気持ちよく出発させたいという心境に変わっていた。夫人も微笑んでいた。
「じゃ、ここで諸君ともお別れしよう。わたしたちはサテライトの方に行くことにする」
 博士は茅場と白浜をうながして先に歩きだした。
 特別待合室を出ると、相変わらず人々の右往左往があった。航空会社のカウンターが並んでいる広い出発ロビーが一望に見渡せるアップフロアには左右に階段がある。みんなは左側を下りた。右側は出発ロビーに入る入り口があるので、混雑しているようだったからである。この出発ロビーは当初は搭乗する人しか入れなかった時期もあるが、今は出発する人の知り合いである証明があれば、入れるようになっている。
「さようなら。いってらっしゃい」
「元気で」
「昇さん・・・・」
 美枝子は茅場の荷物を手渡しながら、一度は顔を見たものの、胸がつまり下を向いて、やっとの思いで声をだした。
「じゃね。行ってくるね。電話する」
 茅場は小さい声で美枝子の耳元で言った。
 夫人も淋しげだったが3人に手を振った。



123 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/04(木) 21:31
京滬線で南京駅に到着したのは、その日の午後7時過ぎだった。東京では8時過ぎである。駅には孫万歌教授をはじめ政府関係者も入れて、数人の出迎えが来ていた。はるばる日本から応援に来てくれたとあって、大変な歓迎ぶりで、あっという間に手荷物がそれぞれの出迎えの人に渡ってしまった。ほとんどの人が日本語が達者である。孫教授は日本に何年も留学していたし、李鵬陽や趙先雲なども日本で教育を受けた若手の学者である。アクセントが違うだけで、立派な日本語を使いこなす。
 人民日報の記者とカメラマンも来ていた。一人一人挨拶をした時、白浜宏美を見て少しびっくりしたようだった。博士が、「コンピューターのソフト開発では第一人者で、今回の観測では軌道計算を素早くやってのける複雑な計算をプログラミングした本人です」と説明すると、記者は、「そうですか、頼もしい」と、何度も白浜を覗き込みながら、盛んに記事の素稿を書いていた。写真もかなり撮ったようだ。
 その記者とカメラマンとは、駅で別れて、残った中国側の関係者4人と博士一行3人は2台のタクシーに分乗して、南京大学の寮に向かった。広い街路で、車は少ない。道路両側にはうっそうとした樹木で埋まっている。プラタナスである。かつての日本人による南京大虐殺があったところとは思えない平和な街である。
 十分もかからないで、寮に着いた。それぞれの個室に案内されて、荷物を置いたあと、一息つく暇もなく、今日はご馳走をするといって、三門楼賓館に連れて行かれた。鼓楼から中山北路を北西に五、六分行ったところである。昼間なら城壁が見えるが、その向こうに南京長江大橋がある。三門楼賓館は南京大飯店などと並ぶ長い歴史を持つホテルで、昔はイギリス領事館だったこともある豪華な造りの建物である。
 南京市では一番料理が美味しいところだといって、特別室に案内された。すでに政府筋の特別接待として予約がしてあったようで、博士は、従業員の態度やサービスが違っているように感じた。料理がつぎつぎに運ばれてきた。
「本当に遠いところはるばる来てくださいました。ダオ シェ ニン ダ バン マン」 と、孫教授が乾杯を促してグラスを持って言った。ちょっと中国語にも訛りがあるようであった。ダオではなく、北京ではドゥオである。茅場はそんなことを考えながら、博士にマオタイをついだ。
「ウェイ リー ジョン ヨー ハオ ガン ベイ」
「乾杯」
「乾杯」
「マオタイは強いよ。あまり飲まない方がいいと思うよ」
 茅場は白浜に小声で言った。
「わかってる。・・・・中国の方って本当にお酒に強いのよね」
 と、言いながらも、白浜は少し口をつけて、ごほんごほんと大きな咳をした。大きな、といっても若い女性の咳は可愛いい。すぐ、傍の政府関係の世話人が、お嬢様にはビールがいいでしょう、といって有名なチンタオピーチューをもってきてくれた。
 孫教授が、湯呑みの中のお茶で箸をがちゃがちゃいわせているので、白浜が、孫教授には聞こえない囁き声で茅場に尋ねた。
「ねぇ、何なさってるの?」
「あぁ、中国の礼儀作法の一つなんだ。ぼく達もやろう。ぼくのする通りやって」
 と、小声で白浜に指示し、最近では特に改まった席とか、高級レストランでしか、中国の人もやらなくなった作法をした。まずお茶を湯呑みに7分目ほど入れて、その湯呑みを洗う。洗うといっても軽くすすぐように回せばいいのだが。そして今度はその中に箸を入れてがちゃがちゃいわせて箸を洗う。そのお茶は茶壷に捨てる。そして新しいお茶を入れて、ゆっくり飲む。これだけのことであるが、気が付くと皆がやっていたので、白浜はほっとした。
「昨日夕方、荷物が届きました。早速明日からお仕事ということになりますが、よろしくお願いします」
 孫教授が丁寧に挨拶をした。


