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■危地妄想手記■(俺専用)
1 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:47
俺は電子キャラメルを口に差し込んだ。
すると死ぬほどすっぱい蟻の味がした。
機械の体になる前に食った蟻の味だ。

そういう比喩が適当だと俺のマスターブレインが伝達してきた。
俺の脳みそはここにはない。

脳管理センターに保管されている。

俺は18の時、キチガイと診断され、機械化手術を受けた
その手術は国の補助金により無料で受けられるのだ。
俺はただなら、受けても良かろうと思い、担当医師の勧めで機械の体を得た。
しかし知らなかった…


2 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:49
頭が空になり、脳みそが国に管理されることになるとは、
これでは補助金で自分の脳を売ったのと同じだ。
インフォームドコンセントを十分に受けなかった俺は
現在その担当医師と民事裁判中である。

もし俺が、法律にそむくようなことをしようとすれば
おかしな電波が全身を流れ、体は完全停止する。
そして、警察がやって来、必ず既遂犯として処罰されるのだ。


3 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:50
つまりは殺人を犯そうとしたなら、俺は殺人未遂罪ではなく、殺人罪
で起訴されることになる。

何の特もないこの体を手に入れ悩んでいたところに
現れたのがキリス・アンだった。


4 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:50
キリスは青いフィーメールである。

みかん色の美しい髪をなびかせて
ボアパークのカフェでウェイトレスをしている。


5 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:51
俺はいつもそこで朝食を食う、
キリスも俺に気があるに違いない、
そうでなければあんな笑顔を毎日見せるはずがないのだ。


6 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:51
俺はキャラメルを食い終わると
朝行ったばかりのあのカフェに向かい歩き出した。

すると目の前に新しい巨大なブックセンターが
出現していた。


7 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:51
俺は「文盲詩人」を買おうとその本屋へと入った。
入ったとたんに、その目当ての「文盲詩人」がないことが分かった。


8 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:52
この書棚の配列の仕方は文盲詩人をおいてある感じではないからだ。
俺は店員に声をかけ「文盲詩人」は出ているかとたずねた
すると「ああ出ていますよ」と
ふざけた声で返事をしたので、
結構ですとだけ言い、店を出ることにした。


9 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:52
本があるとかないとかなどどうでも良いのだ、ただ
あの店の光が気に入らなかった。


10 名前: 北味の印 投稿日: 2000/11/22(水) 06:53
俺の目にはあのタイプの蛍光灯は危険だ。ただそれだけだ。


11 名前: 夢見る名無しさん 投稿日: 2000/11/29(水) 02:26
これ気に入ったんだけど、これで完結なの?
続き、きぼーん。

10日後に上げます。


12 名前: 夢見る名無しさん 投稿日: 2000/12/12(火) 02:03
あげるよ。


13 名前: 夢見る名無しさん 投稿日: 2001/01/11(木) 01:40
あげあげ。

早く書いてよ。
続き見たい。