124 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/04(木) 21:32
「はい、わかっています。機材の取り付けをお昼に済ませ、夜から早速観測に入ります。・・・・ところで、冥王星の軌道変化が落ち着いてきたことはご存じですか?」
 と、博士は食事より仕事の話の方がよいとばかり、話をきりだした。
「はい、チリのS天文台の発表が先日ありましたね。しかし、私どもの観測ではまだ確認は出来ておりません。というよりお恥ずかしい話ですが、数時間の観測だけで軌道計算できるほどのコンピューターを持っておりませんので、まだですといった方が正確なのですが」
「コンピューターというより、軌道を計算するソフトの内容でしょう」
「それとCCDカメラ」
 と、茅場が口をはさんだ。
「ああ、話には聞いていますが、わが国のものは、まだ200万画素程度です。今度お持ちになったCCDカメラはエレメントはいくつですか」
「400万画素です」
 茅場が答えた。
「ジェン ダ マ?」
 李鵬陽と趙先雲が同時に声をだした。
「はい」
「それは心強い。それがコンピューターと直結されるわけですね」
 と、李鵬陽が言った。
「そうです。計算プログラムを作ったのが、こちらの白浜君です。NASTRANなど高度なソフトを駆使しています」
 と、博士が言ったが、すぐ白浜は、
「計算式を開発したのは、茅場さんですの。わたしは、ただそれをアセンブラー言語を使ってプログラムしただけですわ」
 と、はにかみながら言った。



125 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/04(木) 21:33
「ああ、やはりアセンブラーですか。BASICなどではいけませんか」
 と、今度は趙先雲が白浜に答えて貰いたいというように、彼女に向かって言った。
「いけないことはないですが、時間がかかりますね。プログラムも長くなしますし。わたしはアセンブラーだけでなく、マシーンワードも織り混ぜて組んでいます」
「ひぇー、たまげた」
 趙がすっとんきょうな声を出したので、皆がわっと笑った。
 それにしても、ひぇーとか、たまげたなどという言葉をどこで覚えたのだろうか、そう思いながら博士は、
「とにかく計算速度が早く、三十分ほど連続に追跡すれば、その軌道を正確に計算してのける素晴らしいものです。良い助手を持って幸せです」
 と、茅場と白浜を見ながら言った。
「すごいですね。もう百人力です」
「早く見たい」
 口々に感心したり、誉めたりしていたが、孫教授が急に真面目な顔になり、武田博士に尋ねた。
「一体、冥王星の軌道が変動した理由は何でしょうね。武田さんはどうお考えですか」
「今のところ、観測結果だけで言えば、軌道が落ち着いたということは、大きな彗星とか隕石が衝突して、軌道をちょっと狂わせた、ということだけかも知れません。しかし、私たちのその後の軌道を綿密に計算したら、公転周期が小さくなっているのです。今まではご承知のように公転周期は248年でしたが、計算によると245年になっています。軌道は内側に寄ってきました。これは明らかに、何かとてつもない大きな質量を持つ物体が公転軌道方向の反対側から、内側に躍り込んで来たことを意味します。しかも一週間ほどの間に軌道変動が落ち着いたのですから、この物体は物凄いスピードであったに違いありません」
「なるほど。・・・・冥王星というのは、本当に不思議な運命を持っている星ですね。もともと冥王星は海王星の衛星だったのですよね。これがたまたま通りかかった、大きな天体が衝突して海王星から離れて太陽の周りを回る惑星になったのですから」
「そうなんですね。冥王星の軌道傾斜角は十七度もあり、惑星の中では特異な存在であることや、その質量組成が月や水星型であることから、昔は海王星の衛星だったことは今では通説になっていますね」
 と、李鵬陽と趙先雲が起源について語った。
「そのことですが、たまたま通りかかった、というのではない、と私は最近思うようになったのです」
 と、武田博士が言った。
「どういうことですか」



126 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/04(木) 21:35
 身を乗り出して孫教授も、他の二人も、聞き入ろうとした。
「現在の太陽系は、三世代目くらいであることはご存じと思いますが、その前の太陽が燃え尽きて爆発し、超新星になった時の飛び散った残骸が、非常に長い周期で、現在の太陽系の周りを回っているのではないかというものです。それこそ何万年という長い周期で。これが周期的に近付いては、太陽系に異変を起こしているのです」
「そういえば思い当ることは過去何回もあったようですね。六千万年前の恐竜絶滅は巨大隕石の地球への落下によって、もたらされたというのもそれですね。六千万年から七千万年くらいの周期で地球上に異変があったことは地質学上の調査ではっきりしていることですし」
 孫教授は食事そっちのけで、話を深く掘り下げようとした。
 茅場と白浜は、よほどお腹がすいていたとみえて、はじめはアヒルが可哀相などと言っていた南京板鴨を美味しそうに雑談をしながら食べている。
「そうです。はぐれた小惑星が隕石となったものもあるでしょうが、非常に大きい周期でしかも大きな地球的規模の異変は、その超新星の残骸によるものであろう、というのが私の考えです。したがって偶然の産物ではなく、必然なんです」
「じゃ、今回の冥王星の軌道変化も、只の偶然ではなく、その超新星の残骸が、太陽系に入ったということですね」
 と、趙が言った。
「とすると、非常に重たい天体でしょうね」
 今度は李が口をはさんだ。
「その通りです。地球上のどんな大望遠鏡でも冥王星の傍にそんな天体は発見できなかったのですから、きわめて小さな、かつ質量はとてつもなく大きな天体でしょう」
「早く見付け出したい」
「そうだ、そうだ」
 李と趙は興奮気味に、お互いの顔を見合わせながら言い合った。
 料理は山東系の北京料理と違って、南京は江浙系で海老や蟹料理がうまい。特に上海蟹は揚子江下流に生息する淡水の蟹で、非常に美味しい。この十月から一月頃までが食べ頃である。




127 名前: 超常現象 投稿日: 2001/01/04(木) 21:38
しかし、超常現象はおこらなかったのである。

長らくご購読戴き、誠にありがとうございました。
一身上の都合により、今日をもって連載を打ち切りにさせて頂きます。

2001年1月4日 超常現象 かしこ


128 名前: :暴君イレソブと逝ってよしブラザーズ 投稿日: 2001/01/04(木) 22:01
まだ正月のアルコールが抜けてないなぁ(;´Д`)

>サソQ
去年の暮れはじじいのおかげで退屈せずにすんだにょ(ワラ
サソQがいなくなった途端に活発になったからねぇ。
物理板にマスコミ板に天気板、挙句の果てにラウンジの
「悲惨な1〜」にまで登場してたからね。
「あぁ、サソQがいたら喜んだだろうなぁ」って思ってたよ(・∀・)

その間になんと競馬板に「おりーぶは何処に?」みたいなスレも立った
んだよね(ワラ
スレ整理ですぐなくなっちゃったけどさ。
もちろん俺が立てたんじゃないんだけど、あれはいったい誰が
立てたんだろう?



129 名前: 暴君イレソブと逝ってよしブラザーズ 投稿日: 2001/01/04(木) 22:10
あっ、忘れてた。

おりーぶ=超常現象=150億年、逝ってよーし!


130 名前: 誤認逮捕 投稿日: 2001/01/04(木) 22:43
>>127ヘタレおりーぶ

誰も購読なんてしてねえよ!金を払って読んだことなんてねえぞ!
つーか金積まれても購読なんてするかよ!
「かしこ」だと?テメエ性別まで偽っていたのか!国語の勉強しろっての。
一身上の都合って国語のドリルを一生懸命やらなきゃいけないからか?
それとも経営難でパソコンを差し押さえられたのか?

まあいいや、達者で暮らせよ!おりーぶおじさん、いや、おりーぶおばさん。


131 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/05(金) 01:03
>>128
えーっと、すいません。私の仕業です<「おりーぶは何処に?」みたいなスレ
あなた方のようにおもしろい煽りはできませんので、隠れファンとして、
勝手に協力させていただきました。これからも頑張ってください。


132 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/05(金) 07:41
 次の朝、茅場昇は小鳥の声とともに目が覚めた。寮といっても学生寮とは少し離れた奥まったところにある、森の中といったところで、百舌や四十雀、山鳥、呼子鳥などたくさんの小鳥が一斉に鳴き始める。いつまでも寝ていられない、といった朝である。
 八時に寮の食堂に集まるということになっていたので、茅場は少し早めに来てみた。しかし、もう白浜宏美は来ていた。広い食堂であるが、入り口付近にいたので、すぐわかった。学生もかなりいた。
「お早ようございます」
 と、明るい笑顔で白浜が挨拶をした。
「お早よう。よく寝られた?」
「ええ、疲れていたせいか、よく寝たわ。昇さんは?」
「うん、昨日飲みすぎたせいか、ちょっと頭が痛い。飲みつけないものを、あまり飲むといけないね」
 と、頭をとんとん叩きながら笑って言った。
「お部屋、全然片付いていないの。これから半年も暮らすんだから、少し機能的にお部屋に、持ってきたものを整頓しようかと思ったけど、時間がなくって」
「そうだね。ぼくもだよ。乱雑そのままだよ。今日は忙しそうだから、明日以降だね」
「洗濯物など、持ってきて」
「いやいや、いいよ。そんなこと。自分でやるよ」
 とは言ったものの、心の中ではやって貰おうかな、という気持ちがふっとよぎった。そういう茅場の気持ちが態度に出たのか、白浜はさっとそれを見抜いた。嬉しかった。
「遠慮しなくていいのよ。美枝子さんには黙っておくから」
 そう言って、にこっと子供っぽく茅場を見て笑った。茅場も思わずそれに応えるかのように笑ってしまった。
 ちょうどその時、外で車の音がして、李鵬陽と趙先雲の二人が入って来た。やはり、この近くの寮に入っていると昨日言っていた。大学の車だろうか、それともチャーターしたものか、ワゴンの、お世辞にも立派とはいえない車に一緒に乗ってきた。
「ニイ ザオ」
「おはよう、ございます」


133 名前: あなたの前に名無しさんが・・・ 投稿日: 2001/01/05(金) 07:42
二人も昨日は随分飲んだようだったが、いたって元気だ。頭が痛いなど、そういう気配は微塵もない。
「昨夜はよく寝られましたか。お風呂のお湯はよく出ましたか。寒くなかったですか」
 と、李が白浜宏美に一気に尋ねた。
「はい、おかげさまで。・・結構でした」
 別に問題ありませんでした、というのが、結構でした、という言葉になってしまったので、自分でもおかしくなってクスッと笑った。
「ああ、元気で何よりです。一日目からして、風邪をひいたとか、お腹をこわしたなど、トラブルがあったのでは、デリケートなお嬢さんにワルイですから」
 と、趙も大きな声で笑いながら言った。すかさず茅場も、
「このオジョウサン、ちっともデリケートではありませんで、とってもタフね。何でも食べるし」
 と、白浜に向かって言った。
「まあ、昇さんったら」
 茅場がこんな冗談を言うのは何ヵ月振りだろうか、白浜宏美は顔を赤らめて、ポンと茅場の腕を叩いて、喜びを表現した。
「武田先生はまだのようですが、あの辺に座りましょう」
 と、趙が言って、そちらに移動しようとした時、ちょうど博士が急いで入ってきた。寝不足気味で、目が真っ赤だ。
「いやあ、わるい、わるい。寝坊してしまった。あれから、ちょっと気になる計算が残っていたので、やっていたら、すっかり寝るのを忘れていたんだ。気が付いて寝たのは四時過ぎていたよ」
 熱中したら傍に爆弾が落ちても判らないくらいの人物だから、さもあらんと茅場は思ったが、
「先生、そういうのは、今日コンピューターをセットしますから、私たちがやりますよ。無理をなさらないで下さい」
 と、困ったように言った。



134 名前: 実況・五十嵐二郎 投稿日: 2001/01/05(金) 11:13
あ〜っと!ここでおりーぶ、ageage攻撃だ〜!!しかし効果は今一つか!
最近では攻撃にバリエーションが出て来たおりーぶ選手ですが・・・
あ〜、残念ながらお時間になりました。それでは皆さん、さようなら。


135 名前: 暴君イレソブと逝ってよしブラザーズ 投稿日: 2001/01/05(金) 11:44
>>131
アハハ、なるほど。どもどもサンクスですぅ♪
あのスレがそのまま残ってたら秘密基地として使わせて
もらおうと思ってたんですけどねぇ、スレ整理されるんだったら
俺が一度ageときゃ良かったなぁ・・・。

>誤認逮捕
こんなの金払って見たい奴なんて「アンドロメダなんたら」って女
だけっしょ(ワラ

つーかじじい、書くのやめたんじゃねぇのか?

さぁて今からお昼まで会社の便所に隠れて金杯予想しよっと。
「金杯で乾杯!」ってなんないかなぁ・・・(;´Д`)




136 名前: モロQ 投稿日: 2001/01/05(金) 13:52
>アンドロメダロ11ロ星雲たん
ピロシキサーバーのエラーは
パルナスピロシキ食うとイイと思いますですよ(;´Д`)ハァハァ
もしくは、マイクにむかって
「ハドソン! ハドソン!」
って叫んでみよう。




137 名前: アンドロメダロ11ロ星雲 投稿日: 2001/01/05(金) 14:15
>超常現象さん
もうこの作品は終わりなの!?とビックリしました(@O@)
でもまだ続いてられるようでひと安心です。

>モロQさん
どなたか存じませんがピロキシサーバーの件、ありがとうございます。
早速調べてやってみます。
ですが私の使ってるマウスにはマイクがありません。
それに使っているソフトはWindows98でハドソンのバンゲリングベイでは
ないのですが大丈夫なのでしょうか?



138 名前: アンドロメダロ11ロ星雲 投稿日: 2001/01/05(金) 14:19
ゴメンナサイ・・・。
>>137はピロシキサーバーの誤りです(T_T;)エーン


139 名前: モロQ 投稿日: 2001/01/05(金) 15:18
>アンドロメダロ11ロ星雲たん
>ハドソンのバンゲリングベイではないのですが大丈夫なのでしょうか?
俺の使っているX1は問題無く稼動してるからダイジョブだと思うよ。
そんな事より、俺が金杯取ったら二人でポートボールしませんか?(はぁと
トウショウアンドレが勝ったら君の為にポビットするよ♪
http://www.page.sannet.ne.jp/t_ebi/ajian.gif



140 名前: モロQ 投稿日: 2001/01/05(金) 15:42
あ〜ぁ・・・300倍だって(;´Д`)
クラフトマンシップ引っ掛けてたのにぃ。

どうでもイイけど浜崎あゆみは氏ね。





141 名前: 暴君イレソブと逝ってよしブラザーズ 投稿日: 2001/01/05(金) 16:07
クラマンから逝ってオペラ抜け。
エリモとスプレンダ2頭を頭にして買ったつもりが
エリモ-ダイタク抜けてたよ・・・(;´Д`)

ダメだね、PATの電話で買うやつは。
慣れてないから何買ったかわかんなくなっちゃうにょ!




142 名前: 誤認逮捕 投稿日: 2001/01/05(金) 21:24
クッソー!性懲りも無しにまたあの支援者の女が現れやがったか!
そういう事をすると奴が図に乗るからいい加減にしろよ!
イレソブ氏、サソQ氏、またおかしな奴の出現と言っていいのでしょうか?
対策を練らないといけませんな。

おかげで中山、京都共に2着馬の同枠の馬に◎を打ってしまった。
相手はちゃんと勝ち馬に流していたのに・・・


143 名前: アンドロメダロ11ロ星雲 投稿日: 2001/01/05(金) 22:18
>モロQさん
いろいろとやってみたのですがやはりダメです・・・。
http://2ch.to/~webmaster<BR

こんな画面しかでてきません・・・。
残念ですが超常現象さんのHPに行くのはあきらめます。
ところでトウショウアンドレとアンドレザジャイアントは関係ないですよね?

>誤認逮捕さん
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ!
もうここには・・・、できるだけこないようにしますので
どうかお許しくださいませぇ!(×◇×)




144 名前: "超常現象" 投稿日: 2001/01/06(土) 09:42
アンドロメダロ11ロ星雲さん、じゃんじゃん来てぐたさい。
外野の連中はほっときましょう